トジハジ日記

日記代わり、家族への発信用として利用させていただいてます。内容はいろいろですが登山が趣味で、公開は山行記録がメイン。

2016.11.29熊伏山(信州100名山)

2016-11-30 10:01:14 | ブログ

霧氷とOさん


木々の間から望む聖岳方面


頂上

Mさん、Oさんと静岡県と長野県の県境の山である熊伏山1653mへ行ってきました。青崩峠からの往復です。この峠の下をトンネルで両県を結ぶ工事が計画されましたが、あまりの崩壊の激しに日本のトンネル工事技術をもってしても貫通は難しくギブアップしたところであり、また信州100名山の著者が遭難した(数日後ヘリで無事発見)ところでもあるので大変興味がありました。4時間足らずの短い登山でしたが、霧氷で真っ白に染まった木々の景色と陽だまりの道をのんびりと歩き、期待とは裏腹に?のんびりと素敵な冬山の雰囲気を堪能することができました。

コースガイドには細引きがあると良いとありましたが、ロープがしっかりと要所に設置されており、特別、細引きの必要性は感じませんでした。頂上の温度は3度でした。

塩の道は武田信玄も通ったと記してありました。石畳と緑の苔、そして随所にある建物や、その他の遺跡が当時の雰囲気を感じさせてくれました。

時間が余ったので火祭りが有名とのMさんのすすめで秋葉山へ寄りました。
(帰宅してガイドブックを開いたら秋葉山の登山コースが紹介されていて車で登ってしまったことに少々後悔。今度は下社からのコースを歩いてみたい)
以上



2016.11.26南アルプス深南部 大無間山日帰り

2016-11-27 17:30:16 | ブログ

大無間山から聖岳と上河内岳

若手Y君と大無間山2329mに行ってきました。今回は久しぶりに頭も体もフル回転でした。ルートは登山道が無い北東尾根にとりました。
1700m付近から積雪があり、最初は足首程度のラッセル、1950mくらいからは膝下程度のラッセルになり8時間強かかって大無間山頂上に着きました。(雪の無い時はどうなっているかわかりませんが、雪でカバーされた頂上は広く平坦でテントがかなりの数、張ることができるスペースがあり快適そうです。しかし一升瓶が雪の中に埋まっていたりして雪のないときは汚い処という印象を持ってしまいました。)
全く雪があることは想定しておらずスパッツもないので靴に雪が入り放題。立ち止まるとすぐに冷えてくるので休憩はほとんど取れませんでした。下山は同じルート取りましたが、かなり下ったところで間違った尾根を下ってしまっていることに気がつきました。1450m地点で左の斜面に入らなければならないところをほぼ90度右の尾根に入り1020m地点まで下ってしまった。高度差400mのロスです。何とか視界がきくうちに下りきりたかったのですが間違いに気が付いた時は完全に暗闇の中、気力を振り絞って登り返し、地図上の鉄塔線の経路を頼りに断続的な保線路をなんとか見つけながら登りに使った尾根に戻ることができました。保線路は暗闇では極めて危険で神経をすり減らしました。結局、下山できたのが20時過ぎ。トータル17時間弱の山旅?になりました。やはりこの山は寒くなく、日照時間の長い時期にいかないときついとおもいます。この日はさすがにコンディションが悪く一般ルートからのトレースはありませんでした。以下は間違った尾根を下ってしまった原因などを含む反省点です。

間違った原因
1.明神沢に沿った尾根を下らなければならないが沢から離れていく尾根に先行するY君がむかつている。そちらはおかしいのではないかと声をかけたが、”赤布がこちらの尾根にあります”(以降もずっとつづいていた)との返事があり、それを信じて地点の確認をおこたりどんどんその尾根を下ってしまった。
2.更に登る時に途中にある送電線の鉄塔を目安にしたが、間違った鉄塔をてっきり登りに見た鉄塔とおもいこんで、ますます勢いよく下ってしまった。

反省点
1.少しでも疑問に思ったら在位置確認をおこたるな。一般コースなら赤布、赤ペンキは信頼できるかもしれないが、登山道で無いところの赤布を信じ切るのは危険(今回の赤布は恐らくこの尾根を冬にどこかのパーティーが登ったのだろう)。
2.思い込みは危険。今回のミスのもう一つの原因は間違った鉄塔を目指す鉄塔と勘違いしたこと。
3.今の時期では少々きつい計画だったかもしれない。日没との競争で地点確認の時間も惜しんでしまった。
以上




2016.11.14鈴鹿愛知川遡行

2016-11-15 12:11:33 | ブログ


何十年ぶりかでkmcメンバーと鈴鹿の愛知川(神崎川)へいってきました。あいにく朝から曇りで昼前には小雨が降り始め、予定の行程を短縮することになりましたが、沢歩きをちょっぴり楽しむことができました。以前の記憶は全く無いに等しくルートファインディングなどで時間がかかったりしましたが、改めて愛知川の魅力にふれることができ、ジャブジャム川の中を歩けたり、泳げたりできる夏の時期に愛知川の完全遡行がしたくなりました。kmcのメンバーもその気がありそうで今から河原での幕営などを楽しみながらの遡行が目に浮かぶようです。

反省点
1.ヌメヌメの石を渡らざるを得ない箇所が多々あり、転倒が心配されるのでヘルメットの必要性を強く感じた。
2.確保にナッツが欲しいと思ったところが数か所あった。
3.ヌメリ除去のツールを持参すべき。
4.スマホのGPSは森林帯では反応が遅く有効でなかった。
5.ヒロ沢を間違えた。地図を見れば簡単にわかった筈だが、文字が消えかけた標識をみて
”ここがヒロ沢”と思い込んでしまい無駄な時間を費やした。地図による確認が基本であることを改めて思い知った。