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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

長谷川一夫「四谷怪談」

2023-01-17 09:27:33 | 日記
角川シネマ有楽町で上映中の「大映4K映画」より
長谷川一夫主演の「四谷怪談」です。
1959年の作品。
当時、押しも押されもせぬ大スターだった長谷川一夫が
なぜ民谷伊右衛門を演じたのか。
チラシによると、名匠•三隅研次監督が、怪談の古典を大胆に解釈
とあった。そのあたりが興味深く、観に行った次第です。

伊右衛門は、浪人中。傘貼り稼業で、釣りに行くのが息抜き。
が、惚れて一緒になった岩との夫婦仲は悪くない。
なにより、岩は、伊右衛門に惚れ抜いている。
岩と一緒になりたさに、民谷家へ養子に入った伊右衛門。
肩身は狭い。
岩の叔父からの勧めで、上役の伊藤喜兵衛の屋敷を訪ねたものの相手にされない。
帰り、酒を飲んでいると、暴漢に襲われた娘が
行きがかり上、娘を助けた伊右衛門。
娘は、伊右衛門に一目惚れ。
実は、この娘•お梅は、伊藤喜兵衛の一粒種で•••
伊右衛門の運命が狂っていく
というストーリー。

伊右衛門は、何一つ悪くない。
悪夢たちの奸計に翻弄されていく。
ラスト、事の真相を知った伊右衛門は
お岩の仇を取るため、悪人たちを切り捨てていく。

カッコイイ!

傍のストーリーとして、岩の妹•袖と与茂七の恋なども混じえて
90分の映画。
見応えありました。