トジハジ日記

日記代わり、家族への発信用として利用させていただいてます。内容はいろいろですが登山が趣味で、公開は山行記録がメイン。

2017.11.3 奥美濃 花房山

2017-11-03 15:52:06 | ブログ

花房山頂上から遠くに白山連峰を望む


見下ろす先に巨大な徳山ダムが見える

最近、奥美濃の山に通っている。ここ2か月ほどで今日で5山目。10月は雨の日が多く、直前2回の日永岳と呉枯ノ峰の登山は冴えない山登りだった。そういう訳で今度は快晴の時に奥美濃のど真ん中の山へ行こうと決めていた。前日の天気予報では快晴とのことでらしく、その日の夜に急遽、準備をして、今日の朝6時に自宅を出発。例によって登山口探しに車で行ったり来たりを繰り返し、登山開始は8時過ぎになってしまったが、今日は青空と紅葉の文句ない登山日和で久しぶりに登高意欲が湧く。8時10分過ぎに登山口をスタート。廃寺横からすぐに急な登山道が始まる。高い木立の中を高度をグングン高度を稼ぐ、登山道は人が少ないせいか立派なものではないし、落ち葉で隠れているところが多いので、一瞬、方向を戸惑うときもあるが尾根を外さなければ迷うこともない。スリップすれば終わりという危険なところは途中、1か所あったが木々がしっかりあるので初心者でも恐怖心は出ないと思う。高度を稼ぐと木々の間から権現岳と花房山の頂上と思われるピークが見え始め、鬱蒼とした森林帯からようやく抜け出る予感がしてくる。2時間ほどで待望の稜線に出ると、そこは小さなピークで一気に周囲の展望が開け、おもわずヤッホーと叫びたくなる。そこからは踏みあとはしっかりしているものの背より高い笹や灌木の軽いブッシュ漕ぎで、これでは頂上で果たして展望があるのか心配になる。ピークから10分ほどで待望の頂上に到着。そこはこじんまりした空き地で、360度の展望が待っていた。空き地の真ん中に綺麗な三等三角点の石柱がある。比較的、人の来ない山なので頂上を示す標柱はない(それでも今日は2人の単独登山者にあった)。代わりに長さ20cmくらいの板に花房山と書いたかわいらしいプレートが樹の枝にぶら下げてあった。こういう標識を見るとつい”ありがとう”と言いたくなる。景色の方はと言えば、遠くは、もう雪を被った加賀の白山をはじめ、御岳、乗鞍、槍穂高連峰までもがよく見える。更に南アルプスの塩見岳から北に続く連山もよくわかる。空気か澄んでいれば富士山も見えるだろ。目を凝らしたが、あいにく今日は霞んで見えない。なんといっても奥美濃の盟主、能郷白山が正面に同堂々と聳え立つ姿が印象的だ。すぐ下に目を転じれば、一つの村が湖に沈んでしまった獄山ダムが見え、その全容がとてもよくわかる。特にダムの壁の大きさは圧巻だ。自分は登る行為そのものが好きで、頂上には一人で来る時はいつもせいぜい20分程度しか滞在しないのだが、今回はシャッターを切りまくり、山座同定をしていたら1時間以上も滞在してしまった。11:30、立ち去り難い頂上に別れを告げ、木々の紅葉を楽しみながら来た道を下った。

コースタイム:登り 2時間12分
         (休憩:靴紐締め直し休憩5回、頭打ち休憩2回、立ち休憩1回)
       下り 1時間21分
         (休憩:靴紐締め直し休憩2回)
       *どういう訳か左の靴紐だけ、すぐに緩む


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