峠を越えて - Get over the Pass -

自然を愛する気持ちを忘れずに

配線・配管

2013-12-27 | 家を建てる
内壁はほとんどできてきました.
(内装のクロス張りは年明けです)

上を見上げると,まだ天井はできていません.
その代わり,配線や管が張り巡らされてます.



ここに見える金属の梁は,天井を支える物らしいです.
その隙間に,部屋のシーリングライト用の配線がきてます.



こちらは,換気用のダクトです.
最近の家は,24時間強制排気できるように法令で決められているそうで,
2時間で室内の空気を全部交換できるスペックが必要です.

そのため,ダクトの先端はこんな機械に繋がれます.



多分,モーター付きの吸引ファンなんでしょうね? 
ここは2階トイレの天井裏になるところです.


内壁工事(断熱材と石膏ボード)

2013-12-23 | 家を建てる
前回までは壁の外側からきずれパネルを貼る工事でしたが,今回はその内側です.
きずれパネルの内側には防湿シートと間柱があり,そのため幅が約90cmの縦長の窪みができてるわけです.
そこに防湿シートに被われた断熱材を詰めてきます.



すると,こんな具合になります.
これで,「暑さ・寒さ」にも大丈夫なお家ができあがるはずです!

この断熱材,現場に搬入された時点ではこんなロール状になってました.



これを必要な長さに切断して,使うようです.

次は,この断熱材の上に石膏ボードを貼っていきます.
間柱の上で左右2枚のボードを合わせてボルトで止めていくと,きれいな「黄色の壁」が出来上がります.



一部の壁では黄色でなく「白色」をしてます.
これは石膏ボードより厚く硬い材質の物で,これ自体で壁の強度を出すことができるそうです.
つまり,家を支える「壁」です.



この白い壁,1階の半分以上に使われてますが,2階では3カ所くらいでした,

屋根

2013-12-15 | 家を建てる
足場に登らせてもらって,屋根を見てみました.

昔ながらの瓦葺きにすると屋根が重くなり,それに見た目がやや古くさくなります.
とくにこだわりがあるわけでは無いんですが,
やはり外壁の色合いや全体のデザインとのバランスがあるので,スレートにしました.

それで選んだのがケイミューの「コロニアルグラッサ」です.
まず質感のある屋根にしたかったので濃い色にする所まではすんなりと決ったんですが,具体的にどの色にするかはいろいろ悩みました.

外壁が殆ど黒色なので,「ブラック」や「ブラウン」ではなく,「ミッドナイトブルー」にしました.



実際に近くで屋根でみると,こんな感じです.



全体的には,こんな感じになりました.



緑色のネットが掛かってるため,色合いが少し違って見えてしまってますね...





内壁工事(きずれパネル)

2013-12-14 | 家を建てる
さて,前回の工事進捗から3週間ほど経ちました.

昨日は,住宅性能の検査があり,無事合格したそうです
(立ち会えなかったので,あとでS社工事担当のIさんから連絡あり).

そのあと,我が家を見に行ってきました.

仮の筋交いが外され,全ての間柱と窓枠の設置が完了です.
さらにその外側には防湿シートが貼られ,細かな格子状のパネル(きずれパネル)で覆われてました.



内側から見たら,こんな感じです.
40~50cm間隔で縦に並んでいるのが,間柱です.



これはアップです.

これは外から見たきずれパネルです.



この日の主な作業は,室内の電気配線とコンセントの設置でした.



こんな感じで,間柱にコンセントの金具を仮留めしてあります.
一部屋毎にコンセントの設置場所を確認して行きましたが,
家具や人の動線を意識して見てみると,間取りの打合せをしていた時には気がつかなかったことが,結構出てきました.
それで,3ヶ所のコンセントの位置を変更してもらいました.

屋根

2013-11-23 | 家を建てる
11月に入って天候が安定しており,このところずーっと晴天が続いてます.
工事も順調に進んでいます. が,今日はお休みのようです.

建物の足場周りはシートで覆われ,外からは工事の様子が分からなくなっています.




作業の方は誰もいなかったので,ちょっと失礼して足場づたいに中に入ってみました.
1階は養生シートで完全に覆われていたので,中は全く見えなくなってますが,
2階部分は上半分が空いていました.




1階の床組(床の施工)の状態がわからないですが,2階は大方できています.



筋交いはまだ仮のもののようで,梁と柱に仮留め状態です.


見上げると,屋根裏の状況がわかります.



2階天井の梁(小屋梁)から垂直に立てられた火打梁,屋根の一番高い部分に当る棟木,
そして棟木から軒桁に斜めに架けられた垂木,棟木に平行に架けられた母屋が確認できます.
これらの組合せで屋根の構造を作っており,その上に瓦などの屋根材の下地となる野地板が張られています.

足場をもう少し登って屋根上に出てみると,こんな感じでした.



すでに野地板の上に,下葺き材が敷かれていました.
この下葺き材として,アスファルトルーフィングが使用されています.
これは防水シートの役割があり,屋根の仕上材から中へ侵入してきた雨水を防ぎます.

屋根の施工は,このあとスレートを敷くことになります.










柱が立ちました

2013-11-20 | 家を建てる
建て方の作業は,柱が建ち2階部分までできてきました.
その前に,基礎立上がりをビニールシートで覆い養生しておきます,



ここは庭に面したダイニングの基礎と土台の部分です.
基礎パッキンで作られた隙間が見えますが,こんなに広くていいんでしょうか?


これは1階の土台から2階の天井部にある軒桁まで通す「通し柱」で,
位置としては,玄関です.



土台から突き出た細い棒は基礎配筋に固定されたアンカーボルトです.
柱側に取り付けられたL字の金物によって,土台と通し柱はしっかりと固定されます.


こちらは室内の柱です.通し柱と違って,1階の土台から2階の梁までの「管柱」となります.



まだ柱側に金具が取り付けられていません.
その代わり,柱と土台の間に,薄いオレンジ色のシートが挟み込まれています.
柱と土台の繋目にどうしても隙間ができてしまい,床下を通ってきた外気(冬は冷気,夏は湿気)が
侵入してしまいます.それで,このシートが外気の侵入を防いでくれる訳です.

先ほどの玄関ではこのようなシートは挟み込まれていません.
建物の構造としては玄関は「外」で,外気の侵入を防ぐという考え方はしないそうです.


こちらは,「大引き」を下支えする鋼製の「床束」です.



大引きの交点からつり下げられた状態ですが,ボンドでべた基礎に固定されてます.
この床束には,途中にネジで長さを調節できる様になっており,大引きが撓わないようにします.
ひょっとしたら,後々まで調節が効くんやないでしょうか?


上を見上げると,2階の床が張られていました.



1階の管柱の上に梁を載せ,梁同士を幾つかの種類の金具で固定します.


建物の全景です.



屋根部分の垂木・軒桁なども部分的に組み合わさり.全体のイメージがわいてきます.
土台の設置からここまでの行程は,たったの2日です.驚きです!




土台敷き

2013-11-18 | 家を建てる
今週からいよいよ木工事に入ります.
まずは,基礎コンクリートの上に建物の土台を設置する「土台敷き」です.

基礎の天端に土台の位置決めのための線を引き,それに沿って土台の木材を設置していきます.
土台の木材には,「い又3」などと文字記号が書かれています,
この記号を,図面通りに置いて行くと,間違いが起こらないという訳です.

土台とその下のコンクリート天端の間には黒いゴム質の「基礎パッキン」が敷かれています.
この高さ分だけ基礎と土台の間に隙間ができるんですが,これが重要なのです.
この隙間から,床下と外部との換気が可能となり,湿気が溜まらない様になります.




基礎コンクリート打設の際に立上がりからアンカーボルトが出てましたが,
丁度その位置の土台に穴をあけ,アンカーボルトが通る様にしておきます.
最後にボルトを締め上げていくと,土台は基礎にしっかりと固定されます.




土台になる木材は全て集成材を使ってます.
この方が天然無垢の木材より,歪みが出にくく強度のばらつきが無い,変形しにくい,
などの利点があります.

また繋目となるところは,予め工場内で整形されているため(プレカット),
現場ではそれをすぐに組み立てられます.






上の木材は大引きで,その先端部分が既に加工されてます.
これを次の作業で,下の写真の土台の穴に形状を合わせて組み込みます.

今日中に,土台と大引の設置が終わりそうです.



基礎工事,終わりました。

2013-11-15 | 家を建てる
3日前に玄関に流し込んだコンクリートも固まり,これで基礎の行程は全て終了しました.
ポーチの階段部分も原型が見えてきました.

今日はS社の作業員さんが,図面通りに基礎ができているかの確認をしてました.
立上がりの高さや間隔を1つひとつ測りながら,図面に何やら書き込んでいます.




明日には足場を組むための機材の搬入となり,来週はいよいよ建方に移って行きます.

玄関の土間打ち

2013-11-13 | 家を建てる
先週末に,基礎工事の行程がほぼ終了しました.
昨日からは,玄関と勝手口の土間打ち作業でした.

玄関の立上がり部分の間に,床下の高さまでコンクリートを流し込みます.
このコンクリートの上面は,写真で見てもわかるほど,外側に向けかなりの傾斜がついています.
これは,玄関の内側から外側に水が掃けるようにするためだそうです.
作業の人曰く,「この傾斜をつけるのは,S社さんだけですよ」.

さらに聞くと,
「設計図に書き込んであって,それに従ってコンクリートに傾斜をつけるんですが,これがなかなか難しいんですよ」
という返事でした.

我が家がお世話になっているS社さんだけが,こうしてるんですね,知らなかった・・・



次は,コンクリートの上にモルタルで上塗りして傾斜を調整(もう少し緩く)し,その上にタイルを貼ることになります.
基礎立上がりも,外面にモルタル(伸縮性のある素材だそうです)を重ね塗りして,仕上げます.
これらの行程では左官屋さんの出番となりまので,基礎工事の業者さんはこれで終了となります,

基礎工事さん,ご苦労様でした.



基礎,出来上がりです.

2013-11-09 | 家を建てる
1週間の養生期間が終わり,立上がりの型枠も取り外され,コンクリート姿が現れました.
ここまで来ると家らしく(笑)見えてくるので,不思議なもんです.




立上がり部の上面には2cmほどコンクリートが上乗せされ,奇麗に水平面を仕上げています.
アンカーボルトが何本も突き刺さってます.




基礎を外側から見ると,所々に半円形の穴があります.その位置は丁度べた基礎の底盤と立上がりの境界です(色が明瞭に違うので,境界がはっきりわかります).
多分,内側に溜まった雨水なんかを出すためのものなんでしょうが,最終的には塞ぐと思います.
そうでないと,床下に湿気が入ってきますね!



近くから見ると,こんな感じです.









立上がり

2013-11-02 | 家を建てる
今日は,基礎の「立上り」部分の型枠にコンクリート打設をします.
朝9時前にはもう,コンクリート打設は終わり,作業員さん達はしばらく休憩...




コンクリートを流し込むと,どうしても水や空気が混入したりムラができたりするので,バイブレータで震動を与え,これらを抜き取り,しっかりと固めます.

立ち上がりの上面(天端)はまだ水平になってないので,この後,コテで均して水平にします.




下の写真は,和室になる所から南側のリビングと庭の方向を見たものです.



これから数日は養生期間をおき,コンクリートが固まるのを待ちます.今の季節なら5日程度とるそうです.



雨の後始末

2013-10-28 | 家を建てる
昨日はまた雨でした.10月になってから本当によく降ります.
そして今朝はまた,晴天です.

我が家の建設現場では,基礎底盤に流したコンクリートもしっかりと固まり,次の行程に入るんでしょう・・・
あれれ? 作業員さんは溜まった雨水の汲み出しの最中でした.
雑巾とモップで水を吸い取り,バケツに移す.大変ですね.

雨のお陰で,ムダな作業が増えてしまいます.ご苦労様です.



コンクリート打設

2013-10-28 | 家を建てる
今日は,週明け月曜日.いい天気です.
今週はいよいよ,基礎の底盤にコンクリートを流し込む作業になるやろうと思い,午前中に現場を見てきました.

10時過ぎに着くと,なんとコンクリートはもう流し込まれ,鉄筋がすっかり埋まり,コンクリートの上面は,まるで水面の様に滑らかで綺麗になってました.




作業員に聞くと,朝の7時から作業を開始し,2時間ほどで終わってしまったそうです.
自分としては「基礎工事のハイライト」と思ってた作業を見ることなく,残念です.

まだコンクリートは乾いてませんが,あと2時間くらいで表面まで硬くなるそうです.
そうなると人が上に立てるほどだそうです.

今日のこれからの作業は,コンクリート上面をさらに押し固める行程に入るそうです.
この作業も見ることができませんでした(仕事の合間に抜け出しているため,もう戻らなくてはなりません).




こちらは反対側から見た写真です.





基礎配筋工事

2013-10-26 | 家を建てる
今週もまた台風がやってきました.しかも27号,28号と2つも....

前回の型枠設置のあと,出張に出かけて現場を見ることができませんでした.その間の台風で「多分,工事は進んでないやろな~」と思ってましたが,今日現場に立ち寄ったら,基礎配筋が済んでいました.



多くの鉄筋が等間隔(約20cm)の格子状に張り巡らされ,その交点は針金(結束線)で結んで固定されています.

幾つか結束線の締め具合を確かめてみましたが,見た限りでは,しっかりと固定されていました.これが緩いと,コンクリートを流し込んだ時,鉄筋がずれてしまうことがあるそうです.基礎部分でも最も重要な配筋なんで,ここはもう一度確認しておきたい所です.

鉄筋の下にはスペーサーブロックが敷かれ,鉄筋の下側のコンクリートの厚み(かぶり厚)を確保しています.ただその幾つかは,鉄筋から少しずれていたりします.時間があったら直しに行ってみます.




これは深基礎部分のスペーサーブロックです.
ブロックから鉄筋(ベタ基礎の底盤)までの高さがかなりあるので,L字形の鉄筋を間に入れて高さを稼いでます.




基礎の立上り部もできてます.
これが部屋を仕切る壁の位置になるので,何となく家の間取りが見えてきました.




基礎の内側から外に出す排水管の取り付け用の管があります.
ちなみにこれは,トイレの排水管です.




深基礎の所には,台風で降った雨水がまた溜まってます.雨の間はシートか何かで覆わないんですね?




型枠設置

2013-10-19 | 家を建てる
地業工事が始まってから今日で2週間が経ちましたが,1週間前に地業工事は終わって以降,この1週間は何も進んでいません.台風26号が直撃して雨が続いたせいもあるでしょうが,請負い業者が忙しく,現場に廻って来てくれなかったのもあるようです.10月になってから雨が多くて作業が進まないことや,最近の戸建て住宅の建設ラッシュも原因のようです.

さて一週間ぶりに我が家の現場をみてみると,ようやく次の作業に入ってました.

配筋工事の前段階にあたる工事です.地業工事の最後に敷かれた捨てコンクリートの外周に沿って,鋼製の型枠を設置していきます.今日は,丁度その作業をしていました.



業者のおじさんが一人で黙々と作業しているところに,お邪魔しました.
この場所は,道路側に面した外壁の基礎部分です.道路に向かって地面が下がっているので,ここは深基礎となってます.他より50cm以上深い位置から「立上がり」を作ることになります.




基礎部分全ての型枠が設置できたようです.一人でも一日でここまでできるんですね.
ちょっと驚きでした.

来週はいよいよ,底盤部分の配筋とコンクリート打設です.でもまた台風が来てますね!