トジハジ日記

日記代わり、家族への発信用として利用させていただいてます。内容はいろいろですが登山が趣味で、公開は山行記録がメイン。

2020.10.6 静岡県 山伏トレッキング

2020-10-07 13:20:51 | ブログ

静寂の蓬峠。

山伏の頂上。ガスがなければ前方に富士山がひろがっているのだが。


久し振りに静岡県安部川流域の山歩きにでかけました。今回は所属する山登りの会の人と一緒ですので手軽に歩きと景色の楽しめる山として人気のある”山伏”という山を選びました。ガイド本によると頂上の広大な低い笹原が見事で、そこを前景にして眺める秀麗富士山はすばらしいとのことですので大いに期待して出かけました。

4時45分頃に小牧ICに入る。途中、1回のトイレ、コーヒー休憩をとり、7時45分ころにガイドブックにある登山口から少し手前の川原に到着し、そこに駐車した。かなり広い場所だが車は1台もそこにはなかった(その少し手前に狭い路肩には2台とまっていた)。8時5分に西日蔭沢登山口到着し登山開始。しばらくは沢筋をいく。2年前?の台風で沢にかかる橋は全て破壊され、しばらく通行止めだったようだが、橋は全て簡易的なものではあるが新設されていて心配して用意してきた渡渉用の運動靴の出番はなかった。途中、一か所、台風当時の雨のすざましさが予想できる大きく崩れた斜面があり、ここで登山道は完全に途切れていたようだが今は僅かな踏み跡がついていて危険というほどのことはない。ここを20mほどトラバースして、再び普通の登山道に入って急な斜面を少し登ると蓬峠に到着した(9:35)。ここにはベンチがあり、休憩適地なのでしばらくの間、腰を降ろし息を整える。ここから頂上までは尾根の左へ行ったり右へ行ったりの斜面をジグザグに登っていく。急な尾根が広々とした台地状に変わり、気持ちの良い森林帯をしばらく進むと牛首峠、山伏とかかれた標柱のたつ稜線に出た(11時17分)。森林帯の中なので稜線に出たという感覚がないが、標識のおかげて出たことが分かる。そこから山伏の頂上までは一投足。前方に明るく、広々とした笹原が見えてくると間もなく頂上だ。そして11:31に待望の頂上に到着した。評判通りの気持ちの良い笹原が展開し、天気が良ければいつまでものんびりしたいような所だが、あいにく今日はガスが漂う物寂しい頂上だった。稜線の反対側から登ってきたと思われる2組の女性パーティーを頂上から離れたところに見かけた。今日の天気予報は晴れだったが、ほとんど登り始めからガスの中で期待した頂上からの富士山や、2か月ほど前に登った笊ケ岳、他の南アルプスの眺望は全くなかった。しばらく休憩しようとしたが寒いので誰も長居をする気がおきず、20分ほど昼食を取ってから、周回コースで大谷嶺に向かう。途中、大平沢ノ頭で小休止をとり,新窪、乗越に13:27到着。この間、広い尾根の所では落ち葉で踏み跡を忠実にトレースしにくいところがあった。要所要所にとりつけられた赤布が心強い。ここにきて初めて下界方面のガスがとれ、十枚山方面の山々が望めたのがちょっぴり嬉しい。新窪乗越到着後、大谷嶺に一旦向かおうとしたが、コースタイムをチャックしてくれたKさんが、ここまま、ここから下山しても駐車地到着は17時頃になってしまうという指摘を受けて大谷嶺は断念し、下ることにする。日本三大崩れの一つである大谷崩れの下山道は、はじめが急で、足元が崩れやすく注意が必要だった(砂利スキーだと言って楽しいでいた人もいたが)。斜面を降り切り、扇状に広がった山の崩壊斜面が合流した扇の要と呼ばれるところに到着して(14:15頃)、やっと一息つくことができた。登山口(周回の下山口)に14時48分に到着、舗装された林道をのんびりと1時間ほど下り、予定より約1時間早い午後3時50分頃に朝の駐車地に戻った。今回は頂上や、稜線上での視界がまったくなかったので、快晴が約束されている時に再訪してみたい。

コメント:
1.今の時期のこのコースは1Lの水で十分。
2.西日蔭沢のコースはまだ通行止めのようだ。頂上には西日蔭沢は危険なので下らないようにという趣旨の通行止め注意板があった。実際にはコース上に問題となるところはないが。
3.山伏、新窪乗越間に熊の鋭い爪痕のある樹がありました。
4.梅ヶ島温泉黄金の湯:17時30分まで営業、700円なり。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿