メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

俺アカデミー賞 2012 (その弐)

2013年01月20日 | 映画
俺アカデミー賞のつづき。

例年のように厳選した20本、僕の心に響いたベスト20の発表です。
と去年は沢山観たのでベスト30の紹介。

もし見ていない作品があればコレを参考に観てみて下さい。



1、鍵泥棒のメソッド
(とにかく最初から最後まで全く隙がなく、ずっと面白かったです。こういうハイセンスなコメディ大好きです。個人的にはコレが昨年一番印象に残った映画でした。内田けんじ監督のセンスは大好きです。巧妙過ぎる物語とそれを魅せる演出がパーフェクトなんですよね。)


2、レ・ミゼラブル
(時々好き嫌いを越えてホントに人生に残る映画があります。例えばこの映画あの映画館で当時の恋人と観て思い出深いなー、って感じで。セブンとかジュラシックパークとかインデペンデンス・デイとかタイタニックとかアバターとかそんな感じです。コレは一人で観てしまいましたが、もしも恋人と観てたら人生に刻めたな、って思える映画でした。大メインクライマックスはホント感動でした。大事な人と観ることをオススメします。)


3、しあわせのパン
(癒される~ってタイプの僕の好きな映画です。こんな優しい暮らししたいと本気で思えましたし。僕の心の波長と丁度一致するような優しくて美しい印象的なシーンが多かったです。僕も”好きな暮らしがしたいです、好きな場所で、好きな人と”)


4、ALWAYS三丁目の夕日'64
(お馴染みシリーズですが、今までで一番の完成度だったような気がしました。3Dになったこともありますが、その時代の素晴らしさがよく伝わりました。そしてめっちゃ泣けました、人情のある、優しさに溢れた映画ですね。過去を美しく描いてしまうのは人間の性でしょうが、確かにその時に在った素敵なモノは忘れたくないものです。)


5、おおかみこどもの雨と雪
(こういうのはめっちゃ弱いです。冒頭から切なすぎて、終始切なくて。ホント母子3人で健気に生きていく物語で。というかお母さんの健気に頑張り続けるその姿にもう感動です。ずっと泣いてましたが、クライマックスの一言に滝のように涙が溢れました。コレは声優をしてた宮崎あおいにもあっぱれです。思い出すだけで泣けてしまいます。)


6、メランコリア
(とにかく芸術的で魂が刺激されました。所謂難解な物語ですが、そういう物語は心の深い部分をえぐってくれる事があります、コレはそれです。心底凄い!と思えました。コレが憂いの究極の表現かも、と思えました。一生忘れられない様な印象的なシーンの連続でした。もっと世の中で注目されてもいいと思います、歴史的な名画だと思います。最近こういう映画が減ってきた気がするので余計に価値がありました。)


7、ファミリー・ツリー
(僕は美しいハワイを舞台にした映画が大好きなのですが、そのハワイの風景だけでもうジーンとしてしまうのですが、この映画はその期待に答えてくれます。そしてそれを越えてのハイセンスな演出と物語。綺麗な起承転結でラストには大感動でした。ジョージ・クルーニー史上最高だし、娘役のシャイリーン・ウッドリーも素晴らしかったです。ラストショットは本当に素晴らしく忘れがたいです。エンドロールで涙が溢れ出す感じでした。)


8、人生はビギナーズ
(しっとりと感動させてくれる素晴らしい物語でした。もうポロポロと泣けてしまいました。健気な愛犬の可愛らしさも素晴らしかった。近年のユアン・マクレガーは良い作品に出ますね。)


9、ヒューゴの不思議な発明
(マーティン・スコセッシの本気度を感じられる映画でした。らしからぬファンタジーで。3Dで描かれた独創的な世界は非常にアーティスティックで心踊る世界でした。それは子供の頃夢見たようなウキウキする世界観でした。映画そのものの良さをうったえる様な物語も素晴らしかったです。個人的にはなによりクロエ・グレース・モレッツちゃんが可愛くて可愛くて3Dで観れたのが最高でした。


10、スープ~生まれ変わりの物語~
(まずこの映画はチープな低予算な感じのセットや演出です。しかしそれを忘れさせるほどの素晴らしい物語。もうね、感動の予感がプンプンしながら物語が進んで行くのですが、まーその期待に答えてくれるオチ。場内、すすり泣きだらけで、僕も泣きまくりました。更に刈谷友衣子、広瀬アリス、橋本愛、大後寿々花など若くて優秀な女優さん達が素晴らしい演技をしてました。特に刈谷友衣子には相当心掴まれました。)


11、桐島、部活やめるってよ
(とある一日をクラスの色んな人間の目から観たパターンでひたすら繰り返す始まり。こういう手法の群像劇は今までもいくつも観て来ましたが、コレは本当にハイレベルでした。そうしてちゃんと展開していく物語、ちゃんとやってくるクライマックス。高校という世界のリアルな人間関係も見事に描いていたと思います。高校はちょっと残酷な程の格差社会、だからこそそれぞれから観た視点によって全然別物になってしまうという見事なやり方ですね。)


12、映画と恋とウディ・アレン
(ウディ・アレン映画をより好きになる見事なドキュメント。それに見合うウディ・アレンという人間の魅力。題材にするには最高のウディ・アレンを題材にしたこと、多くの役者陣がインタビューに参加してること。今やるには最適の企画だと思うし、とても価値のある映画だと思います。)


13、僕達急行 A列車で行こう
(森田芳光監督の遺作にして最高傑作でした。僕は森田芳光監督のこの感じが好きだったのです。この映画の画期的なのは主人公の二人のキャラが殆ど同じってところ。普通バディ・ムービーならば対象的な二人を主人公にするところですが内気な電車オタク二人がほんのり頑張る様な映画。遊び心ある独特な映像や演出も良かったです。)


14、BRAVE HEARTS 海猿
(コレはもうハリウッド大作に負けないクオリティの大作ですね。物語の盛り上げ方が見事過ぎます。それに見合う設定や役者陣の演技。純粋に興奮するし感動しますよ。劇場で観るには最高の日本映画って気がします。踊る大捜査線の方が最近イマイチハネれない分こっちはどんどん良くなっていきますね。)


15、劇場版 紙兎ロペ
(僕に言わせれば、これぞハイセンス!特にコメディのセンスって言うのは視点に最も現れやすい。コレに目を付けるか!コレをこう描くか!の連続。ちょっと嫉妬すら覚えるほどの見事なセンスです。)


16、ソハの地下水道
(久々にずっしりな映画を観てずっしりの感動でした。僕はナチスのユダヤ人虐殺系はホント怖くて憂鬱になるのですよね。がっつりそれ系の映画でしたが、息が詰まるような緊迫感とちゃんとしたオチもあって感動でした。長めの映画のラストの感動的なシーンに音楽を流さないって手法に酷くハイセンスを感じました。)


17、その夜の侍
(日本映画らしい日本映画でした。この映画の特徴として役者陣の演技が素晴らしかったです。堺雅人凄かったです、ラストシーン凄かったです。山田孝之も相当なもんでした。又僕の好きな感じの演出が多かったです。印象的な台詞も多かったです。)


18、アニマル・キングダム
(久々にかなりの熱量の映画でした。前のめりで観てしまうほどのめり込める凄まじい空気感。いやあ本気の感情をくすぐられる様な素晴らしい演出。物語はただのワルたちの暮らしですが、ワルたちの演技が凄い!もう嫌な気分になる程の素晴らしい役者達でした。それなりの起承転結でちゃんと後味も残してくれます。)


19、ソウル・サーファー
(実話だけあってまさに魂(ソウル)に響きました。サーフィンしませんが、サーフィンシーンの興奮度や事故の緊迫感など素晴らしい演出だったと思います。暗い気持ちにもなりますが、アメリカ人特有の陽気さ南国感も味わえて良かったです。人生に挫けそうな人は一度観てみて下さい。ひょっとしたらかなり励まされる、勇気を貰える映画になるかもしれません。)


20、ダークナイト・ライジング
(ダークナイトシリーズの最後の作品として見事な作品でした。冒頭から圧巻の映像で、そうして敵の絶対悪っぷり。バットマンのやられっぷりや深い憂い。ヒーロー映画のイメージを大きく覆した功績は大きいと思います。)


21、黄金を抱いて翔べ
(井筒監督らしいアウトローな人間たちのハードボイルドな物語。キャスティングも絶妙でした。妻夫木聡、浅野忠信は流石の演技派で見事井筒映画を作っていました。終始退屈しないカウントダウン・クライム・サスペンスって感じでこのクオリティのこのテイストの日本映画を他に余り知らないので価値があると思います。僕は関東人ですが井筒監督の創りだす関西感がホント凄いと思います。)


22、わが母の記
(とにかく演技派役者陣の演技が凄かったです。映画で静岡弁を聞いたのも初めてで良かったです。そして何においても樹木希林の痴呆症の演技がスーパーでした。コレは日本アカデミー賞間違いなしじゃ無いでしょうか。宮崎あおいも素晴らしかったです。ちょいちょい笑わせてくれる分、泣けますよ。)


23、北のカナリアたち
(予想通りの高品質映画でした。とにかく森山未來の熱演に涙でした。設定や物語展開からもう感動は予想できたのですがね、それを上回る熱演でした。)


24、あなたへ
(高倉健のスーパーな映画でした。それに吊られるように参加してた役者陣の演技がみんな素晴らしかったです。流石にクライマックスは感動でした。僕もこんな放浪の旅をしたいです。)


25、宇宙兄弟
(想像以上にハイスペックな映画でした。踊る大捜査線や海猿に匹敵するような大掛かりな大作日本映画の誕生だと思いました。それくらいの完成度が有りました。キャスティングも含めこの企画をこの仕上げにしたのは素晴らしいと思いました。男のロマンがある映画です。)


26、ガール
(予想外にいい映画でした。心に響く名言が多かったです。僕は男ですが女性が観たらもっと心に響くと思います。香里奈と麻生久美子の共演ってのも嬉しかったですね。)


27、もうひとりのシェイクスピア
(世間の注目度的に勝手な低めの期待度で観に行きましたが、かなり予想外に大作でビックリでした。ローランド・エメリッヒ監督だし、コレを宣伝しまくって全国上映しない理由がよくわかりません。その辺の配給会社の事情がよくわかりません。コレをボーン・レガシー位の規模で上映しろよ!って気持ちでした。セットや衣装の完成度、毎度の壮大な映像力といい高品質な大作です。そうしてシェイクスピアに関して勉強になります。)


28、ドライヴ
(ハードボイルドでアウトローな非常にクールで硬派な映画でした。主人公の男の悲哀がたまらなかったです。そうしてヒロインのキャリー・マリガンがかなり可愛かったです。結構残虐なので気をつけて下さい。)


29、カラスの親指
(上映時間の長さも納得な凄い物語展開でした。村上ショージの役者っぷりもなかなか良かったです。下手ですけどその下手さを上手に活かしてました。主要キャストの5人が絶妙だったし、その仮想家族のアットホーム感もとっても良い感じでした。)


30、ドラゴン・タトゥーの女
(流石のデビッド・フィンチャー作品でした。狭い島の中で起きた過去の失踪事件を暴くというとても引き込まれる設定。僕の求めるハリウッドサスペンスの良い部分がよく出てました。ドラゴン・タトゥーの女を演じたルーニー・マーラは凄かった。)


次点に挙げたいのも幾つかありますが、ひとまずこの30本に入った映画は偉大です。
成功の映画です。
世界一センスのいい僕が選んだのですからね。
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