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コンフィデンスマンJP 英雄編

2022年02月26日 | 映画
コンフィデンスマンJP 英雄編
を観ました。


“英雄”と謳われた詐欺師〈三代目ツチノコ〉が死んだ。
その元で腕を磨いた過去を持つダー子、ボクちゃん、リチャード。
当代随一の腕を持つコンフィデンスマンによって密かに受け継がれる〈ツチノコ〉の称号をかけ、3人の真剣勝負がはじまる。
舞台は世界中のセレブが集まる世界遺産の都市〈マルタ島・ヴァレッタ〉。
狙うは、莫大な財を成し引退したスペイン人の元マフィアが所有する、幻の古代ギリシャ彫刻〈踊るビーナス〉。
それぞれの方法でオサカナに近づく3人だったが、そこに警察さらにはインターポールの捜査の手が迫っていた・・・。
果たして最後に笑うのは誰なのか!?
まったく先の読めない史上最大の騙し合いが始まる!!
そして、本当の〈英雄〉、最後の〈真実〉とは—!?


田中亮監督です。
ドラマの演出家が本職ですが今シリーズは映画もやってます。

ドラマから全部見てきてますがぶっ飛んだコメディで巧妙ででんでん返しの極みみたいな作品をやり続けていて好きです。
映画になって毎作豪華なゲストキャストがありますが、今作は生田絵梨花が出ているので乃木坂ファンとしては必見でした。

今まで見続けているのでどうしても疑いながら観てしまいます。
作品のテーマ通りに、見えてるものが全部ウソじゃあないか?と。
それでもちゃんと楽しめる流石の物語でした。
やってることはいつもどおりで予測できる部分とできない部分がありますが、
特別変えることもなく変わらず面白いのは立派だと思います。

今作は主要の3人でコンレースをする展開で地中海のマルタ共和国が舞台でした。
個人的にマルタは旅した経験があるので思い入れが強い国です。

きっと疑わずに見た方が楽しいのでしょうが疑いながら見ても楽しめました。
木更津キャッツアイ的に序盤で表面、終盤に裏面が描かれるパターンです。
作品の特性上裏面の描写がかなり多くてそこが痛快ポイントですね。
表面で描かれている疑問は裏面描写でちゃんと回収されますし。
振りに振ってるので回収劇はボーナスステージのようです。

今まで敵だった人が味方になったり、過去作に出てきた面々もカメオ的にちょいちょい出てきたり。
過去作で構築されてきたキャラクターの特性や関係性なども見事に反映していました。
この相当複雑な物語にそういうお約束を不自然さなしで入れ込むのは見事です。
古沢良太脚本のクオリティの高さには感心してしまいます。

主演の長澤まさみはいつもどおり振り切った演技で最高ですね。
デビュー時からファンをやらせてもらってますが彼女の数あるヒットキャラの一つで最高峰ですね。

東出昌大も相変わらず騙されるキャラで重要ですね。
プライベートでお騒がせですが自分はそういうのは興味なく役者としては好きです。

小日向文世は今作はいつにも増して黒幕感があり暗躍してました。
序盤に出番が少なくてなにかあるとは思いましたが。

逆に小手伸也はいつにも増して存在感がありもう4人のメインキャストという印象でした。

ライバルの江口洋介も健在でしっかりと重要なポジションでした。
子供の頃からの憧れですが今でも変わらずカッコよくいてくれるのはありがたいです。

大好きな生田絵梨花が思ったより大きな役でそれだけで嬉しかったです。
露出も多くセクシーでちゃんと乃木坂の枠を越えた仕事をしてるのがひしひしと伝わりました。

城田優も重要な役でしたが外人なルックスが作品に良くマッチしてました。

ダー子達を邪魔するインターポールの刑事役が瀬戸康史でした。
今作の敵と言っていいポジションでとても重要な役でした。

広末涼子や織田梨沙、全作に出た関水渚なども少しながら出てて嬉しかったです。

松重豊、真木よう子、梶原善、高嶋政宏、徳永えりなど脇役も豪華でした。

人気シリーズのクオリティを維持した満足度高いエンタメ作品でした。


そんなわけで8点。

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