トジハジ日記

日記代わり、家族への発信用として利用させていただいてます。内容はいろいろですが登山が趣味で、公開は山行記録がメイン。

2016.10.28 ”いいやま登ろう会”例会 岐阜県 鷲ヶ岳

2016-10-29 16:40:08 | ブログ

鷲ヶ岳スキー場ではスキーシーズンに備え着々と氷作りが進んでいました。頂上の温度約6度。

岐阜県にある鷲ヶ岳へ〝いい山登ろう会”のメンバー総勢21人と行ってきました。あいにく登山開始後まもなく天気予報通り9:00頃から雨で眺望はまったくありませんでした。
鷲ケ岳は何十年も前の厳冬期に一度だけ登ったことがあります。狭い頂上と祠、ビールが凍ってしまってほとんど飲めなかったこと、そして登山道をスキーで直滑降で滑り転倒して止まるを繰り返しながら降ったことが懐かしく思い出されます。今回、久しぶりに登りましたが登山道は林道で数か所分断され、更に林道の延長、拡張工事が進んでいます。林道を使って車で頂上近くまでくることもできるようになってしまい(実際、頂上まで30分~40分程度のところまで車で来て登っている人に会いました)300名山にふさわしい魅力のある山では無くなってしまいました。展望だけはいいと思われるので観光登山としては手頃な山かもしれません。尚、今では頂上の祠はなくなり(基礎の石は残っていた)代わりに展望盤が設置されています。



2016.10.19赤兎山

2016-10-21 11:29:22 | ブログ

左から白山、別山、三の峰、少しとんで銚子ヶ峰

山友の会の山行に特別参加させていただいて白山、別山に続く尾根にある赤兎山へいってきました。丁度、紅葉が見頃で秋の山を満喫してきました。このあたりは山スキーのメッカですが馴染みが薄くとても地形を把握するのに勉強になりました。来年の春スキーでは隣の経ヶ岳とともに訪れてみたいところです。杉峠へ続く尾根上には立派な避難小屋もあります。このあたりの山々は避難小屋が整備されているようで、本来は非常時用ですが、避難小屋を使わせていただくとテント無しで白山まで気軽に縦走できそうです。赤兎山頂上からの展望は360度で白山から別山、銚子ヶ峰に続く長大な尾根が手にとるように見えます。また銚子ヶ峰付近の後ろには大日岳も見えました。この山は私有地?なのか300円の入山料が必要でした、いつも大自然の一部としての山が一個人の所有ということには何か違和感を感じさせられます。



2016.10.12 南ア南深部 池口岳 日帰り登山

2016-10-13 08:42:00 | ブログ

左から池口岳北峰、南峰、少し離れて鶏冠山
ちなみに池口岳より南に池口岳より高い山は無い(もちろん日本の山で)

KMC山行に参加しなかったので、今回は一人で南アルプス南端にある池口岳2392mへ行ってきました。南アルプス深南部は広大で小屋もなく、登山ルートも整備されていないので自然が残されています。コースタイムが複数のガイドブックによると最高点の北峰までの往復が10時間20分から12時間。南峰まで行くとなると11時間40分から13時間20分になるので相当気合を入れて登らなければなりません。

前日21時に登山口に到着し車中泊。里離れた暗闇で物音ひとつしない場所に一人いるのは車の中とは言え何か不気味で単独登山の時はいつも不安な気分にさせられます。朝がとても待ちどおしいものです。

明るくなってからの出発予定でしたが4:30に目が覚めたのでそのまま妻が作ってくれた朝食のおにぎりや卵XXを食べ、5:15分頃、暗闇の中、電池がなくなりかけたラテを頼りに登山を開始。ここは熊が多いと何かの記録で読んだのでストックに鈴をぶら下げ、首にホイッスル、そして念のため熊撃退スプレーまでも今回は持参して腰にぶら下げた。暗闇はいつも不安を増長させるが、夜が白々と明け始めてくると気分も落ち着いて登高の喜びに変わってくる。まさに”登山こそ我が憩い”である(シューベルトは旅こそ我が憩いと言った)。朝はかなり冷えたのでフリース上着を着て登り始めたが30分程度で暑くなってきたので、枯れ枝に上着をひっかけておく。恐らく誰も来ないので帰りに回収するすればよい。最初の1時間ほどは猪の掘り返しがすごく、時々、どこに道が続いているのかわからなくなつているところもあるぐらいだった。順調に面切平を通過、黒薙の頭に着くころには景色も広がつてくる。ザラ薙平のテント場は草地で適地かもしれないがと水場が遠すぎる。水場下降点の標識があるがとても下る気にはなれないような急傾斜の森林帯の下降にみえた(後から写真を見直すとそうでもなさそう)。ここまでの登り程度なら、自分なら遥かに水を持ち上げた方が楽だ。光岳へ方面に向かう分岐にはしっかりした感じの良い標識がある。標識の裏に今年6月の日付のある真新しい標識もあった。ここから頂上までは15分。9:30に頂上(北峰)に到着、ここまで4時間15分を要した。ここで大半の人は引き返すようだが三角点は南峰にある。あまり知られていないが、それは静岡県側にある(この理由で信州100名山からあやうく漏れそうになったが長野県側の南峰の方が高いので信州100名山に選ばれた)。少し休んで南峰を目指す。今までの道と違って少々、歩きにくい。濡れていたら間違いなく数回はスリップするだろう。鶏冠山への分岐点(笹の平)を過ぎ10:00丁度に南峰に到着。ここまで登山口から4時間45分。光岳へ続く稜線も手に取るように分かる。快適そうだし距離も思ったより短く感じられる。是非一度歩いてみたいコースの一つである。再び北峰に戻り、元来た道をもくもくと下った。このコースからは光、聖、赤石、荒川、塩見岳がよく展望できる。反対側は今まで遠くから漠然としか見ていなかった愛知県との県境の山々がよく分かった。登山口に14時15分丁度に着。南峰までの往復で9時間ジャストの山旅でした。
<行動着以外の装備など>羽毛服、登山用上着、着替え下着、マフラー、厚手手袋、フリース帽子、ラテ、ナイフ、ターボライター、防風マッチ、ポイズンリムーバー、キズバン、ティッシュ、GPS,時計、予備電池、熊撃退スプレー、鈴、フォイッスル、スマホ、カメラ、洗濯バサミ、メタ、ストック(1)、レスキューシート、水2.5L、行動食2日分、地図、資料、35Lザック、

2016.10.4鈴鹿、釈迦ケ岳、山ヒルの恐怖

2016-10-04 19:34:05 | ブログ



庵座の滝

Tさん率いる花葉の会のメンバーと鈴鹿山脈にある釈迦ケ岳にいってきました。コースは庵座の滝コースから釈迦ケ岳最高点、釈迦ケ岳頂上、猫岳、ハト峰、朝明の周遊です。

9:00前に朝明駐車場(有料500円)を出発してすぐに、右足ふくらはぎの下部がチクりとしました。ヒルが吸血するときチクりとするという記事を読んだことがあるのですが、まさかと思いながら裾をめくってみると、例の気味の悪いヒルがくっついているではありませんか。釈迦ケ岳にヒルはいないと私だけでなく誰もが思っていたのでびっくりです。幸いわずかに血がにじむ程度ですみました。これからが全員、ヒルの恐怖とのたたかいです。少し歩いては裾をチェツクすると必ずヒルが這い上がってきています。私はまたもや手袋の内側にいたヒルにやられてしまいました。誰もがは這いずりあがってくるヒルを指先で飛ばしながら休憩することもなく頂上を目指します。頂上にはいないということを信じて。庵座の滝をすぎてもしばらくはヒルの姿がなくなることはありませんでした。いないと思っていた頂上でも2匹ほど他の人の裾やスパッツの内側で見つかり、もう全員ヒルパニックでした。誰もが今回の登山では10匹以上はヒルの攻撃にあっていると思います。先週、すぐそばにある三池岳へ行った人もヒルで散々な目にあっていますので鈴鹿全体がヒル化しているかもしれません。

雨上がりの庵座のコースはコース初めのところから渡渉が難しくなります。今回もかなり苦労して渡りました。雨上がりの後はこのコースは勧められません。

ハト峰の頂上直下の垂直の斜面にはとても大きいハチの巣(写真参照)があり注意が必要です。登山道から5~10mほど離れていますが、じっとみていたら2匹ほどのでかいハチが偵察に私に向かって飛んできました。

釈迦ケ岳の最高点の広場と頂上広場付近の斜面はゴミ捨て場になっています。酒の瓶もおちていました。観光の性格の強い家族連れやハイカーが多いせいでしょう。日本人のモラルの低下が山でも顕著に表れていて残念です。



2016.9.30-10.1 ”いいやま登ろう会”例会 北アルプス爺ケ岳

2016-10-01 19:01:10 | ブログ

毎年、合宿の舞台だった劔岳。 


いい山のメンバー総勢19名で北アルプスの後立山連峰にある爺ケ岳へ行ってきました。爺ケ岳は今回の柏原新道以外にも厳冬期に東尾根からや、縦走の途中に立ち寄るなどして何度も登っていますが、いずれも若い時で、ここ何十年の間は登っていません。当時をなつかしむ気持ちもあって参加することにしました。

天気予報ではあまり好天を期待できませんでしたが、運よく1日目は晴れで雲もほとんどなく
高度を上げるにつれて遠くの山々が見えてくるのが登る苦労をわすれさせてくれた。爺ケ岳の一番の魅力は何といっても尾根に出たとき眼前にそびえたつ劔岳の圧倒的な迫力です。三の窓雪渓や大窓雪渓には想像以上に規模の大きい雪渓が残っていて、岩の殿堂を迫力あるのものしていました。
爺ケ岳の頂上からは穂高連峰、表銀座方面、大天井がよく見え、眼前には餓鬼岳、唐沢岳、針ノ木、蓮華岳などが展開、反対側には富士の折立からつつく立山連峰の雄大な景色が楽しめました。南アルプスと八ヶ岳連峰の間にそびえる富士山もはっきりと遠望できました。また雨飾、焼山、火打、妙高、高妻、戸隠もよく見えます。案外近いと感じたのは浅間山。心行くまで360度の大展望を皆で楽しみました。

2日目は朝方はあいにくの雨。昨日、体調が悪くて頂上まで行けなかった人たちともう一度、爺ケ岳頂上までいってきました。私は北峰までいってきましたが全く頂上らしさのないところでした。

あまり興味のなかった爺ケ岳や後立山連峰でしたが久しぶりに来てその良さを見直しました。
今回は爺ケ岳だけの往復登山でしたが、いくつもの小屋が要所要所のあるので、いろいろなコースが自由に選択できます。今度は相方を連れてのんびりと山旅をしたい気になりました。