メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

かわいいベイビー

2006年04月17日 | 思い出
先週の土曜日に兄の子供を見に行ってきた。
はるばる兄嫁の実家近くの産婦人科まで。

親父とお袋と兄と俺で途中で合流して昼ごはんを食べながら赤ん坊への想いをそれぞれ語る面々。未だ見ぬ孫に対し親父は「はー緊張しちまうなー」なんて言ってる。お袋は産まれた日に一度行っているので、さぞ知った風だ。

茨城県のど田舎。広大な畑の真ん中にポツンとその産婦人科が建っていた。夢に出てきそうな、絵に描いたような田舎風景だ。

病院に着く。2階建ての病院にしては広い駐車場。車から降りる。風は冷たいが日差しの暖かさがあった。
入り口でスリッパに履き替え2階へと向かう。
都会の病院のような厳格で冷たい感じは無く、実に穏やかな空気が満ちている。
兄嫁の病室の扉を開けると兄嫁の両親、お兄さん、そして小さなプラスチックケースの中に赤ん坊、その赤ん坊のオムツを兄嫁が慣れない手つきで換えていた。
トイレや洗面台なんかもあって広い病室。
挨拶を交わしながら、我々一家は赤ん坊を囲む。
僕は
「うわーちいせー」
「ちっちぇーなー」
「指とか爪とかちゃんとあんじゃん」
「しかし、ちいせーな」なんて事ばかり繰り返す。
生まれたての子供は大抵不細工なもんだが、そこそこかわいく見れた。
泣き声もかわいかった。

兄嫁の両親は気を利かせ帰っていった。
仕切り屋のお袋が子供を抱く、次に兄貴(初めて抱いた)、次に親父、最後に俺。
お袋が終始「ここをこーするの」、「ここに座ってから抱きなさい」などと、さぞ自分のものの様にほざき散らしうっとうしかった。しかし、嬉しくて仕方なかったのだから仕方あるまい。

2時間あまり、ただ赤ん坊を囲んでいた。「動いた」「泣いた」「あくびした」「舌だした」なんてイチイチ反応しながら。
いくら見ていても飽きないもんだった。

しかし皆、予定が詰まっていたので後ろ髪引かれる思いで病院を後にした。

いつかあの子も大人になって子供を産むのだろうか?
時は何処まで流れてゆくのだろうか?

しばらくはかわいい子供のままで
われわれを喜ばせてほしいものだ。

人は、親孝行の95%は5歳までにしてしまう。
その貴重な時間を、兄夫婦と共々かみ締めなければね。
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