もっともっともっと弁えて慎ましやかに

僕は食べるのが遅い、めん類をすすって食べたりもしない。

僕は食べ物をガツガツ食べたり、
めん類をズルズルすすって食べる人が嫌いである。
大まかに食欲が旺盛な人間を見下している。

大抵の日本人男子はそうやって食べるので自分がマイノリティであることを自覚している。

ガツガツ食べている人や
激しい音を立てて食べている人を見ると

生きるの必死かっ！

と突っ込みたくてたまらなくなる。

お前ごとき人間、別に宇宙に必要とされていないのに、
歴史に名を残すことも無いのに、
一生懸命食事するやんか！
エネルギーを必死に体に取り込んでるやんか！

仕事で外に出る予定がある時、
昼飯の時間を必死に予定に組み込んでいる人間を見ても同じ気分だ。
「・・・となると時間が殆ど無いから昼はこっちで食べていった方がいいな」
「・・・いや向こうで食べたほうがいいな」


何処でも食べなくていいからっ！


昼を一回位抜いたって別になんてことは無い。

そもそもお前ごとき人間が生きていることの意味が相当希薄なのだから。


折角二足歩行の人間に生まれたのに、
何だって考えられる人間に生まれたってのに、
食事の事で頭を満たすなんて、
神への冒涜ですわ。