メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

日々ロック

2014年12月02日 | 映画
日々ロック を観た。

金なし風呂なし彼女なし。
ヘタレロッカー・日々沼拓郎(野村周平)が友人とともに結成したバンド”ザ・ロックンロールブラザーズ”。
ある晩、ライブをしていた拓郎達の前に一人の女が台風のごとく現れた!
女の名前は、宇田川咲(二階堂ふみ)。
斬新なスタイルでカリスマ的な人気を誇るデジタル系トップアイドルだ。
売れないがロックを愛する心は誰にも負けない”自由”な拓郎と、トップアイドルとして活躍しながらも本当は自分のやりたい音楽が出来ずに苦しんでいる咲。
二人はお互いに自分にないものを持っていた。
そしてある日、咲は拓郎にこう頼む。
「お願い、曲書いて。私にはもう時間がないの。」

って話。


あまり知らないですが、入江悠監督作品です。

ロックバンド系映画って結構ハズレ少なめな印象で期待してましたけど、
音楽的にも僕の好みと遠からずな感じだったし期待してましたけど、
・・・コレはハズレですかね。

猛烈なロック愛、
理屈抜きなロック感、
テーマ的には個人的に共感したいのですが、
映画としての出来はちょいとアレでした。

ロックは世界を変えられるー!!と熱血なんですが、
その割に結構内容は薄いので、
逆にロックの品位を下げかねない物語な気もします。

ドラマ・若者たちで結構心掴まれた野村周平はかなり頑張ったと思いますが、
いくらなんでも主人公のキャラが飛びすぎてて、ソレに全く共感できなくて辛かったです。
ずっとどもってて、何かプルプルしてて常にくねくねしてて。
他も全体的のそこに追随する感じで。

わかりやすく言うなら中邑真輔達で映画撮りましたみたいな、
ずっと世界に入り込んだ人たちでくねくねと演技してる感じですね。

この謎の演出が映画に入り込めなかった大きな要因かも知れません。

僕の好きな二階堂ふみは相変わらずいいですが、
コレにはミスキャストだった気がします。

ラストだけはそれなりに魂感じましたけど、ちょっと子供向けですかね?
うーむ若いバンドマン達の応援にはなるかなぁ?
ならんと思うなぁ・・・。

一つだけ褒めるべきは僕のまあまあ好きな落合モトキですね。
彼は最近、若手の名脇役として一昨年、去年、今年とかなり見かけてます。
そしてその役の幅がかなり広いですね。
今回は売れっ子ビジュアル系バンドのボーカル役でした。
かなりビジュアル系を小馬鹿にしたキャラで相当痛快でした。
僕は一人、声出して笑ってしまいました。

ロックバンド系映画ってライバルに良くこういうナルシストビジュアル系バンドが出てきますね。
そして痛い目を見ますね。
ロックに熱い人間にとっては、
こういうカッコつけバンドマンが理解できない部分は強いのですよね。
ビジュアル系バンドマンをこういう感じで描いてくれることが救いで痛快でした。


そんなわけで4点です。


僕ももっとぶっ飛んだロックをしていこうと思います。

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