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メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

鑑定士と顔のない依頼人

2013年12月22日 | 映画
鑑定士と顔のない依頼人 を観た。


物語の始まりは、ある鑑定依頼。
引き受けたのは、天才的鑑定眼をもち、世界中の美術品を仕切る一流鑑定士にして、オークショニアのヴァージル・オールドマン(ジェフリー・ラッシュ)。
それは、資産家の両親が亡くなり、屋敷に遺された絵画や家具を査定してほしいという若い女性からの、ごくありふれた依頼のはずだった。
ところが──依頼人は嘘の口実を重ねて決して姿を現さない。
ヴァージルは不信感を抱くも、屋敷の床にもしそれが本物なら歴史的発見となる、ある美術品の“一部”を見つけ、手を引けなくなる。
やがて、彼女が屋敷の隠し部屋で暮らしていることを突き止めたヴァージル。
決して部屋から出てこない彼女と壁ごしのやり取りを重ね、我慢できずに姿を覗き見たヴァージルは、美しいその姿にどうしようもなく惹かれていく。
ところが、ある日、彼女が忽然と姿を消す─。
果たして奇妙な鑑定依頼の本当の目的とは?ヴァージルの鑑定眼は本物か、節穴か?
謎はまだ、入口に過ぎなかった──。


って話。


イタリアの巨匠・ジュゼッペ・トルナトーレ監督作品。
音楽も当然モリコーネの黄金タッグの作品です。

いやぁ面白かったです。
流石の巨匠っぷりを遺憾なく発揮したサスペンスです。

ニュー・シネマ・パラダイスの様なヒューマンドラマの印象が強いトルナトーレですが、
記憶の扉の様なサスペンスも好きです。

冒頭から謎めいた見事な導入。
謎すぎる依頼人に怒りと不信感を露わにしながらも惹かれていってしまう。
そんな依頼人クレアを演じたシルヴィア・ホークスがなかなか美人に描かれてて妖艶で素晴らしかったです。

そんなクレアに惹かれてしまう主演のジェフリー・ラッシュは近年すっかり売れっ子ですね。
ベテランになってからの大ブレイクでモーガン・フリーマンのようですね。
かなり世界観を持った俳優さんです。

友人役のドナルド・サザーランドがいいスパイスになってました。

同じく友人役のジム・スタージェスはイケメンで上手かったです。

非常に謎めいたドキドキの展開、
クライマックスにかなりの感動的なシーンへと向かう。
流石の映像力でサブイボな素晴らしい大雨の中の名シーンとなってました。
思わず泣いてしまいました。

しかしながらそこからの物凄い展開。
こんなどんでん返しありかね?というほどのショッキング。
モテない男が観たらトラウマになりそうな衝撃。

ラストにはプラハの旧市街広場へ。
今年行った場所だったのでとても懐かしい気持ちになりました。

とにかく引き込まれたし記憶に残る物凄い展開の映画でした。
絶対に忘れられない映画になるでしょう。


そんなわけで8点です。


ところで基本的にイタリアが舞台なのでイタリア語でやって欲しかったな・・・根本的な要望ですけど。
そんな事を思ってしまいました。

色んな国の言葉が少しずつわかってきたので言葉のニュアンスも今は僕にとっては重要になってきました。

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