トジハジ日記

日記代わり、家族への発信用として利用させていただいてます。内容はいろいろですが登山が趣味で、公開は山行記録がメイン。

2019.4.26 ”いいやま登ろう会”例会 美濃 蕪山

2019-04-28 07:23:56 | ブログ

疎林歩きは明るくて気分が浮き浮きしてきます。

私が所属する山登りの会はシニア―中心の会で、今年で発足10年目です。30名ほどでスタートしましたが、その後の入会者数は限られていて最近では参加者も少なくなり、小型バスの席にかなりの余裕が出てくるようになってきたため、今年の4月1日号の市の公報で会員募集を行いました。その結果、20名近くの方から体験参加(一部入会)の申し込みがあり、今回、美濃にある株杉で有名な蕪山に12名の方が参加されました。総勢36名の大パーティーです。

7:00にパークアリーナを小型バス1台と乗用車2台で出発。出発してすぐに雷を伴った大粒の雨が降り始め、バスの中のメンバーも落ち着きません。しかし、東海北陸道を走り美並ICを出るころには少し雨もおさまってきて何とか登山が出来そうなので皆さん安心されてきたようです。9時頃に登山口の21世紀の森に到着。ここは駐車場が広く、トイレもあります。めいめいに準備を終えてから一か所に集まり4つのグループに班分け後、それぞれのグループで初参加者の自己紹介をおこないました。9時30分?頃に登山を開始。登り始めてすぐに杉株地帯にはいります。直径数メートルの杉の切株から一直線に伸びた杉をみると、その生命力に驚かされます。自分が小人になり、童話の世界に入ったような気分になります。小雨がまだ続いていましたがそれほど気になることもなく、30分程度歩いたところで汗が出始めたので皆さん雨具の上着などを脱いで調節しました。それからしばらく歩くと突然”キャー”と悲鳴があがりました。山ヒルです。全員に戦慄?が走ります。いっぱいいるようで、それからは景色どころではなく、ただただ足元を見て歩く羽目になりました。あちこちで頻繁に悲鳴があがります。私も靴の隙間からヒルが浸入しつつあるところを見つけ、慌てて傘の先端で取り除きました。こんな状況がしばらく続き、尾根筋の道に合流してからはやっとヒルの恐怖から解放された時にはホッとしました。この間、休憩はとっても座ることができず、おまけにずっと石段の道でしたので初めての方の中には早くも疲労気味の方が見受けられました。尾根道と合流してからは雨もあがり、樹々の高さも低くなり、明るく新緑も目に鮮やかになってきて自然と気分も爽快になってきます。新緑の中に紅一点の山ザクラが残っていてコントラストが鮮やかです。カタクリも出てきました。イワウチワ?、すみれなどもところどころで目に着く様になってきました。いよいよ頂上かなと思っている頂上まで1340m?の標識がでてきて期待を裏切られます。次には1000mの標識がでて、まだ先は長いと気を引き締めます。新芽の出た明るい樹々の中に続いている道は歩いていてとても気持ちがよくて大好きです。多少のアップダウンがありましたが、スタートとして約3時間で待望の頂上に到着しました。頂上は広くて一気に360度の展望が広がっています。三角点と展望できる山々の名前が書かれた白く、四角い箱のようなものが設置されています。曇り空ですのでクリヤ―ではありませんが、福井県との県境の山波、滝波山、平家岳や日永岳あたりまでははっきりと確認することができました。遠くに岐阜市の高層ビルも霞んで見えました。全員がおもいおもいの場所で40分ほどの短い昼食を終え、記念写真をとってから下山を開始。周遊コースを計画していたのですが、予定していたルートは既に廃道になっていたため、元来た道を戻ります。ヒルを避けるため、株杉コースは止め、尾根道に途中からルートをとりました。さすがに、最後近くになると疲れた人も出始め、少し団体がばらけ始めましたが、15時?時頃に無事、全員下山。帰途、温泉とビールで疲れを癒しし、18時過ぎにパークアリーナに戻りました。皆さん、お疲れさまでした。さて、何人の方が入会してくださるのでしょうか。来月の参加者数が楽しみ?です。

写真、後日掲載

2019.4.23 高時山 中津川市加子母

2019-04-24 17:59:13 | ブログ


高時山の頂上。奥に200名山の子秀山

熊棚発見! (拡大すると、詳細に観察できました)

昔の面影が無くなってしまった木曽越峠。道祖神がわずかに古道の面影を感じさせてくれます。

久しぶりにチームSOAのメンバー(4人)で旧加子母村にある高時山へ行ってきました。ガイド本からはあまり快適な登山道がなさそうな感じがしましたが、その方が静かな山歩きが楽しめますし、御岳山も雄大に見えるようなので渡合温泉側から登ってみました。

渡合温泉から少し手前の大きな広場に駐車。他に誰もいません。準備をしていると付近が霞むくらいの砂煙のようなものが湧いてきて、どこかで工事でもしているのかと思ったのですが後で花粉と分かりました。

8:20に駐車場所をスタート。10分程度で渡合温泉に到着。人影はなく寂れた雰囲気のところです。山麓の立派な温泉をイメージしてましたので意外でした。しかしこじんまりとした生けすは魚でいっぱいで、飲み物も冷やしてありましたので営業はしているのでしょう(帰りには閉まっていました)。登山口の前に”橋崩壊の恐れがあり通行止め”の主旨の注意書きがありましたが誰も何も語らずに進みます。問題の橋は注意書きに納得、ボロボロです。いつ崩壊してもおかしくない代物で少し躊躇しましたが恐る恐る私がまず渡って大丈夫なことを確かめます〈先頭はリスクがあって不公平。こんな時はジャンケンに限ります)。下はゴルジェのようになっていて崩壊すれば大事故は目に見えています。無事な通過を見届けて、あとは一人ひとり安心して?渡ってきました。登り始めて、なんとなく見上げると熊棚があるのに気がつきました。熊出没注意の看板がありましたが、まさかこんな近くがテレトリーとは。早速、鈴が鳴るようにセットしました。コースは概ね沢沿いです。迷ったらとにかく沢伝いに降りればOKです。コースには赤布や赤テープなどがあちこちの方向に付けられているので、逆に小さく迷うことが多々ありました。最近、歩かれている様子はありません。踏み跡も笹で隠れているところが多くあります。途中から赤テープをたどったら間違った斜面を登ってしまい、途中で一旦合流する林道に早めに出てしまいました。林道の途中からは再び踏み跡程度の登山道に入ります(立派な標識があります)。この林道からの登山口から30分程度登るとようやく木曽越峠に到着です。峠には幅広い林道(車道)がはしっていて峠の雰囲気がありません。ここからは真っ白で雄大な御岳が目の前に聳え、おもわず歓声があがります。昔の人はこの峠を越え、目の前に聳えるあの山まで歩いたのかと思うと畏敬の念を禁じえません。さて、ここが木曽越峠のはずですが、林道端にたっている木曽越峠と書かれたプレートにははっきりと下る矢印があります。おかしいなと思いまながらも、その矢印を信じて、かなり下まで下ってしまい、再び登り返すという失態をやらかしました(おまけに登り返しで少し先行した自分だけ踏み跡を外し、強引に笹藪漕ぎで突き進んだので峠に戻った時は疲労困憊)。10:45に峠に再び到着。この峠の端にある実に無責任な標識には注意が必要です。よく見渡すと、林道で寸断された尾根の少し上に道祖神などがあり、木曽越峠であるが確信できました。そこだけは昔の旧道の面影が残っていますが、車が通れる幅広い林道のせいで木曽越峠の古道という雰囲気が台無しです。峠からは目指す高時山がまだ遠くに見えます。気を取り直して登山再開。途中、ショウジョウバカマの花が少しだけ咲いていて疲れを癒してくれました。峠から約1時間少々で待望の高時山に到着(12:19)。三角点にタッチしてからへたり込みます。少し落ち着いてから山座同定開始 しかし頂上からの展望は曇りのせいもあって限られていました。すぐ近くには200名山の小秀山が横たわってみえます。雪がまだ残っていて所々白くなっています。双眼鏡で見ると新しく頂上に建てられた避難小屋も確認できました。期待した御嶽山は半分以上が雲の中で峠から見た雄大さはありませんでした。30分ほど休憩をとった後、下山開始。下りはのんびり下ってもやはり楽で早いです。登りに間違って登った斜面は下らず、正規のルートをくだりました。案外、踏み跡も道標もしっかりしていて、登りに感じた不遇の山のイメージを少し改めました。コースには”木曽越峠”または”木曽古道”と書かれたプレートが要所要所にあって心強いです。快調なペースで下山し最後の難場の朽ちた橋も無事通過し渡合温泉に14:42到着。渡合温泉はクローズしていてビールを期待していたAさんはガッカリです。駐車場所には15時頃に到着。約7時間の木曽古道を味わう山旅は変化に飛び、低山でしたが久しぶりにちょっぴり手ごたえのあった山旅に皆、満足?でした。

<補足>
1.国土地理院の地図に載っていない林道(林道というより幅広い真新しい車道)が木曽越え峠だけでなく、ここから高時山へ向かう尾根の途中にも横断していて驚かされた。こんなところでコンパスをつかうことになるとは。
2.今回のルートは今のコースコンディションのままであれば初心者にはおすすめできません。夏山シーズン突入前には笹も刈り取られ、橋も架け替えられて快適なルートになるとおもいますが、事前に確認されることをおすすめします。
3.同行した人が帰宅後、マダニにさされていたことに気がついたとのことでした。
4.赤テープがあちこちにあるので惑わされないように。地図とコンパスの使い方を勉強するにはお薦めの山です。
5.下山したら車に花粉が1mm程度積もっていてビックリ。 花粉症の人は対策必須です。
6.沢沿い歩きですがヒルはいませんでした。

<出会った動物>
 猿、日本かもしか、立派な蛇(登り下りとも同じ蛇)、キジ。、
<コースタイム>
 駐車場 8:20 上の林道登山口 9:57  峠 10:19
 間違って下り、登り直した峠 10:45  高時山頂上 12:10
 峠 13:20 朽ちた橋 12:40 渡合温泉 14:42 
 駐車場 15:00? (多数回の休憩を含む) 



2019.4.12 美濃の古城山

2019-04-24 17:57:34 | ブログ

登山口の桜

頂上広場とミニチュアのお城

久しぶりにハジさん(妻)とハイキングにでかけました。行先は美濃の古城山。何かで頂上にミニチュアのお城があるとの記事を読んでから一度でかけてみたいと思っていました。登りは従来の尾根コースにしました。登山口(駐車場)の桜が気分をうきうきとさせてくれます。登りは適度な傾斜で快適です。時々、アセビやツツジも現れました。お城があったので登山道の途中にはいろいろな案内のプレートがあり、当時を思い浮かべながら会話も弾み、ます。ですので、あっけないほど楽に頂上に到着してしまいました。午後からのんびり登ってもいい山です。頂上には噂通りミニチュアのお城がありました、予想より堂々としたものでした。作られた方たちの熱意に頭がさがります。頂上広場はかなり広いので休日には家族連れで賑わうことでしょう。下りは”はじかみ林道”にしました。はじかみ林道の登山口までは30分程度で着いてしまいます。登山口にはかなり立派な駐車場があるので、家族連れはここからが便利でしょう。ここからは綺麗に舗装された新しい林道です。足元を気にする必要がないので楽ですが味気ないです。途中、城山展望台への看板があります。寄るべきかどうか迷いましたが、時間もたっぷりありますし天気も良いので寄ってみました。大正解です。ここからは古城山の頂上よりはるかに展望が良いです。周囲の山々の案内板もあります。おかげでもやもやしていた山座同定がすっきりしました。今度来る時は途中の看板にあった”国盗り物語ゆかりの地、霧井戸”のルートから下ってみたいと思っています。

コースタイム  登り  約1時間
        下り  約1時間30分(展望台立ち寄り時間含む)