峠を越えて - Get over the Pass -

自然を愛する気持ちを忘れずに

やんばる島紀行 Part 3(3日目)

2011-12-08 | 旅先
3日目の朝は名護市のホテルで迎えた.このホテル,運動公園の目の前にあり,春のキャンプでは北海道日本ハムファイターズが毎年泊っている.玄関ロービーには何年か前に日本一になった時の記念写真などが飾られている.今回はファイターズでなく(当たり前や・・・),高校の修学旅行生が大勢泊っていた.

朝食を終え,ネットでWeather Newsの雨雲レーダーを見ると,北西から一列に伸びた前線が急速にやってきている.ホテルの窓からも,北西の空が真っ黒になっているのがわかる.9時半に瀬底島で今回の参加者たちと待ち合わせているが,その前に雨が降りそうや...と思っていたら案の定,突然の激しい雨.ちょっと遅れるとメールを送っておいて,暫く部屋でのんびりしておくことにした.

瀬底で仲間と合流し荷物運びなんかをしていたら,11時になってしまった.前線は通過して雨は止んだが,北風が強く吹いている.昨日の暖かさとは大違い.気温は20℃を下回ってるんやないかな?

特に当てのない旅.一人が「ウニ丼」食べたい!と発したので,「じゃ,行きますか?」と,何となく行き先が古宇利島になった.

古宇利島について何軒か回ったが,どこもシーズンオフでウニはなし.代わりに海鮮丼の類で我慢.このあと本部半島に戻り,今帰仁[なきじん]へ.

今帰仁では世界遺産に登録された今帰仁城を散策.この城に来るのはこれで3回目となる.最初はもう25年近く前,初めて沖縄に来た時に訪れたが,さして沖縄に興味があったわけでなく,どこで何を見たかあまり記憶にない.2回目は10年近く前,世界遺産に登録された直後当たりやったと思う.そして今回,城の周りは資料館や物産館など施設が整備され,「観光化」されてしまっている.どこも趣が失われていって残念やと思う.


新しく建てられた「世界遺産」の碑に食い入る参加者一同.


城の中では,琉球王朝時代の衣装を身に付けた若い男女の写真撮影があった.話を聞くと,結婚写真の前撮やそうです.でも生憎の小雨模様.風も強く寒そうです.


城内の高台から北側の眺めです.石垣だけが遺され,他は何もありません.少しだけでも建物を復元した方がいいと思いますね.

このあと我々は備瀬に向かった.ここの集落は,道の両側に植えられたフクギで有名なところです.


さらに岬に出て海を眺めてみました.風がとてつもなく強く寒く,長居はできません.


遠くに何やら動く物体が! 野生動物か? ズームアップしてみると...


何かを探しているI君でした...

そろそろ夕方になり日も落ちてくる時間となったので帰ることにします.途中2人を瀬底で下し,今日の宿泊地・浜比嘉島に向かいます.


浜比嘉島の民宿「ゆがふの郷」