メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

ドラマ批評 2016冬

2016年03月31日 | テレビ
今クールのドラマも一通り観終えたのでその感想を。


・家族ノカタチ
香取慎吾と上野樹里によるホームドラマ。
それぞれ自分の時間を持ちたい独身貴族なのに家族に巻き込まれ二人の距離が近づく物語。
最初は仲が悪い二人が結ばれるという典型的なパターンですが、結構引き込まれました。
何よりこの香取慎吾が演じていた男が自前のピクルス作ったり炭水化物控えたり独自に健康管理してたり理屈っぽくてイチイチ面倒臭い感じでまるで自分を観てるようで辛かったです。
確かに男は四十歳になると自分の生活と結婚してしまうものだと納得。
最終回のラストの二人の感じは非常に素敵でほんわかした。
6点。


・臨床犯罪学者 火村英生の推理
自分の結構好きな方の斎藤工と窪田正孝による本格ミステリー。
犯罪捜査に協力する大学の准教授と推理小説作家のコンビによるミステリー、ホームズの日本版を目指した感じでしょうか。
結構ダークな要素もあってトリックも毎度凝っていて結構好きでした。
5点。


・いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう
ちょっと純愛映画的なテイストを持った月九、視聴率の悪さが話題だったが非常にいいドラマだったと思う。
有村架純、高良健吾という若手実力派の二人、映画界で活躍する二人を主演にしてるのもいい。
そして高畑充希、坂口健太郎、西島隆弘、森川葵、高橋一生等今勢いのある若手が勢揃い。
何より自分が今イチオシの永野芽郁が出ていたので嬉しかった。
終盤には芳根京子も出ていたし。
田舎から出てきた若者たちが東京で苦悩する様を描いていて物語は非常に切なかった。
流石の坂元裕二脚本だけあって月九だが深みもあって。
ちょいちょいかなり泣ける良いシーンもあった。
ドラマでこのクオリティが見れるのはありがたいが、世間は逆に離れちゃうものかね?
8点。


・お義父さんと呼ばせて
年の差カップルで蓮佛美沙子の婚約者・遠藤憲一と蓮佛美沙子の父親・渡部篤郎が同じ歳というコメディ。
弱気でいい人の遠藤憲一とエリートで嫌味な渡部篤郎の確執、バトルを描いている。
この二人でコメディをやろうと思った発想力の勝利だね、非常に楽しめた。
山崎育三郎のコメディ演技がかなり素晴らしくてかなり笑えた、今後も活躍を期待。
毎度脇役でいい味をだす伊藤修子が今作ではかなりその良さを発揮していて良かった。
新川優愛はどんどん可愛く見えてくる。
7点。


・ダメな私に恋してください
深田恭子とディーンフジオカによるベタベタなラブコメ。
最近流行りのドSな男と奴隷的な女の設定。
深田恭子のコメディセンスがかなり素晴らしくて、深田恭子のフワフワな雰囲気をフルに活用していてかなり面白かった。
ディーンフジオカは最近見始めたばかりなのにまるで昔から日本ドラマ界で活躍していたかのような佇まい。
自分の好きな野波麻帆も出ていて良かった。
俺もたまには試合したいものだね。
7点。


・ヒガンバナ
女性たちだけで結成された捜査7課を舞台にした刑事ドラマ。
堀北真希を筆頭に高梨臨、檀れい、YOU、知英など女性支持を意識したようなキャスティングと内容。
DAIGOが出ていて堀北真希と恋愛的な展開になるが、今日本の男の頂点なのでは?と思うようなポジションですな。
リアルでもドラマでもこんな美女たちに囲まれて居て憧れしかない。
堀北真希はシンクロと呼ばれる独特の能力で捜査するが、肝心の内容はイマイチ。
予定調和とベタで小規模な軋轢を観させられるだけだった。
4点。


・フラジャイル
長瀬智也、小雪、武井咲、野村周平による病理医を主役にした医療ドラマ。
病院内の政治、病理医と臨床医の対決が主な内容。
毎度過激な展開でなかなか斬新な設定で長瀬のキャラも濃くて面白かった。
「僕の言うことは絶対だ」という決め台詞も嫌いじゃない。
6点。


・スペシャリスト
冤罪で10年刑務所に入っていた男がそこでの経験から刑事になったお話。
スペシャルドラマ等で何度か観ていたけどそのテイストのまま。
毎度そこそこなどんでん返しが起きる設定で結構視聴者を騙すような見せ方も多し。
特筆すべき点はさほどないどらまだが、草なぎ剛の上手さや独特のキャラは癖になる。
4点。


・ナオミとカナコ
最近のドラマにしては結構過激な夫殺しをする親友二人のお話。
広末涼子と内田有紀という一時代を築いていた元アイドルの女優の共演はよくよく考えると豪華。
そして未だに非常に美人である。
内容はかなりドロドロだがその割に結構爽やかに見れるのは時代かな。
上手くやったように見せて吉田羊にどんどん追いつめられていくのは毎度スリリングでドキドキだった。
かなり引き込まれるドラマだった。
7点。


・東京センチメンタル
寅さん的に吉田鋼太郎が毎度ヒロインに恋をしてフラれる一話完結のお話。
そして毎回東京のどこかの街を舞台にしてその魅力を伝える面もあって素晴らしい。
最近活躍している吉田鋼太郎が遂に主演になっているし、高畑充希がいい感じの世話役で。
とことん風情と人情味と人間味に溢れていて非常に良いドラマだった。
7点。


・わたしを離さないで
綾瀬はるか、水川あさみ、三浦春馬による暗いドラマ。
自分たちがクローンであることを知らず、ゆくゆく誰かに臓器や体を提供するためだけに作られた人々が通う学校。
絶望的で救いが無いドラマで、かなり実力派な役者を配置しているが内容はイマイチ。
ギャラの高そうな役者を使っている割にコスパが悪いドラマに思えた。
4点。


・いつかティファニーで朝食を Season2
前作はかなり好みだったけど、テイストも設定もそのままでシーズン2。
相変わらずリアルな女性描写と素敵な映像の質感とオシャレな朝食の情報で。
メインキャストの四人が相変わらず見事なキャスティングですっかりその世界に入り込んでしまった。
定期的に続けて欲しいシリーズである。
7点。


・怪盗 山猫
凄いキャラが強い山猫という怪盗の活躍を描いたドラマ。
土曜ドラマらしく子供も見れるようにわかりやすく極端な演出。
広瀬すずがイマイチその良さを発揮できていない感じがして残念。
そこそこ過激でなかなかのどんでん返しのドラマだった、がおじさんにはあまり楽しめないかな。
4点。


今クールは抜けて面白いドラマは無かった。
その反面酷くつまらないドラマも無かったかな。
いつ恋は個人的にはかなり好きなテイストで現在は有村架純時代であるということを印象付けるドラマだった。
高良健吾が連ドラに出たこともかなり快挙だった気がする。

深田恭子は今度ラブコメ市場をかなり賑わす予感がする。
こんなにコメディの才能があるなんてかなり驚き。

個人的には東京センチメンタルがかなり好みだった。
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