メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

ジャッキー・コーガン

2013年05月03日 | 映画
ジャッキー・コーガン を観た。


刑務所から出所してきたダメ人間な若者二人組が、依頼人に頼まれ悪の組織がやっている賭場を襲いかねを奪う。
そこを襲ってもかつて組織と揉めてぎくしゃくな関係の人間マーキー(レイ・リオッタ)が疑われると聞かされていたから。
案の定マーキーは疑われ、組織に雇われた殺し屋ジャッキー・コーガン(ブラッド・ピット)はマーキー殺しを依頼される。
ジャッキーは真相を知るが、それはそれとして、とことんプロフェッショナルに事を収めるために容赦の無い最善の道を選ぶ。

って話。


映画の情報をチラッと見て「あ、俺の好きそうなアウトロー系な映画っぽい」と思ったので観てみた。
まさにその通りで期待通りの映画だった。

何ともけだるい、どうせうまく行きっこないじゃん・・・って若者たちの行動。
そういう破滅的な空気感は嫌いじゃないのです。
映画の中くらいはとことん駄目な人間の破滅を観ていたいものです。

制作にブラッド・ピットが関わっている。
例えば同じようなポジションの代表格としてトム・クルーズが思いつく。

確かにトム・クルーズも偉大な映画人だが、
ブラッド・ピットはトム・クルーズのようにとことん自分をヒーローにしないのが素晴らしい。
そこはとても好感が持てる。

今回のジャッキー・コーガンも予告ではスーパーな殺し屋みたいに思えるが、
実際観てみると結構人間臭い殺し屋で、上手く行かず焦る姿なんかも描かれている。

ジャッキーだけじゃなく、登場人物みんなが実に人間味溢れていて見応えがある。
そういう要素が物語に熱を帯びさせる。

レイ・リオッタも素晴らしかった。
悪人顔の彼をうまい事活かす物語であった。

ベン・メンデルスゾーンも素晴らしかった。
やはり彼が活きるいい役柄だった。


そんなわけで6点です。


特に誰が報われることが無い物語。
こういうB級ハードボイルド映画は好物なのである。
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