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メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

63、ノイシュバンシュタイン城へ行った日

2013年04月08日 | 魂の旅立ち
大きな学生寮の様な宿、朝食も学食みたいな場所だった。
そしてホント欧米の若い人たちだらけ、自分の場違い感が半端無かった。

前日調べた電車を目指す。
宿が駅から遠かったのでトラムに乗り、トラムを降りてから走って汗だくになって何とか電車に間に合った。
トラムの時刻表まではわからないのでこの辺が難しい。

電車に数時間揺られてると周りはすっかり雪景色。
このシーズンでもこんなに美しい雪化粧の風景が見れるとは思わなかった。

そうして辿り着いたフュッセン。
もうすっかりどっぷりな観光地、観光の為の街といった感じ。
駅前にはノイシュバンシュタイン城方面行きのバスが電車の到着に合わせてスタンバっていて、乗る人は早く乗って!といった空気感を出している。
流れに乗ってバスに乗り数分揺られているとノイシュバンシュタイン城の麓へ。

小高い山の上に見えるノイシュヴァンシュタイン城の景観がもう半端ない!

近くにあるホーエンシュヴァンガウ城とのセットのチケットを買う。
ツアー形式になっているのでどっちのお城とも入れる時間が決まっている。

まずはホーエンシュヴァンガウ城のツアーへ。
英語のツアーに参加したがなかなかジョークを言うガイドさんで面白かった。

そして40分ほど歩いてノイシュヴァンシュタイン城へ。
美しい湖や雪化粧の山道を登る。
舗装されてるしなだらかではあるがそれなりにしんどい道。
それが嫌な人は馬車がしきりに行き来しているのでそれに乗る。

ここで問題なのだが・・・それだけ馬車が行き来している道は馬糞だらけでかなりきつい匂いに満ちている。
歩きの人はそこをゼェハァ言いながら歩かなければならない。
なかなかの地獄で、僕は持病の偏頭痛を発症させていた。

時間があったので城の近所の売店でホットドッグとコーラを買って休んでいた。

そうしていよいよノイシュヴァンシュタイン城へ。
撮影禁止だったが驚くべきメルヘンチックなお城でした。
やり過ぎなほどロマンチックに作られた内装。
ヨーロッパの観光名所の有名なところは基本どんどん巨大化しているのに反してこのお城はコンパクトでとことんまで美を追求した印象。
外観も凄まじく美しいが内装も息を呑む様な美しさ。
ディズニーがモデルにするのも深く納得。

作ったルードヴィッヒ2世は物凄くロマンチックでメルヘンな人だったようで相当共感してしまう。

長々とヨーロッパを旅しているが、ヨーロッパの民族の美意識の高さは本当に感服する。

まったりとバス停に戻る、次のバスまで結構時間があり、多くの人々がのんびりとそれを待っていた。
僕はこんな所に独りぼっちでやってきてしまった、とまた考えていた。

そしてフュッセンに戻り、迷ったがミュンヘンには帰らずアウグスブルクへ。

アウグスブルク駅前は再開発の様な状態だった。
トボトボとロマンチック街道らしい場所を目指して歩いた。
結構距離はあったが流石ロマンチック街道の街だけあって歩いているだけでも心地よいお洒落な街だった。
アウグストゥスの像を観て教会に行って。

日本食のファストフード店があったので入る。
日本カレーを食す、美味かった、懐かしかった。
日本カレーも日本でしか食べれない特別なメニューだね。

そのお店の店員さんは僕の注文を取るとき以外はず~~~っと電話していた。
そしてちょっと不気味な謎のおじいさん(多分お店の人ではない)がずっと店の中に居て片付けをしていた。
なんてシュールな空気感か・・・。

アウグスブルクの街並みを楽しみながらブラブラ。
ブラブラしながら駅へ。

かなり遅めのミュンヘン帰還となったがそこから更にニンフェンブルク城へ。
もう夜中と言ってもいいような時間、人気がない真っ暗な道を歩いた。
しかし整頓された人口の大きな池もあって、昼に来たらさぞ綺麗だっただろうなー、って空想をしながら歩いていた。
広大な敷地でどこからか若者たちの騒いでる声が聞こえていたのでちょっとその場所は避けた。
夜中だがニンフェンブルク城はランナーが居たりしてのどかだった。

日本同様ヨーロッパはランナーが多い。
しかも美しい歴史的な建造物の敷地を走れて羨ましい。

連日夜中まで彷徨う僕のミュンヘン旅。

宿に帰ると宿に付いている地下のディスコの凄い喧騒。
1階の僕の部屋はその喧騒を直撃。

仕方なく勇気を出して地下に行きビールを飲んだ。
若者たちがコレでもかってくらいにはしゃいでいる。
色んなグループがそれぞれに楽しんでおり、ハリウッド映画で見るようなハイスクールな空気感を堪能した。
一人で居るのなんて僕くらい、アジア人なんて僕くらい。
「あの一人で座ってビール呑んでるアジア人はなんなんだ・・・」という目線をチラチラ受ける、みんな僕をチラ見してくる。
しかしこの頃には結構たくましい旅人になっていたので、「踊れガキども!」って心持ちで彼らを見ていた。

取り敢えずつまらないので部屋に戻る。
翌日も朝早いので寝たかったがうるさくて寝れなかった・・・。
ディスコから戻ってきたガキどもが信じられないデリカシーの無さで廊下で騒ぐので怒り!

そんな夜。

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