メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

沢山のお祝いメッセージをもらう一日

2014年08月19日 | 思い出
50歳の人と絡むと俺は若者扱いされる。

俺から見れば20歳なんて若者だが、
中学生から見ればおじさんだ。

年齢を言い訳に何かをする人と、
年齢を言い訳に何かをしない人は愚かだと思ったりする。

時間とは長さより密度が重要なのである。

それなりの家族と仕事を手にして適当な日常を過ごして
サラリーというものを受け取って暮らす選択肢も確実にあったわけだが
辞めてしまった。

アラフォーだってのに一旦全部捨てて海外へ行ってみた。

多くの旅人に出会ったが、
アラフォーでそんなデビューをした人間は俺以外には居なかった。

日本での暮らしの基盤を次々と止めなければならなかった。
あれほどの捨てる行為はもう戻ることなんて不可能と思わされる行為ではあった。

しかしそのお陰でだいぶ手にした物もあり、
何かを手に入れるには先に捨てることが必要なのだとも知れたわけだ。

世界や地球の文化に初めて触れることが出来て、
生まれた時に匹敵するほどのインプットが得られた。

その後日本を旅して被災地も巡って
己の現在地をもっと明確にした。

金無しコネクション無し仲間無しで新たに仕事を開始してちょうど一年。
その間たった一人で法人まで作ったりしたが、
なんとか今日まで生き延びてた。

この一年で長年休んでいたライブ活動を再開したのも非常に大きな進歩だった。
自分には音楽しかない!という看板を盾に生きてきたので、
口先だけでは終われない。

自分は何事も口先だけでは終わりたくない。

そして今年も誕生日。
もろもろのSNSから沢山のお祝いメッセージを頂いたが、
それはとてもいい気分にさせてくれるものだった。
当然SNSのシステムに促されてのメッセージだが、
40以上もメッセージを頂いてそれに返信した。

来年もそうしてもらえるように生きねばと思わされた。

変化は早く、手にした手段は明日にはゴミになってしまうような時代に思えるのだが。
未だ世界は俺には複雑過ぎて生きるに値するのかと、毎晩苦悩するがもう後には引けない。

映画大好きな俺は選択を迫られた時、
これが映画ならばストーリーはどう展開すべきか?
と考えることにしている。

自ずとドラマチックなちょっと勇気を求められる方の選択肢を選ぶ。

この先自分の人生がどうドラマチックになるかわからないけど、
今のところはそんなに悪く無いと思っている。

悪くない歳の取り方である。
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