トジハジ日記

日記代わり、家族への発信用として利用させていただいてます。内容はいろいろですが登山が趣味で、公開は山行記録がメイン。

2021.11.15 高屹山と黒手山(途中まで)

2021-11-17 10:48:34 | 日記

頂上広場からの乗鞍岳

ナカニシヤ出版の岐阜100秀山という本が本屋さんで目にとまった。氾濫している名山ガイドブック類には興味がないが、ナカニシヤ出版の本となるとガイドブック的なタイトルでも話は別だ。名山ガイドブックの類とは一線を画しているに違いないと思って手に取ってみると、やはりナカニシヤ出版らしい読み応えのある本だった。この100秀山中でまだ自分が登っていない山が22山ある。まずはシニアに優しそうな高山市久々野にある高屹山というところへ行ってみた。

高屹山登山口までの林道には駐車地が3か所ある。登山口のある一番上まで車でいってしまうと2時間程度の登山となるが、少しものたりないので下と上の中間あたりに車を置いて林道をしばらく準備運動も兼ねて歩いて登山口へ向かった。登山口には立派なコースガイドの看板と簡易トイレ、登山届ボックスがあり、そこは車が10台程度は十分とめることが出来る広さがあった。

登りコースの始めはルンぜ状のところからスタートする。ルンぜは足場が不安定で歩きにくい。ルンぜをつめていくと、”右折れ岩”と書かれた標識がたっていて、そこから右の尾根方向に向かって斜面を登っていく。途中、工事中の林道を横断して更にトラロープで示された道をたどると”ゴジラの背”と書かれた標識のある尾根に出た。確かにミニゴジラの背のように感じさせられる岩で気が和む。更に少し進むと”お立ち岩”と書かれた標識のある展望地に到着。ここからは船山方面がよく見えた。この登りコースはこれらの見どころに加え、樹木名やその説明なども所々にあってあきない。登り初めて1時間20分ほどで広々とした山頂広場に到着した。ここには立派な方位盤があり山に詳しくない人も山座同定が楽しめる。今日は雲が少しかかっていたが、北アルプスの北の俣岳から笠ヶ岳、槍ヶ岳、穂高連峰から乗鞍、御嶽など白銀に輝く山々の展望を楽しむことができた。反対側の目の前には船山、位山、川上岳など。団体で来ても十分すぎるほどの広さがあり、展望も一級なので私の所属するシニアの山の会のメンバーにぜひとも薦めたい山の一つとおもった。のんびりと広場で食事をしながら地図を見るとどうも少し先が本当の頂上のようらしい。気がついたらのんびり過ごす気分にもなれず、すぐに腰を上げて進むと、僅か数分で頂上の標識が建っているピークに到着。残念ながら展望が今一つなので広場に戻ろうとも思ったが、今日はもう一つ登りたい山があるので頂上の写真だけ撮ってすぐその場を後にした。下山コースは登りと違って見どころは一切ありませんでした。
コースタイム: 登り 1時間21分  下り 52分



黒手山
登り口が皆目わからず、適当なところからゴソゴソと笹漕ぎをしながらスタートしたが着衣にダニのようなクモのような虫がひっきりなしにまとわりついてきて1時間ほど進んだところで完全に戦意を喪失。藪漕ぎの支度をして出直すことにして不本意な途中撤退となった。