登高途中から見た奥美濃の高峰、高丸を遠くに望む。今シーズン中に登りたいなー。
しばらく好天が続いていたが諸事情で山歩きに行けず、やっと早春の奥美濃へ雪山ハイクに出かけることができました。行先はトガスという聞きなれない名前の山です。近々、三周ヶ岳のすぐ隣にあるピークの高丸に登りたいとおもっているので、積雪の具合の確認も兼ねてトガスにいってみることにしました。
7時少し前に夜叉龍神社前の駐車場に到着。日曜日なので駐車場には既に数台止まっていた。ほとんどは大ダワ、土蔵岳方面へ行く人。7時頃、駐車場をスタート。駐車場付近の道路から正面に見える尾根末端の左側斜面にとりつく(7:10)。最初の急斜面にどの程度苦労させられるか心配していたが、ほどよい残雪のおかげでスムーズに登ることができた。雪がないと苦労すると思う。尾根に出ると快適な山スキーが約束できるような斜度の幅広い尾根が続いていて、スキー登山にしなかったことを少々悔やんだ。太陽の光が蕎麦粒岳からの続く稜線の高度になると奥美濃の雪山が淡い赤色に染まり美しい。少し高度を稼ぐと、豊富な雪で覆われた真っ白な姿の三周ヶ岳と伊吹山に次ぐ奥美濃第三位の高峰である高丸が左奥にはっつきりとみえてきた。右側には蕎麦粒岳の迫力あるピラミダルな姿が迫ってきて気分が高揚する。時々現れる雪庇に注意しながら淡々と進むが、坪足でも沈み込みがないコンディションなので登高はハミングでもしたくなるほどの快適。そして登山開始から予想よりかなり早く、僅か2時間でトガス頂上についてしまった。時間が余っているので、その先のよりよい展望が期待できる1090m台地まで足をのばした(9:32)。展望は期待通りだった。しばらく、その細長い台地をいったり来たりして心行くまで写真をとりまくった後、再びトガス頂上に向かい往路と同じコースで下山した。
<写真、後日掲載>
<メモ>
トガスはあまり知られていないと思っていたが下山途中に40,50才台と思われる男女2人パーティーと同じ年頃と思われる単独の人に会った。2人パーティーの男性の方はスプリットボードを使用していた。かなり小型のボードで私の山スキー板より短く、幅は同じくらいなので今のコンディションにはとてもよさそうだ。帰りは林道経由にするかもしれないと言っていたがデブリ発生個所が多そうなので私はやめた。もう一人はブログ名スカイウオークさんという方で、このあたりに精通されていた。登山道の無い高丸を積雪期に登れる時期についてアドバイスをしていただいた。帰宅後、ブログを拝見したが、とてもオリジナル性にあふれたコースを計画し、実践してみえて、写真も綺麗で感心させられた。