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ナインイレヴン 運命を分けた日

2017年09月22日 | 映画
ナインイレヴン 運命を分けた日
を観ました。


2001年9月11日、早朝。ニューヨークのワールドトレードセンタービル・ノースタワー内。
二人の男女が、とある弁護士事務所で離婚調停中だ。夫のジェフリー(チャーリー・シーン)は、ウォール街の億万長者。
家庭より仕事優先で世界中を飛び回っていた。
17年連れ添った妻イヴ(ジーナ・ガーション)は、そんな身勝手な夫に失望し、離婚を決意。
離婚したくないジェフリーは必死で妻を説得しようとするが結局は口論になるばかり。
バイクメッセンジャーのマイケル(ウッド・ハリス)、美しく着飾ったティナ(オルガ・フォンダ)、ビルの保全技術者のエディ(ルイス・ガスマン)、そしてジェフリーとイヴの5人は偶然同じエレベーターに乗り合わせる。
突如、ビルに正体不明の飛行機が激突し、彼らは北棟の38階辺りに閉じ込められてしまう。
外部との唯一の通信手段はインターコムを通じて話せるエディの同僚でオペレーターのメッツィー(ウーピー・ゴールドバーグ)だけ。彼女からアドバイスを受けながら脱出の方法を探るエディたち。
彼らは、崩れ落ちるビルと恐怖と闘いながら外への逃げ道を探す。
そんなとき、奇跡的にイヴの母ダイアン(ジャクリーン・ビセット)から電話が鳴り、イヴは自分たち夫婦が閉じ込められたことを伝える。
やがて5人は極限状態の中、それぞれの人生を振り返る。
改めてイヴの存在の大きさを感じたジェフリーは、イヴに約束をする。
「二度と淋しい想いはさせない」
そんな彼らが極限状態で下した決断とは──。


マルティン・ギギ監督です。
アルゼンチンの人みたいですね。

タイトルからわかる通り9.11の映画です。
いつもの前情報無しで観に行ったのでどのようなものなのか?と結構不安な気持ちで見に行きました。
チャーリー・シーンって個人的にはコメディ的なイメージが強いのでそこもどうなのだろう?と思っていました。

9.11に関する映画はもう何本も見てきましたが、未だにこのテイストで作られるということは、
アメリカ人には相当インパクトの大きい事件なのでしょう。
まあアメリカ人に限らず世界中の人々にとってもそうだと思いますが。
この事件を扱った作品を見るたびにアメリカ人のアメリカらしさを痛感しますね。

設定としてはワールドトレードセンタービルのテロでエレベーターに閉じ込められた5人の人々の密室的なやり取りです。
9.11は事件の規模が大きいだけに映画はあるポイントにフォーカスしたものばかりですね。
中でもコレは非常に狭い範囲にフォーカスしている印象です。

9.11系の映画では小規模な作品ではありますが、実際の衝突、崩壊の映像を使うだけで緊迫感や緊張感は半端ないです。
当時の自分の状況すら思い出して何とも言えない気持ちになりました。

演出はノーマルですがそれなりにしっかりとした作りでした。
役者に売れっ子を起用していないのは逆に何かいいリアリティになっていました。
僕の苦手な人の話を聞かないヒステリック演出が強めだったのは少々しんどかったですが。

チャーリー・シーンは久々に観ましたが、クレバーで仕事では英雄ですが家庭ではダメ人間のあるある設定でした。
困難の中でそこまでヒーローでは無いですが、一番知識とリーダーシップがあって絶望的な状況に細やかな希望を与えていました。

その妻役をジーナ・ガーションが演じていました。
夫と離婚していたがっていてヒステリックで少々面倒くさかったですが、母親らしさがよく出ていました。

整備士役をルイス・ガスマンが演じていました。
ビルに一番くわしいので率先して行動していました。
健全ないい人のようであり実は欠陥人間というのは何か急に物語に没入しやすくなったポイントだった気がします。

9.11を扱った割にはちょっと印象弱めですが、怖さはしっかりとありました。
少々ネタバレですがエレベーターの落下は怖かったですね。

実話ベースらしいですが、どこまで忠実なのか?
ラストシーンはとても印象的でした。
何か、深いのに深く描いていなくて印象的でした。


そんなわけで6点。
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