メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

秒速5センチメートル

2013年01月27日 | 映画
秒速5センチメートル を鑑賞。


第一話 桜花抄
東京の小学生・遠野貴樹と篠原明里は読書を通じて親しくなり二人だけで仲良くなりお互いが特別な存在となる。
明里は卒業と共に栃木に転校し、その半年後貴樹は鹿児島に転校することになる。
明里からの手紙をきっかけに栃木に向かう貴樹。
しかし初めての一人きりでの遠出は大雪に阻まれ貴樹は不安で一杯になる。
第二話 コスモナウト
種子島の高校3年生・澄田花苗は中2の時に転校してきた貴樹にずっと想いを寄せていた。
どこか心を閉ざしている貴樹は花苗には特別に見えていた。
わざと時間を合わせ一緒に帰り、優しくしてくれる貴樹への想いは膨らむばかり。
波乗りに成功した日、告白を決意する。
第三話 秒速5センチメートル
プログラマとしての仕事に追われる貴樹は心が近づかなかったと別れた彼女に言われ、色々限界を感じ会社も辞める。
彼は中学生以来連絡を取っていないが大雪の夜の出来事が忘れられずに居た。
結婚を控えた明里の心にも同じ思い出が残っていた・・・。


ってお話。


ただただ淡く切なくなる、僕が最もジーンとしてしまう部分をえぐられる様な映画でした。

キャラクターはアニメチックですが、背景は実写のように綺麗でリアルで良い感じでした。

しかし切なかった。
ただただ切なかった。

淡い青春系ラブロマンスにはテッパンでやられてしまう僕ですが、
この映画はどストレートにそこを攻めて来ましたね。

一時間ちょいという短い上映時間に、
極度にシェイプアップされた二人の男女の恋愛と成長が描かれて居ました。
見事でした。

主人公の語りが多く、繊細で叙情的な描写も多く、
浸透圧ゼロで心に染みこんでくるような。
そんなテイストの物語でした。

第三話に関しては山崎まさよしの曲に乗せて切ないシーンを羅列する
PVの様で上手かったです。

若いころの恋愛って絶対的なもののぶつかり合いで、
みんなが幸せになって欲しいと思いながらもみんな幸せになれないような。

誰もが若いころの恋愛を宝物のようにしまって、
そこの頂点を越えられないでその後の恋愛を妥協してるような。

物語はシンプルですが、恋愛ってホント深いなーと思いました。


そんなわけで7点です。


コレは何度も繰り返し観たくなるような。
こういうのを観ると自分がいつまでも大人になれない様な気持ちになるのです。

恋愛について酷く深く考察したくなるのです。
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