トジハジ日記

日記代わり、家族への発信用として利用させていただいてます。内容はいろいろですが登山が趣味で、公開は山行記録がメイン。

2016年5月19日愛車ジムニー ミニ修理

2016-05-19 16:12:12 | ブログ
突然ジムニーのミラーが自動でたたまれなくなりました。気がつくとラジオの電源も入らない。とりあえずエンジンルームのヒューズをチェックしたが異常なし。続いて室内の電装関係のヒューズを片っ端からチェックしたところシガーライターのヒューズが切れている。なぜミラーの作動やラジオと関係するのかわからなかったがヒューズを交換すると全て正常に復帰した。原因はドライブレコーダーのシガー部分に差し込むところのアダプターに問題があった。写真はアダプターを分解したもの。黄色丸印のところに本来、赤色丸印で示したように樹脂の壁がなければならない。しかし樹脂の経年劣化破損して壁が無くなってしまいプラスとマイナスが短絡してヒューズが切れたものとわかった。このドライブレコーダーはネットオークションでとても安く購入した中国製。やはり安かろう悪かろうの見本のような出来事でした。ところでジムニーのヒューズ交換はその場所にアクセスするのが難しい。アクセするには体が柔軟でないといけない。太った人も、老眼や遠視の人も不可。 修理代金 108円(ヒューズ代)




不評ゴアライト(テント)の一番いいところ

2016-05-14 18:35:48 | ブログ
最近はテントの進化のすばらしい。その為か一昔前は羨望の的であったゴアライトがどの記事を読んでも評判が良くない。結露しやすいとかダブルウォールの方が快適とかいろいろあるが夏山程度で且つ快適性を求めるスタイルの登山なら確かにシングルウォールのゴアライトよりダブルウォールの他のテントの方が良い。しかし冬は別にして春山の場合、夏用テントで済ますことが多いが、縦走形式でテン場が不安定な場所に設営する場合は圧倒的にゴアライトの方が安心できる。なぜ安心か。それは雨プラス強風に遭遇したとき。ダブルウォールではフライと本体の間に風が入り込み簡単にテントが浮きあがってしまい、テントごと持っていかれるのではという心配で夜など安心して寝ることもできないが、フライ不要のゴアではその心配が激減する(壁をテント周りに作れたり、縁を雪で埋めれる余裕があるときはフライありでもいいが)。フライを取り外せば浮き上がりは軽減されるが、テント内は水びたしの悲惨な状況になる。こんなときフライの不要なゴアライトは本当に助かる。

2016年5月13日中央アルプス経ヶ岳2296m(200名山)

2016-05-14 17:39:23 | ブログ

林間から望む槍穂高連峰

新緑の経ヶ岳へいってきました。予想に反してすばらしい山でしたが、どういう訳か絶不調で登りはゼイゼイハアハアと苦しくて完全に自信を無くした山行でした。

しかし景色は久し振りの第1級。特に開放感のある8合目の展望には圧倒された。快晴で遠くは浅間山から甲武信、瑞牆山まではっきりと見ることができ眼前には南アルプス連山、八ヶ岳連峰などなどいつまで見ていても飽きない展望が広がっていた。また北アルプス方面や御岳は頂上までの途中から林間越にみることができる。笹などが綺麗に刈り込まれていて大変歩きやすく8合目または7合目までだけでもお勧めしたい山でした。今日は金曜日でしたが4人のどなたも私の1/3位の若い単独行者ばかりに会いました。今から十分に山登りが楽しめる彼らを羨ましく感じました。

登り:3時間8分    下り:3時間6分
最近は標準コースタイムで歩くのがやっと。


2016年5月1日~4日餓鬼岳、燕岳縦走失敗記

2016-05-05 21:44:27 | ブログ
5月1日から2日間の気楽な予定で餓鬼岳から燕岳への縦走を計画しました。パートナーはY君。夏に縦走した経験がありませんでしたが何の心配もしていませんでした。

<行動要約>
1日目: 小雨の中を白沢三俣を7:52に出発。魚止めの滝手前でY君が濡れ落ち葉でスリップしてミニゴルジェ帯に向かって転落。15mほどで奇跡的に止まり命拾い。途中、道が崩れていて念の為、ザイルを出す。昨夜の車中泊では雨音とコーヒーとY君の寝息で一睡もできずばてばてで大凪山に13:49着。20Kgを越す荷物で長時間歩くのは無理になってきた。2:18大凪山から少し進んでところで早々と行動を打ち切り。

2日目: 今日は最低でも東沢乗越まで、運が良ければ燕岳までいく予定で出発。晴れて気持ちのよい雪稜歩きを楽しむ。9:25餓鬼岳頂上に到着。9:40頂上を出発。剣ズリを稜線通しで進むが末端まできて切れ落ちており、正常な縦走路は遥か下に見える。下降路を探すが全くわからない。強引に踏み後らしき所を下るがすぐに踏み跡も消えてブッシュ帯に入りギブアップ。来た道を引きかえし途中から赤丸に従って夏道をたどる。しかし残雪期の今は赤丸だけでは夏道を忠実にたどることは不可能でかなり下ってしまった。どこかで尾根を回り込むところがあるはずなので今度は忠実に尾根上を登りかえすと、すんでのところで見逃すところだった岩に書かれた消えかかった赤丸を発見してホットする。ここから主稜線に向かってトラバース。ここでもY君は途中のガレバ雪渓で少し滑落しびっくり。どうも慎重さに欠けるようだ。主稜線にも戻ったらなんと17:52で夏なら1時間から2時間程度のところを8時間近くもかかってしまった。もう遅いので行動打ち切り。僅かなスペースにテントを張る。

3日目:今日は徹夜でも燕岳から下山する決意で4:30スタート。5:57東沢岳着。北燕岳から続く主稜線の2683mピーク付近に10:54到着。ここから燕岳まで1時間程度の筈だが、北燕岳稜線を巻く道が使えそうにないい。それでも無理やり雪壁状の所をトラバース開始する。しかし結局、きわどくなってきて途中から稜線に上がってしまった。仕方なく強引に稜線通しに進む。しかし途中で大きく稜線が切れ落ちており懸垂用と思われるシュリンゲのところで万事休す。燕岳はすぐ目の前にあるので懸垂も考えたが先の見通しが立たず、戻れなくなる可能性もあるので引き返すことに決める。燕岳と燕山荘を目の前にしながらの撤退は無念で仕方が無かった。再び苦労しながら夏の巻き道スタートポイントに戻る。18:00を過ぎてしまったので、テントを巻き道を示す道標近くの岩の基部に張る。雨と風が強くなってきた。明日の行動をY君と相談するが、巻き道のトラバースは技術的には何とかなっても雨でいたるところで全層雪崩が起きる可能性があるので危険と判断。稜線突破も風雨の中では危険と判断し、きたコースを引き返して、これまた経験の無い東沢乗越から中房温泉へのルートを下降に選ぶ。夜はテントが飛ばされそうで一睡もできなかった(Y君はぐっすり)飯無し。白湯で空腹を満たす。

4日目:最後の食糧の餅を一個づつ食べて風雨の中をスタート。昨日越えてきたピークからの下降点で少し迷う。途中で天候が回復しはじめ気持ちが明るくなる。雨でY君の荷物は30kg近くになっていて一歩踏み出すごとに雨でゆるんだ雪に膝上まで落ち込んでは抜け出る動作を繰り返す。乗越近くでとうとう怒りの大声を上げ始めるが何とか東沢乗越に到着。地図によると残雪期は通行不可と書いてあるのでかなり不安だったが何の苦労もなく順調に下ることができ12:46に中房温泉タクシー乗り場に到着。今回はGWの最中にもかかわらず一人も会わなかったしトレースも無しだったが、その理由がよくわかりました。

<反省点>
1.5月では夏道が使えないところが多いので未経験のルートは道迷いは当たり前と感じた。今まで積雪期は事前に経験したルートばかりだった。ルート研究をもっとしっつかりしておく必要性を強く感じた。今の時期は雪の残り方で難易度が大きく変わる。⇒GPSでの細かいwaypointsの設定で対応できると思う。今回は大まか過ぎた。
2このコースを積雪期に踏破するにはザイルは必携。正月くらいならまだ夏道が使えるかもしれないが。
3.夏のテントを使用したが風雨の強いときはフライがあおられてテントが飛ばされそうに感じた。一時はポールを抜いて寝ようとしたがずぶぬれになってしまい、仕方なくセットしなおしてテント本体とフライ間の隙間をキープ。このような条件の時はフライ無しですむゴアのテントが最適と思う。
4.雨の後は雪がゆるむ影響でペースが遅くなる。なんらかの踏み抜き対策が必要。 
5.白沢三股登山口から最後の水場間はこの時期、整備されていないのでザイルが欲しくなるところがある。短い距離なのでそのままいきそうになるが我慢、我慢。
6.いつもアイゼンの団子に悩まされる。いいアイデアはないものか。


<2日目幕営地までの写真>