メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

思い、思われ、ふり、ふられ

2020年08月15日 | 映画
思い、思われ、ふり、ふられ
を観ました。


明るく社交的な【朱里】(浜辺美波)、内向的でうつむきがちな【由奈】(福本莉子)、クールな【理央】(北村匠海)、爽やかで天然な【和臣】(赤楚衛二)。
偶然出会ったタイプの全く違う4人は、同じマンションに住み同じ学校に通う高校1年生。
親同士の再婚で「家族」となり、朱里に言えない恋心を抱える理央。
そんな理央に憧れるけど自分に自信が持てない由奈。和臣に惹かれていき、自分の感情に戸惑う朱里。ある秘密を目撃してしまい自分の気持ちに蓋をしてしまう和臣。
一人の告白をきっかけにそれぞれの感情は複雑に絡み合い、相手を思えば思うほどすれ違ってしまう。
4人の切なすぎる《片想い》の行方は——


三木孝浩監督作品です。
好きな作品が多く青春モノでは今や第一人者くらいになりましたね。
そんな三木孝浩作品に大好きな浜辺美波が出てるので必見でした。
北村匠海が相手となるとキミスイのゴールデンコンビですね。

三木孝浩監督に対する毎度の感想ですが。
一歩間違えば、ちょっと腕の足りない監督がやったら激さむになりそうな題材をしっかり感動作に仕上げますね。
今作も遠からずそんな作品だったと思います。

文字やあらすじを単純に説明したらそこまで魅力的な題材、展開では無いと思いますが。
非常に高品質に描いていたのでキュンキュンしました。

この手の映画を見ると男子校出身の自分からすれば全部雲の上の悩みや苦悩ですからね。
思い思われ振り振られな学園生活なんてゼロですから。
根本登場人物たちの恋の悩みや苦悩に共感できない部分は大きいです。

いかにも少女漫画な設定。
同じマンションに住む4人の高校生の青春。
好き同士が望まずに姉弟になってしまい複雑になっている環境。
羨ましくてたまらなかったですね。
シンプルにわかりやすくテンポよく四角関係な状況説明がありその方面のやり取りへと進みます。
きれいに四角関係です。

意外と展開が早く中盤までにその構図が大きく変わるのは良いと思います。
序盤はそれぞれに恋に悩んでいる若者たち、後半はじれったいムズキュン的な展開で。
ふたつの味を楽しめるような内容でした。

映像はいつもどおり滲んだ青春テイストでフリからの解も早めでテンポは良いです。
原作を全く知らないですが意外と長いお話をギュッとしてるのかな?って印象でした。

主演の4人の若手俳優たちの演技が良くてそれがかなり今作の肝でした。
ベタな展開もわざとらしくも無く上質に描写していました。

主演の浜辺美波は相変わらず魅力的ですね。
なんかちょっと痩せすぎにも見えましたが強気でポジティブで今までの彼女にあまり無いキャラクターでした。
個人的にはセンセイ君主やピュア!みたいなコミカルコメディな役が好みですが。
とても魅力的な女の子像を演じていて相変わらず可愛かったですね。
彼女を見るために劇場に行く価値はあります。

同じく主演の北村匠海はとてもハンサムで演技も上手で好きです。
今作では鈍感すぎるだろ!なツッコミを入れたくなる自己中なキャラでした。
そんなキャラも彼がやると様になってカッコいいです。

福本莉子は今まででも一番良い感じの役で観ました。
この子は浜辺美波の作品によく出てくると思ったら同事務所なのですね。
今作の役は非常に良くて浜辺美波を食ってしまいそうなほど魅力的で存在感ありました。
ドS人間の自分にはかなりグッと来るもじもじキャラでした。
今作で一気に自分の中での好きが高まりました。

赤楚衛二は最近良く見かけますが今作が一番印象的でした。
いかにも仮面ライダーなハンサムなルックスですがそういう軽さも感じていましたが。
今作では深みのある雰囲気を出していて浜辺美波に対峙する相手として十分でした。
今後ビッグになる可能性も感じますね。

ちょっと突っ込みたくなるシーンも多かったですが青春を体感できてキュンキュンしました。
そして流石の三木孝浩クオリティでした。


そんなわけで7点。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 8日で死んだ怪獣の12日の物語 | トップ | ぐらんぶる »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。