トジハジ日記

日記代わり、家族への発信用として利用させていただいてます。内容はいろいろですが登山が趣味で、公開は山行記録がメイン。

2016.9.1-3朝日岳、雪倉岳、白馬岳

2016-09-15 15:07:49 | ブログ



相方の小さなザックがうらやましい!

久しぶりの山です。台風続きでなかなか好天がつかめず、2週間ほどモゾモゾしてましたが、台風の合間の好天3日間を見事につかんで北アルプスの朝日岳から白馬岳を縦走してきました。文句のつけようのない好天に恵まれ、すばらしい山旅を堪能できました。このコースは湿原が豊富で花のシーズンは最高のコース疑い無しです。蓮華温泉に車をおいての周遊コースを選びました。朝日岳のテント場は土の上(芝の上が好み)ですので余り好きではありませんでしたが、人がほとんど、この時期はいないので静かなのがいいです。この小屋では寿司を売っていたので相方が早速、明日の行動食として購入してきました。2日目は朝日岳をまく水平道から始まります。水平道といってもアップダウンがありますが、ここも湿原や水場が豊富で気持ちがとても癒されます。トラバース途中から去年KMCメンバーでいった劔岳が望めしばし立ち尽くす。雪倉岳の登りからは水場が一切、この時期はなく白馬岳まで2Lの水が欲しいところです。三国境まではとても緑豊かで人もほとんどおらず静かな山歩きですが、三国境からはポピュラーな栂池コースと合流するので一気に人が増えます。ここから1時間ほどで白馬岳頂上到着。ここは人だらけ。山頂近くにとてもでかいホテル?があるので観光登山系の人でいっぱいです。若きころ白馬主稜をスキーを担いで登り、頂上から張り出している雪庇に穴をあけて頂上に這い出たことを思い出しました。今、こうして上から覗き込むと、今ではとても登れそうもない危険なルートに思え怖いもの知らずだった若き日が懐かしく思い出されます。テント場までは30分くらいここから下ります。ここのテント場は小屋のすぐ裏の窪地のようなところに陰気な印象しか残っていませんでしたが、再び訪れてみて全く昔と変わりませんでした。水も今までのテント場と比べて乏しく快適とは言えません(少し降りれは雪渓からジャージャーでているのに気が付いた)。山荘の売店も17時ころからしかオープンせず、自動販売機があるが小銭がないとビールも買えません(釣銭があるときは千円札でもOKだが、あいにく万札しかなく3時間ほどビールにありつけませんでした。)3日目はご来光を期待しながら再び白馬岳へ登りかえす。残念ながらあいにく雲に隠れてご来光は見えず。そのまま三国境まで下り、そこから昨日のコースと別れ白馬大池へのコースをとる。途中から遠くは槍、穂高までが望め、また白馬岳東面側の絶壁から杓子、白馬槍へつづく縦走コースの景色は圧巻です。また途中から見え始めた白馬大池とその周辺の景色もすばらしいものがあります。白馬大池でコーヒーを沸かしゆっくりと休憩しました。好天のもと、至福の時です。ここで朝日岳から前後しつつ歩いた単独の二人の青年の一人とはお別れです、とても好感がもてる若者でたった3日間でしたが単独行者としての相通じるものを感じました。やはり別れは寂しいものです。彼の人生に幸あれです。もう一人、白馬のテント場であった単独の女性に会いました。とてもかわいい、美人でとても単独で山を歩くタイプには見えませんでした。驚いたことに栂池のロープウエイ代を節約するため、ほとんど人が歩いてなさそうな別コースから下山するとのこと。このコースは大丈夫かと聞かれたが若いときは何事もチャレンジなので大丈夫、大丈夫とつい答えてしまい少々、後悔です。我々は白馬大池からは栂池コースと別れ駐車した蓮華温泉へ下ります。途中、縦走した朝日岳から雪倉岳が眼前に展開し、天狗の広場からは興味をそそられた鉱山コースもよく観察できます。景色を楽しみながら2時間ほどで蓮華温泉着。途中、露天風呂が数か所あります。蓮華温泉のお風呂は最高でした。風呂から出るともう一人お世話になった若者に出会いました。いつも我々を追い抜いていくはずなのに今日はどうしたのと聞くと、私が興味をそそられた鉱山コースを下降したとのこと。やはり若者はスタミナがあります。彼にはカメラのバッテリーが雪倉岳頂上できれた時、彼のモバイルバッテリーで充電してもらいました。おかげで蓮華温泉に着くまでカメラが使用できて感謝です。ここの由緒ある温泉(有名な歴史上の人物達と関係が深い。登山聡明期の興味ある写真も飾られている。)で仲間と1泊して生ビールで乾杯し縦走の疲れをいやすことができたらさぞかし楽しいだろうなと思いながら蓮華温泉を後にしました。





2016.8.9-11白峰三山縦走

2016-09-15 15:05:33 | ブログ

西農鳥岳の頂上で。この直後、思わぬアクシデントが。

私と3人の昔のお姉さん達と南アルプスの白峰三山縦走をしてきました。3日間ともこれ以上無い好天に恵まれ3000mの峰の縦走を心行くまで堪能してきました。

1日目 小牧から東名経由で奈良田温泉へ。ここへ車をとめ、大門沢小屋まで歩く。かなり暑いが、ゆっくり登り何の問題もなく大門沢小屋到着。テント場は狭く、隣接するテントとの距離が数m間隔でびっしり。小屋泊も男女が大きな部屋にごった寝するスタイルで快適とは言えない。トイレも踏み外したらどうなるかというような作りで気を遣う。唯一、水が豊富なのが救い。昔の小屋を知らず最近の近代化された小屋が当たり前と思っている人には少々きついかも。。
2日目 大門沢小屋から農鳥岳、間ノ岳をこえて北岳山荘まで。大門沢小屋から稜線に出るまでは急登が続き健脚向き。このあたりからMさんが重荷の為、ペースが落ちてくる。初めての3000mの山の縦走なので余分な荷物が多く重量がかなりあった。森林帯から稜線へ抜けると展望が一気に広がり南アルプス南部の塩見岳から池口山方面までとてもよくわかる。眼前の農鳥岳、西農鳥岳の景観も素晴らしく気分がウキウキしてくるのを抑えられない。西農鳥岳の下りでアクシデントが発生。Mさんが縦走路から転落。15mほど落ちて大きな岩で運よく停止した。停止したすぐ下は完全な崖で、運が良かったとしか言いようがない。頭や足、腕を打つて出血もあったのでショック症状が一番まず心配され、しばらく様子を見たが大丈夫そうなので診療所のある北岳山荘まで頑張ってもらった。間ノ岳の登りも苦しそうだったが、荷物の重量を減らした影響もあってか北岳へ続く縦走路の美しさを楽しめる余裕がMさんに出てきた少し安心する。診療所での診察の結果、頭を打っていて様態の急変が心配されることや腕の骨折も考えらるとのことでドクターヘリを手配していただいた。
3日目
早朝にMさんのドクターヘリを見送り、残り3人で北岳へ向かう。アクシデントの後なので皆、慎重に歩き1時間程度で日本第2位の標高、北岳山頂に到着。各自、思い思いに頂上からの景色を堪能する。下りは大かんば沢に下降ルートをとる。八本歯のコルまで岩がゴロゴロしたところで歩きにくい。コルから下降する尾根は梯子の連続でこれまた実に歩きにくく気も抜けない。ようやく沢におりると北岳バットレスの岩壁群が良く見える。若き頃、合宿でこの岩壁を登りまくった頃が懐かしい。朝から夜まで継続登攀したことや冬の第四尾根登攀が昨日のことのように思い出され胸が熱くなる。もう2度と見ることもないだろうこの岩壁を何度も何度も振り返って見ながら下る。しばらくして森林帯に入る。もう1時間程度で広河原につくとおもっていたら昔とコースが少し変わってしまったようで意外と時間がかかった。こんなことなら草すべりコースの方が遥かに安全で、景色も良く、それほど時間も変わらないのでお奨めだ。長かった樹林帯を抜け正午前に広河原に到着。チケット売り場2階で早速ビールを購入、一気に飲み干して、このいろいろあった縦走に終止符。

コメント
1.テント泊の人は農鳥からでない不利。理由はテント場が狭いため、遅くつくと場所が張る場所がなくなる。昼頃にはもう一杯になっている。
2.下りの苦手な人は大門沢下降点からの下りは長く急で歩きにくくきついので、やはり農鳥から北岳に向かった方がよい。


2016.7.22-24高妻山、火打、飯網山

2016-09-15 14:57:47 | ブログ


編集中

Tさん、Aさん、OさんのKMCメンバーで高妻、火打、飯網山へいってきました。白峰三山縦走の予定でしたが天候が悪く中止の予定が、どうしても行きたいというOさんの説得に3人とも対抗できずに、何とか天気のよさそうな山を探した結果です。

1日目 高妻山 2日目 火打山 3日目 飯綱山

後日、戸隠から高妻、火打と妙高をまとめて登る計画を立てていたが、前倒しに急きょ決まり,計画を縮小して1日1山の登山になった。

高妻山は遠くからみるとなかなか投登高欲を掻き立てられるが、登ってみるとあまり特徴のない山でした。火打山はとにかく高谷池ヒュッテ付近からの湿原帯が素晴らしい。テント泊をしてみたくなる雰囲気がとても気に入りました。妙高山は帰りに寄る予定でしたが、テント場へ戻る時間が遅くなりそうな為、すんなりあきらめて下山(不謹慎ながらビール販売時間に間に合わせることの方が私には重要でした)。飯縄山は霊仙寺山経由コースを選びました。手軽に登れる地元民の為の山という感じでいい山です。霊仙寺山頂上から飯縄山へ行くときルートがわからずブッシュ帯に突っ込んだりしてルートを探したが見つからずあきらめて下山を開始したらすぐ、飯縄山へのトラバース道がみつかり無事往復することができた。途中であった単独の人の言うこは、このトラバース道はクマが多いとの。手でパンパン音を出しながら歩き続けました。



以上、高妻山


以上、火打。 以下、飯縄

2016.8.1-3槍ヶ岳

2016-09-15 14:24:13 | ブログ

槍の穂先へ向かうAさんとOさん。バックは笠ヶ岳

<編集中>

コースタイム:

Aさん、Oさんと3人で北アルプスの槍ケ岳へ行ってきました。槍ヶ岳は四季を問わず少なくとも20回以上は登っています。厳しい冬の南岳南西尾根や中岳西尾根の登攀ルートから登った槍、子供たちと西鎌尾根縦走途中に登った槍、妻が水俣乗越の下りでばてて足が棒のようになってしまった槍、北鎌尾根や最難関の硫黄尾根からの槍、白馬から西穂縦走中に登った槍など、槍ヶ岳に関する思い出は山ほどあります。槍のピークに立つたびに過去の山行が思い出され胸が熱くなります。今回もこの年齢でまた無事に登れたことに感謝。そして同行してくれたパートナーにも感謝の気持ちでいっぱいです。

今回は三人での初のテント泊縦走ということでしたが、やたらザックの重い人がお見えで、あえなく槍平ベースにグレードダウン。結局、軽装で槍から南岳縦走ということになりました。天候は曇気味でしたが無事、槍の穂先に立ち、南岳まで縦走を楽しみ、そこから槍平っへ下りました。

コメント:南岳の下りはもっと楽な記憶がありましたが、あまり一般的とは言い難いです。恐らくルートが変わった。冬のルートに近い感じがしました。足に疲れが出てきたシニヤには勧められません。この時期、中岳の水場は涸れています。中岳の登りには梯子がありました。以前、槍ヶ岳には梯子がなく右から回り込むようにして頂上に立ったのですが、今ではこの中岳のようにどこでもちょっとしたところに梯子や設置され安全になっています。南岳のテン場も水はなし。思い出しましたが南岳で幕営を申し込む場合、遅い到着は小屋の人に怒られます。去年、横尾左股からキレツト最低鞍部に抜けて小屋に着いたとき18時頃でしたのでかなり怒られました(これは昔からの自分の登山スタイルなのですが)。