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ジェネラル・ルージュの凱旋

2009年03月19日 | 映画
ジェネラル・ルージュの凱旋を観た。

チーム・バチスタの栄光の続編、チーム・バチスタ事件の1年後が舞台です。

救命救急センター部長の天才医師の速水晃一(堺雅人)はジェネラル・ルージュと呼ばれている。

ある日、不定愁訴(グチ)外来医師で倫理委員会の委員長になってしまった田口公子(竹内結子)の元に「速見医師は医療メーカーと癒着している、看護師長は共犯」という告発文が送られてくる。
高階委員長(國村隼)にそれを調査するように命令される。

田口と速水は昔同じ現場で学んでいたらしいが、血が苦手の田口は別の場所に異動した。

速水を監視する田口、速見は医療メーカーの支店長と何か怪しげで、こそこそと袋を受け取っている。
その支店長は精神科で倫理委員会副委員長の沼田(高嶋政伸)とも何かこそこそやっている。
支店長は田口の元にも現れ、数日前のソフトボールの試合の写真のデータが入ったCDRを渡してくる。そしてその直後転落死する。

そして骨折で運び込まれた厚生労働省の役人白鳥圭輔(阿部寛)の元にも微妙に違う同様の内容の告発文が送られていた。

二人は院内の調査を始める。

支店長の死は自殺か?他殺か?


(ネタバレ)
田口と白鳥は色々と聞き込みをしながら真相を求める。

若くして出世した速水には敵が多い、わがままで自分傲慢な性格の為部下の斉藤(山本太郎)にも恨まれている。

それは速見の出世をひがみ、己の利益を追求する沼田医師等の仕業だった。

救急救命センターだけ激務を課され他の科は楽をしている現状。
長年訴えた悲願であるドクターヘリも一向に飛ばない。

告発文はそれを暴こうと速水医師自らが送ったものだったのだ。

速水は癒着していたのは事実だが救急救命センターに予算が回らないため全て設備の為だった。

支店長は沼田医師らの悪巧みを全て録音し田口に送っていた。
そのため沼田の助手に殺された。

全てが明らかになった時、近くのショッピングセンターで大火災が発生し病院は緊急状態になる。

救命センターの速水と斉藤は優れた技術で次々と大量の患者達をさばく、速水を妬んでいた他の医師達も頑張る。

そして白鳥はその権力を使い、臨時でドクターヘリを飛ばす。


速水は癒着の責任を取るため極北の病院へ異動となる。

速水の夢は叶い、ついにドクターヘリが飛び始めるが、記念すべき患者一人目はまたもや減らず口を叩く白鳥。


(評価)
普通に結構面白かったです。

前作は観ていないですが、全然楽しめました。

ストーリーも良く、テンポも良く、演出も良く、適度に笑え、働く人間達のかっこよさが良く出ていました。

救命センターの人間達は特にかっこ良かった。

何においても僕のお気に入りの堺雅人の演技は相変わらず凄い。
虜になる人も出るでしょう的なキャラを演じていました。

竹内結子さんは毎度ながら非常にいい演技をします。
癖がなく誰もが共感できるような素晴らしい女優さんです。

阿部寛はかなりトリックとかぶるキャラで厚生労働省の人間であること、東大卒であることをしきりにアピールしています。
当然面白いです。

ってか阿部寛部分は基本トリックみたいです。
野際陽子も同じような立ち位置で出てるし。

最近日本の大作系で山本太郎を良く見かけます。
日に日に大きい役を演じるようになっていて、努力の人という感じで好感もてます。メロリンキューです。

そんなわけで7点。

かなり秀逸なエンターテイメントムービーでした。
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