とあるイタリアンシェフの脳みそ

ECHI&DOLCEポンテベッキオ シェフ浅井のブログ。日頃考えていること、感じていることなんかを時々綴っていきます

3月31日

2011年03月31日 | 日記

とうとう残すところ、あと1日になってしまいました。

特に3月に入ってからは、あっという間に時間が流れて

気がつけばとうとうって感じです。

先週末の「スッドザファイナル」もたくさんの方々に遊びにきていただき、大盛況を収めることができました。

ご来場いただいた皆様、この場で失礼ですが御礼申し上げます。

イベントの模様はまた後日報告ブログをつくりますね。

日々のこと以外に、イベントの事、新規店舗に関わるいろいろなミーテイングや説明会、雑誌などの取材関係

試作もあれこれ、発注関係など、大きなことから、小さなことまでいろいろあって

最後やねっとたくさんの常連の方々、知人たちにも遊びに来ていただいていて

とても忙しくさせていただいています。

 

なんか終わる実感もないし、ゆっくり今までを振り返る余裕もない。

まあ、振り返らなくてもいいか。

4月1日以降はスッドの撤収、掃除と荷物梱包、つまり引越しの準備。

ECHI PONTEVECCHIOの薪窯の立ち上げ、火入れの開始。毎日オープンまで焼き続けます。

ECHI&DOLCE PVの引渡し後は清掃、器財一式の搬入、試作、ミーテイングもできるだけ時間をつくります。

JRさん、三越伊勢丹さん、それぞれ研修があるみたいで、けっこう大変との噂・・・。

おそらくこの一ヶ月もあっという間でしょう。

開店までによい商品づくり、よいチームワークづくりができるようにがんばろうと思っています。

 

また追々、いろんなことをお伝えしようと思っています。

まずはあと1日、全力でやりまーす

 


いよいよというかとうとうというか

2011年03月21日 | 日記

なんかタイトル読みにくいっすね

スッドの営業も残すは10日あまりとなってしまいました。

まだやわと思っていたクローズも、もうすぐそこまで来てしまっています。

7年半のご愛顧に感謝です。

この3月はその感謝の気持ちを込めまして、いろいろなキャンペーンを実施中です。

「15時以降ピッツァ全品半額」もやってますしー

「スッド思い出コース RICORDO」もやってます。

 

さて来る3月27日、日曜日

閉店前最後の週末の夜6時より

「スッド ザ ファイナル」を開催いたします。

毎年夏8月の最後の日曜日の夜に行っていた,スッド夏のピッツァ祭りのような感じで

¥3500(税込)でお腹いっぱい食べ放題

ピッツァはもちろん、前菜もパスタもお肉も魚も、ドルチェも

ガンガンつくります。

http://blog.goo.ne.jp/tom-spv/e/0c9e0a0fe26126a94bb4dce835a2471e 

夏はこんな感じでした

 

東日本大震災の多大な被害でとても苦しい状況のなかでのこのイベント。

不幸中の幸いで被害のなかった僕らの住む町。

本当にいつどうなるかわからない。

健康で平和に暮らしていけている、この普通に幸せを感じ

今できることを精一杯やる。

このイベントではポンテベッキオとしても

できるだけたくさんの義援金を送れるようにと考えています。 

 

これがスッドの最後のイベントになります。

ぜひぜひ皆様、お誘い合わせの上、ご来場くださいませ

 

 

 

 

 

 


3月のランチメニュー紹介 メインディッシュ編

2011年03月20日 | グルメ

なにかとバタバタしていて大変遅れてしまってます・・・。

「黒毛和牛バラ肉のスペッツァティーノと季節の野菜のアラビアータ」

スペッツァティーノっていうのは、一口大に角切りした肉の煮込み料理のこと。

黒毛和牛の首の付け根から腕のまわりにかけての部位を一口サイズに切り分け、

塩、コショウ、小麦粉をまぶして香りよく焼く。

白ワインと赤ワイン、玉ねぎ、人参、セロリのソフリットとブイヨンで柔らかくなるまで煮込む。

この肉に煮込んだときの煮汁をぐっと煮詰めてからめておく。

別のフライパンで芽キャベツやロマネスコ、マッシュルームをローストする。

ロマネスコはこれ

もうひとつのフライパンでニンニク、唐辛子の香りを出して、トマトソースを加えたら

そこにグッと旨みの詰まった肉とローストした野菜たちをいれて

とろーんとするまで絡めていきます。

これ一皿でけっこう野菜食べれますよ 

「鮮魚のポワレ 八尾若ごぼうの含め煮添え トマトとハーブのソース」

大阪・八尾の特産品「若ごぼう」

根(短い)、茎(長い)、葉の全てつかえる今が旬の野菜です。

大阪の人はなじみがあると思いますが、関西以外のかたはご存知ないかもしれません。

 

こんな野菜です。

まず水洗いして、土やヒゲを取り除いたら根はスライス、茎、葉はざく切りにしておきます。

仔牛の骨、丸鳥、さらに手羽先と香味野菜などで取った、常備している基本ブイヨンに

生ハムの硬い部分を足して煮出したスープを作ります。

若ごぼうの根、茎をオリーブオイルで軽くソテーして、この生ハムスープでコトコト炊いて、

途中葉も加え食感を残しつつ柔らかくなったら、そのまま冷まして味をなじませます。

魚はオリーブオイルとバターとでじっくりポワレしたら皮目にオリーブのペーストを薄くナッペ。

みじん切りにしたエシャロットとトマトの角切りを炒めて、タラゴンなどのハーブの刻みを加えた

温かいフレッシュトマトとハーブのソースを添えて仕上げています。

 

僕達スッドも残すところ2週間をきりました。

 

ご愛顧に感謝と大阪駅もおねがいします、の想いを込めての

フェアーも継続中ですよ

 

 

 

 

 

 


3月のランチメニュー紹介 パスタ編

2011年03月14日 | グルメ

「モルタデッラと緑の野菜の熱々クリーミーラザーニャ」

 モルタデッラというのはイタリア・エミリアロマーニャ州の州都ボローニャで古くから作られてきた

ソーセージのこと。こちらをごらんあれ

http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/b/be/Mortadella.jpg

このハムと柔らかく火をいれたほうれん草、マスカルポーネ、リコッタ、パルミジャーノ、ナツメグ+

マッシュポテトを入れて一緒に煮込んだベシャメルソース+

玉ねぎとセロリのみじん切りをじっくり炒めたソフリットをあわせてフードプロセッサーでミキシング。

サヴォイキャベツ、菜の花もざく切りにして、それぞれ柔らかく加熱しておく。

イタリアのアジアーゴチーズやモンタズィオの削りを、温めた牛乳に溶かし込んだフォンデューソース。

茹でてうすくバターをからめたパスタ生地と、これらの素材たちを交互に重ねて(生地だけで5層ね)

さらにジャガイモベシャメルをかけてバターをのせてオーブンで熱々に。

オリーブオイルとちょっとだけアクセントにブラックオリーブのソースを散らしてます。

ほっとするイタリアの味。

野菜たっぷりでヘルシー

おすすめです

 

「スパゲッティ しらすとタケノコ入りあさりトマトソース 木の芽の香り」

めっちゃ簡単に言ってしまうと

スパゲッティ ボンゴレロッソに春の素材、しらすと含め煮にしたタケノコをいれて

木の芽の香りを添えたパスタです。(あさりはスープにしてしっかり入ってます)

スンマセン。

僕これ大好きなんです・・・・

 

パスタ編はこれにて

 

東北の方々 がんばってください

僕達も自分たちにできることを頑張ろうと思います。 

何らかのカタチで義援金に充てさせていただくことも考えています。


3月のランチメニュー紹介 ドルチェ編

2011年03月12日 | グルメ

久しぶりのアップになります。

スミマセン・・・。

「パンナコッタ いちごのマリネとホワイトチョコレートのソース」

上質生クリームでつくったパンナコッタ。

うちのパンナコッタはゼラチンではなく卵白をつかって湯煎焼きでゆっくり火を通していきます。

ほんのりハチミツ風味のパンナコッタにフレッシュいちごのマリネと

とろりホワイトチョコレートのガナッシュソースをかけ、さらに上からホワイトチョコをふんわり削って仕上げてます。

リッチな味わいですよ

「焼きりんごのパイ マスカルポーネムース添え」

串切りにしたりんごは一度コンポート。

中まで煮込みあがったりんごを今度はオーブンでじっくり焼きます。

そして冷やしてから表面を薄くキャラメリーゼ(砂糖をまぶして焦がすこと)します。

ジャムになるまで煮込んだりんごのピュレを、ザックリ焼いたパイ生地と焼きりんごでサンドし、

マスカルポーネとイタリアンメレンゲでつくったムースクリームと

コンポートした煮汁とりんごの皮でつくった赤いソースを添えて仕上げました。

タルトタタンを解体した感じっすかね。

 

どちらも納得の仕上がりです。

 

スッドも残すところ3週間ほどになってしまいました。

ラストスパート頑張ります。

よろしくお願いします

 

 

と、ここまでは何日か前から下書きを始めてまして・・・

 

東日本大震災でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに

被害地の方々に心よりお見舞い申し上げます。