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クリード 炎の宿敵

2019年01月13日 | 映画
クリード 炎の宿敵
を観ました。


ロッキーのサポートを受け、一人前のボクサーへと成長した亡きアポロの息子、アドニス・クリード(マイケル・B・ジョーダン)。
対する相手はドラゴの息子、ヴィクター。ウクライナの過酷な環境から勝ち上がってきた最強の挑戦者だ。
アドニスにとっては、父を殺した男の血を引く宿敵となる。
アポロVS.ドラゴから、アドニスVS.ヴィクターへ。時代を超えて魂のバトンが手渡される因縁の対決。
絶対に見逃すわけにはいかない。世紀のタイトルマッチのゴングが、いま鳴り響く!


スティーブン・ケイプル・Jr監督作品です。

個人的には期待を大きく上回り名画だった前作の期待値があり、今作はどうなの?という期待と不安で見に行きました。
監督が変わっていることも不安の種ではありましたが、全然クリードでした。
めちゃくちゃ面白かったですね。

極度の男のロマンの物語です。
男が一人で観に行って泣く映画です。

前作が大分濃くて盛りだくさんだったので非常に難易度高い続編だと思いましたがなんのその。
シリーズでもアポロに匹敵するライバルのドラゴ登場で出し惜しみ無しのパート2でした。
自分の世代的にはロッキーと言えばロッキー4が直撃の世代です。
4から入って遡った世代です。
そのドラゴのめちゃくちゃ強い息子がライバルになっての物語です。

本来は恵まれない環境のクリードですが、前作からの成功ですっかりセレブなチャンピオンです。
一方のドラゴはウクライナで貧しい暮らし。
なんとかのし上がろうとクリードをターゲットにしていく物語でした。
なのでどちらにも非常に感情移入したくなるようなバックボーンがあって見事すぎる前フリでした。

やられてからの反撃のストーリー、絶対に勝てなそうな相手に勇敢に立ち向かっていくストーリー。
これぞ僕が思い描くロッキーです。
本物のボクシングではありえないような殴り合い。
見ていて力が入りまくってしまいました。

そして前作同様、いよいよのシーンでかかる例の曲。
今作もアレンジバージョンでほのめかす程度ですが、それでも泣かずにはいられないです。
場内は男性の一人客が多かったですが、大半が泣いていました。
もちろん僕も泣きました。

主演のマイケル・B・ジョーダンはとにかく素晴らしいですね。
もうクリードにしか見えないです、コレ専門の俳優になっても全然良いと思います。
それくらいの価値があるシリーズだと思います。

シルベスター・スタローンは流石の存在感です。
なんか作り物みたいな顔になってきましたが、哀愁たっぷりの孤独ジジイっぷりを見事に演じていました。
エクスペンダブルズで元気な姿を見せるのもいいですが、こっちの年相応のナイスミドルもいいですね。
なんとかこのシリーズを続けてほしいです。

ドルフ・ラングレンはスタローンよりは若さを維持していて素晴らしいと思います。
エクスペンダブルズで先に絡みまくってしまってるのがちょっと再会の感動半減要素ですが。
それでもこの二人がいがみ合うのはたまらないです。
息子役も素晴らしかったです。

期待はしてましたが期待以上の面白さでした。
なんとかこのシリーズを続けていただきたいです。


そんなわけで9点。
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