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完全なるチェックメイト

2015年12月28日 | 映画
完全なるチェックメイト を観た。

東西冷戦下、アメリカのチェスの天才ボビー・フィッシャーがロシアの世界チャンピオン、スパスキーに挑んだお話。


そこそこの評価をしてきたエドワード・ズウィック監督作品です。

僕はチェスは知らないし、このボビー・フィッシャーという人は世界的に相当有名人らしいですけど、
この人も知らなかったです。

序盤は幼少期から少年期、青年期と描かれてわかりやすくボビー・フィッシャーという人間を伝えてくれる。
どうしてこういう天才が生まれたのか?どうしてややこしいのか?
という展開です。

で大人になってからのボビー・フィッシャーがややこしすぎて。
強迫性障害の様な精神病にしか思えないですが、
周りが必死にサポートしてるのに当人はわがままやり放題です。

そんなボビーの我儘の描写が多くて個人的にはこの人間にかなりイライラしました。
なのでライバル役のソ連側のスパスキーを応援したくなりました。
ってか完全にそっちを応援していました。

なのにスパスキーも終盤若干病んでおかしくなって、
観客にとってはフラットな雰囲気になりました。

序盤からちょっと個人的にはイマイチなテンションで観ていましたけど、
いよいよクライマックスな二人の対決はなかなかの緊張感で描いてくれてました。
まさに東西冷戦の代理戦争的な二人の対局といった感じです。

チェスのわからない自分でも何かトリッキーな手を使ったのはわかり痛快さを与えてくれました。

最初、なんてダサい、センスのない邦題か!と思ってましたけど、
コレは確かに完全なるチェックメイトだな!と納得のクライマックスでした。

ちょっとチェスに興味を持ったし悪くない企画だったと思います。


そんなわけで5点です。

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