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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

三谷幸喜「バイ•マイセルフ」

2024-01-24 10:40:32 | 日記
先日、何気にYouTubeを見ていたら
三谷幸喜さんの「バイ•マイセルフ」を発見。
幸四郎(現 白鸚)父子の2人芝居。
調べてみたら、1997年のPARCO劇場で上演されたもの。
当時、幸四郎は、息子の染五郎(現 幸四郎)や娘の松たか子と
「シアター•ナインズ」というチームを作っていて、
そこでの公演でした。

幸四郎が扮するのは
かつての名優。
今は、老いて隠居生活を送っている。
「自伝」を書きたい
ということで、編集部から送られてきた
フリーライター役が染五郎。

物語は、ライターが依頼されるところから
始まります。
名優の住む、人家もまばらな邸宅を訪れたライター。
成り行きで、その家に住みながら取材することに。
が、取材が進むうち、名優の話は、全て作り話で
さらに、彼が何やら不穏な動きをしていることに
気づく。
疑心暗鬼になるライター。
その様子を面白がる名優。
やがて、名優は
「自分は面白みのない平凡な男。
とても、自伝に書くような出来事はない」
と告白する。
もう一度、2人の共同作業が始まる
というお話。

名優の威厳 気難しい面を見せる一方で
時折、剽軽さを出す幸四郎の変幻自在な
演技が、印象に残るお芝居でした。