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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

「加藤健一一人芝居」

2022-09-02 09:56:46 | 日記
本多劇場で上演された「スカラムーシュ•ジョーンズor七つの白い仮面」です。
加藤健一さんの一人芝居。
加藤さんの一人芝居といえば「審判」ですが
2005年に封印され、この間息子の義宗さんが跡を継いで上演した。
で、今度は加藤さんが一人芝居の新作に挑むという。
「審判」で、濃密な空間を共有した私は、胸ワクワクで劇場へ
向かいました。

「スカラムーシュ•ジョーンズor七つの白い仮面」
主人公は、道化師。
1999年 ミレニアム•イブの舞台。
スカラムーシュは、100年にわたる己の人生を語り始める。

1989年の大晦日に生まれたスカラムーシュ。
6歳で我が家を後にし、一日で孤児となり、奴隷となり、流浪の身となる。
出生地のトリニダード・トバゴから大西洋を横断してアフリカへ。
北アフリカ一円を巡り、ジプチを経て地中海からアドリア海を航行。
ヴェニスからポーランド クロアチアからドイツのベルリンへ。
さまざまな経験をしながら、各地でひとつひとつ仮面を被っていく。
そして、50歳の時、ロンドンへ。
流浪の旅を終えたスカラムーシュは、一言も喋らない道化師の仮面を被った。
というお話。

1時間40分、ひたすらスカラムーシュの人生を語る加藤健一さんの熱量に
ただただ圧倒されました。