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ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!

2020年12月23日 | 映画
ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!
を観ました。


「ビルとテッドの音楽が将来、世界を救う」そう予言されていた伝説のロックバンド“ワイルド・スタリオンズ”。
曲作りに励み、待ち続けること30年。
人気も年月と共に落ち込み、今や応援してくれるのは家族だけ。
そんな2人のもとに未来の使者が伝えにきたことは、残された時間が77分25秒しかないという衝撃の事実。
一秒でも早く曲を完成させないと、世界は消滅してしまうというのだ。
ビルとテッド、そして彼らの娘たちは「世界を救う音楽」を作るため、モーツァルトやルイ・アームストロング、ジミ・ヘンドリックスなど、伝説のミュージシャンたちを集めて歴史上最強のバンドを結成しようと、過去へ未来へ時空を駆け巡る!
どうなる地球、どうなるビルとテッド!
果たして、この世界を<音楽>で救うことはできるのだろうか?!


ディーン・パリソット監督です。

全然情報なかったですが音楽映画ということで観に行きました。
なかなかのおバカコメディ映画でした。

日本では余りないですが欧米にはこの手の超バカバカコメディは一定数ありますね。
序盤はイマイチ笑えないおバカ映画っぷりにしんどいと感じることもありましたが。
徐々にその世界観に慣れてきて楽しめるようになりました。

かなりぶっ飛んだ内容を一つ一つに強くフォーカスすることもなくサラッと衝撃的なことを言うようなことの繰り返しです。
タイムマシンを自転車くらい気軽に使って歴史を変えまくるという。
世界中の歴史上の偉人やら名シーンなんかが沢山出てくるSFでした。

気持ち悪いくらい常に二人で一人みたいな落ちぶれたミュージシャンの主人公たち。
何をするにも一緒です。

時空が乱れて消滅寸前の世界、未来からその崩壊を食い止めるべく売れないミュージシャンの主人公たちに依頼が来るという流れ。
たった77分で世界を救う曲を作らないと行けないミッション。
とにかく横着したがって未来からすでに完成した曲を持ってこようみたいな展開。
電話ボックス型のタイムマシンで時空を行き来しまくりです。

そして主人公たちがタイムスリップするのを観ていた主人公たちのそれぞれの娘たち。
彼女たちも音楽大好きなので手伝いをしようと彼女たちは自主的に過去に行ってバンドメンバーを探す。
ルイ・アームストロング、ジミー・ヘンドリックス、モーツァルトなど歴史上の偉大な音楽家を集めてバンドを結成する。
全く違う時代、楽器、ジャンルの人々のジャムセッションなシーンは音楽やってる人間としては興奮でした。
音楽映画として重要なその音楽シーンはかなり上質でした。

ただ未来のリーダーが別の企みで怖い殺人鬼を送り込んでくるので任務を遂行しながらも時空での追いかけっ子もあります。
そんな最中で終盤はなかなかのド派手展開で凄い世界観でした。

クライマックスにはちゃんと絶頂のショーのシーンがあってそれは絶頂でした。
SF大パニックの中でのシッチャカメッチャカなシチュエーションでの大コンサート。
全時代、全世界を救う大団円なクライマックスでの演奏はなかなか絶頂でした。
そしてこういう最高潮で演奏される音楽って80年代ハードロック系なのだなとそれが一番感心ありました。
確かに音楽に最高峰のスケール感を求めた時、それを一番出せるのってその時代のハードロックって気はします。
それにモーツァルトのチェンバロや原題のサンプリングなんかも加わってとても魅力的でした。

主演のミュージシャンはキアヌ・リーブスでした。
バカバカで時代ごとに何变化もしていて見応えありました。
いろんな役をやるのでたまにはこういう非シリアスな役もいいですね。

もうひとりの主演のアレックス・ウィンターでした。
同じくバカバカでどちらかと言うと進行役な感じでした。
ツッコミがいないお笑いコンビみたいなカオスなテイストでした。

娘役のブリジット・ランディ=ペインとサマラ・ウィービングがコンビで陽気で良かったですね。
想像以上に主役級でぶっ飛んだ音楽センスがなんか良かったです。

死神役でウィリアム・サドラーが出てました。
白塗りメイクでもすぐわかるルックスのインパクトは良いですね。

あまり期待しなかったことと、尻上がりに盛り上がったので良い印象の映画でした。


そんなわけで6点。
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