tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

秩父札所徒歩巡礼(32~34番)

2014-05-26 23:00:00 | 旅と散歩と山登り
①1番~10番 (2013.10.12)
②11番~24番 (2013.10.13)
③25番~30番~白久駅 (2013.10.14)
④白久駅~31番~小鹿野 (2014.5.25)
<今回> ⑤小鹿野~32番~34番 (2014.5.26)


6時前に起床、朝風呂に入り、7時から朝食をとり、
7:50 宿を発つ。

小鹿野の町中を歩いていると、登校中の中学生が「おはようございます」と挨拶をしてくれる。えらいなあ。市街を離れ、赤平川を渡る。

綺麗な紫色をしたアヤメ。昨日今日の道中、民家の軒先には、「ガーデニング」という手の込んだものではなく、美しい花が無造作に咲き乱れている。

山道に入る。山道の入口にはどこも「熊出没注意」の看板が立っている。持ってきた鈴をリュックにつける。今日も薄曇り。歩いていると汗ばむものの、暑苦しいほどではない。

8:51 大日峠。今日はこの後も33番から34番までの間に峠越えがある。

杉の切株。このあたりの杉の木は背が高いなあと思っていたが、年輪を数えたら40本以上あった。僕より先輩だ。

9:12 第32番・法性寺。昨日の観音院もここも、バスも通じていない秘境の寺。

お参り。

本堂から山道を少し登り、観音堂へ。岩壁にある蜂の巣のような無数の穴は、滲み出した塩類が水分の蒸発によって結晶となり、岩石の表面を崩していく風化現象で、「タフォニ」というそうだ。

観音堂から本堂を見下ろす。

のんびりとした山里を行く。生活道路なので車もあまり来ない。水の張られた田んぼではカエルがゲコゲコと鳴いている。田舎ではお年寄りが外で本当によく働いている。畦道に手押し車が置かれていることもあるから、手押し車に頼ってまでここへやってきて、田畑で仕事をしようというのだ。自分の老後もそうでなくちゃいけないなと思う。
10:05 日本武(やまとたける)神社。茶色い木の鳥居とお社が精悍な印象を与える。

あちこちで赤いポピーのお花畑を見た。色彩のインパクト同様、繁殖力も旺盛そうで、こぼれ種で道路の舗装の隙間などにも進出していた。

11:09 第33番・菊水寺。

赤平川を渡る。朝渡ったのより下流にあたる。

吉田の道の駅「龍勢会館」で昼食を取るつもりだったのだが、恐らくは車移動向けであろう、「⇒34番札所」という大きな看板に惑わされて別の道を進んでしまい、適当な食事処も見つからなくなってしまった。どうしようかと思っていたところで、スーパーにぶつかる。朝食をしっかり食べていたので(ごはんを茶碗3杯は食べたかな)、軽めに、おにぎり2個とイカの唐揚げを。それに、セルフサービスの豚汁まであり、しかも、食事ができるようなスペースまであったのでありがたかった。まさかスーパーで手作りの温かい物にありつけるとは思わなかった。
12:42 お腹を満たして出発。

再び山道へ。下を振り返りつつ、水を飲みつつ、ゆっくり登る。今回は運動靴を履いてきているが、登山靴でもよかったくらい、本格的な山道コースが続く。

14:02 札立峠。

峠を下る。この山を下れば、いよいよ最後の34番・水潜寺だ。

何が起きたのだろう?杉の幹がバラバラと崩れている。結構な惨状。

「おつかれさま 水潜寺はすぐそこ」というお地蔵様に導かれ…。

14:40 第34番・水潜寺。ついに結願!
お参りを終えると、ちょうど雨が降ってきた。もともと天気予報も芳しくはなかった。今まで持ってくれてありがたかった。札所前から14:49に出る皆野町営バスで発つ。

秩父鉄道・皆野駅。通過する貨物列車などを眺めながら電車を待つ。御花畑で西武線(西武秩父駅)に乗り換え、山を下りていく。周囲の空気が、徐々に日常のそれに戻っていく。

※今回の徒歩巡礼で使用したガイドブックは『秩父三十四ヶ所 札所めぐりルートガイド』。各寺の説明が詳しく、地図も徒歩向きにわかりやすく作られている。

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