tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

20180827

2018-08-27 23:00:00 | 今日の出来事
昼は会社隣駅の駅前にある弁当屋で鳥野菜中華炒めの弁当。590円。
味がいい。副菜の種類と全体のボリュームがもう少し充実しているといいが。

「上司の顔色を窺わないと退社しづらい」という、極めて幼稚な事態になっている。
40代半ばでこういう働き方をしなくてはならないとは、情けなさが極まる。
今日はその上司が会食とかで早めにいなくなったので、さっさと引き揚げる。

地元駅前の大戸屋で食事をしていると、まるで部屋の中に落ちたかのような大音量の雷鳴が轟く。
典型的な夏の夕立で、しばらくやり過ごせば落ち着くだろうことはわかっているものの、
喫茶店で本を読みながら時間を潰す、という器用な立ち回りが僕にはできず、
なぜか早く家に帰りたいのだ。
雷鳴・大雨・突風の中を、役に立たない傘を差しながらバス停へ向かう。
それだけでずぶ濡れに。
ただのビニール傘なのに「耐風仕様」を謳うこの傘、骨が派手に煽られても元に戻ったのはあっぱれだ。

到着したバスは、嫌味なくらいのっそりとバス停に横付けされる。
前方で手間取っている人がいるのか、列がなかなか動かない。
ようやくバスに乗り込むと、窓ガラス一面に滝のように水が流れている。
洗車機の中にいるようである。

バスは大して混まなかった。2人掛けのシートに1人で座る。
発車したバスは「前が見えませんのでゆっくり走ります」と、徐行運転。
外は大雨でも、窓から水漏れがあるわけでもなく、
エアコンの冷気も気持ちよいこちらは、至って気楽でいる。

しかし目的のバス停に着いても、雷・雨・風はいっこうにおさまらない。
もう覚悟を決めて突っ込んでいくしかない。
雷の音が近いので(「ゴロゴロ」ではなく「バキバキ」)、自分に落ちないとも限らない。
バス停から自宅までの数百メートルをノンストップで走り切る。
深い水たまりが道路いっぱいに広がっているが、避けようもないし、そもそも暗くて見えない。
家に着いた頃には、靴の中(ああ、革靴だ…)に水が溜まった。
さかさまにすればバシャッと水がこぼれるくらい。
古いTシャツを半分に裂いて靴の中に押し込む。
(しかしどうせならシャワーで中まで丸洗いしてからにすればよかった)。

近くの川のサイレンがひっきりなしに鳴り始める。
この雨は、この家に越してきて以来「最大規模」という気がする。それくらい猛烈な嵐だ。
それなのに、昼間の炎天下で熱が籠り切った室内は、いっこうに涼しくならない。
窓も開けられないから、エアコンをつける。
シャワーを浴びてエアコンの効いた部屋にいると、人心地がつく。

妻を迎えに行く頃には、その雨も嘘のようにやんだ。