「アパートで隣部屋でどんちゃん騒ぎがあり、後日管理会社に相談したところ、”警察呼べば?” みたいに言われてしまった。 それってなぜですか?」 というお悩みがあったりするのでそのお話になります。
例えば、2階建て木造アパートがあり、1階に4戸、2階に4戸の合計8戸の小さ目のアパートがあったとします。(デカい鉄筋の5階建て賃貸マンションとかでも同じですが、1つの事例として都市部によくあるアパートを例にしています)
夜21時とかに仕事から帰り、ご飯を食べたりお風呂に入ったりして日常の帰宅後のルーティンをしていた。
そこに22時くらいに隣の部屋などで宅飲みが始まり、「参ったなあ~、明日も仕事なのに?」 みたいに感じる。
仮にそのどんちゃん騒ぎがあった日が木曜日から金曜日にかけてあり、金曜に管理会社に電話して、「昨日の深夜22時くらいから隣の〇〇〇号室でどんちゃん騒ぎがあり、朝3時くらい続いていたのでちょっと注意してほしい」 みたいに相談する。
そんな時に管理会社の人に、「直接注意されるか、あまりうるさいようであれば、警察呼んでもらえば・・・」 と言われてしまい、相談しているのに話を聞いてくれないように感じて、ただでさえイラっとしているのにもっとイラっとした・・・ みたいなお悩みとなる。
いろいろな考え方があると思いますが、まず飲酒等の問題ですと、翌日に相談を受けた管理会社がその問題の賃借人に電話なりして、「昨日お部屋で宅飲みなどをされたみたいで、その件で隣人から騒音がうるさかったと苦情がありまして・・・」 と話した時に、「覚えていません」 みたいな人がいる。
千葉県の村議会議長の話もワイドショーに出ていましたが、運転をさせた女性職員の首をシートベルトで絞めたというのも、「酒を飲んでいたので覚えていない」 と言っているじゃないですか。
あんな感じで、その騒いでいる時に注意されれば理解できるが、後日言われても覚えていない人がいる。
後は、管理会社の人は相談される賃借人から言われたまま、「ちょっとこんな感じで酷かったようで」 と言うしかないのですが、多少話を盛っていたりされると、「誰がそんな事を言ったのか? あいつでしょ? 〇〇〇号室の気持ち悪い男がいるのでその人でしょ?」 みたいな話になり、逆キレとなるパターンもある。
想像してみてくださいね。
21時に帰宅して、22時に隣の部屋で飲み会が始まったみたいで、22時30分に、「これはうるさいなあ~」 と感じてポケットからスマホを出して110番緊急通報したとします。
PC派遣要請と言って、ポリスカーが派遣され、現場に到着した警察官が行き、その部屋に伺い、「ちょっとご近所の方から騒音がうるさいと苦情がありまして・・・」 と言われる。
言われた人は、制服を着た警察官が部屋の前で立っていて、「苦情の電話がありまして現場に来ました」 と言われますので、「これは隣人が苦情の電話を110番緊急通報してPC派遣されたのだ」 という風に認識され自分たちのことを迷惑に感じていると名乗っているようなものですから、「今日は終電に乗り遅れたので家に泊まる事になった同僚を部屋に連れてきたので、つい飲んでしまったのですが、もう寝ますので・・・」 と是正の方向の説明や、警察官もお仕事でされているのは理解できるので、「お騒がせしまして申し訳ございませんでした」 と謝罪の言葉も言われて終わる。
警察官のシステムは、ハクション大魔王と同じです。
「これは警察のお客さんかなあ」 と感じた人が呼ぶと、「呼ばれて、飛び出て、ジャジャジャジャ~ン」 と出てくる感じ。
110番緊急通報は、最寄りの警察署の通信指令センターに繋がり、通信指令センターの警察官が、付近を巡回しているパトカーなどに連絡して、PC(ポリスカー) などを派遣している。
飲酒という、まあざっくり言えば酔っぱらった大人が複数いれば、そこに隣に住む何の人間関係もないおじさんやおばさんが「ちょっとうるさいですよ」 と注意に行けば、火に油を注ぐ結果となり、喧嘩になるという事が予見される。
でも、警察官をワンクッションの中に入れる感じですと、飲酒している人が社会人ですので、「これはちょっと陥ってはいけない事態に自分が陥ってしまっているので、是正しよう、もめないで終わらせよう」 と判断されるので、その問題はそこで終わる。
同じアパートで、同じ賃貸マンションの隣同士とかの人と喧嘩になれば、翌日以降も顔を見る都度喧嘩になるとかあるじゃないですか。
社会人として、同じ会社の同僚であったり、住んでいる家の隣人ともめると、最後はもう自分かその人が出ていかない限り終わらない喧嘩になるとかわかったりする。
想像してみてくださいね。
あなたはうるさいどんちゃん騒ぎの家のピンポンを押してしまった。
何の人間関係もない人たちに注意して是正されるというのは、相当対人スキルでもあるような人を除き、「なんだあの言い方は?」 みたいに相手が感じたりして、いがみ合う事になったりする。
もめた後に、翌日とか、次の週に、「1度謝っておこう」 と考え、「ごめんなさい」 と言える人は少ないと思う。
それと同じですよ。
自分の家でどんちゃん騒ぎとなり、普段話したこともない隣の住人が苦情を言いに来たという時に、「ごめんなさい。 ちょっと友達が来たので飲んでしまったのでもうやめます」 と言える人も少ない。
例えば、男性の部屋に、男友達2人が来て飲んでいたとする。
そんな場合、「ちょっと隣の部屋の人がうるさいと苦情を言いに来たのでもうやめようよ」 とか言うと、今度はその男友達が、「なんだこの程度で、やめないぞ、続けるぞ~」 と言うケースもある。
そうなると部屋の住人は板挟みとなる。
でも、自宅に注意に来たのが仕事でされている警察官だと、注意されたその部屋の住人は、「警察沙汰になったのでもうやめよう」 と言いやすくなり、言われた方も、「そうだね、警察沙汰は社会人としてちょっとね」 と引っ込みやすくなる。
平成27年(2015年)2月20日の川崎市中1男子生徒殺害事件でも、殺害に加わった子が、「誰かが警察に通報して警察官が来ればひっこめられるのに」 と思いながらやっていたと供述しているじゃないですか。
それと同じですよ。
家の中、部屋の中に1人でも、「今日は飲むぞ~」 という強い気持ちの人が1人でもいれば、その部屋の住人でも、「もう深夜で近所の人の迷惑になるのでやめようよ」 と注意できたりする人は少ないと思う。
会社員だと、社長であったり、支店長だったり、自分の上司が悪酔いしたと感じれば、「マズイなあ、悪酔いしているので撤収しましょう」 と切り出せる。
タクシーにでも乗って自宅まで送り届け、奥さんに「ちょっと悪酔いしたので強制的に飲み会を打ち切りました」 と説明もできる。
翌日に会社で上司に、「昨日は自分の判断で打ち切った」 と謝罪に行くと怒るという人はいない。
新聞に載るとか、警察沙汰になる方が最悪な事態となるというのは大人なのでわかるから。
会社員で必要なスキルというのは、本社の会議とかで社長が言った判断で間違いかなあ~ というのがあれば、みんながいる前に「ここは問題だと思う」 みたいに否定できる事かなあ~ と思う。
でも、世の中の人はすべてそうではないと思う。
誰かが自分の家に訪ねてきた時にその場の雰囲気に飲まれると、「ここで注意するのはちょっと気が引けるなあ」 みたいになったりする。
言った事で自分が嫌われてしまうという事を恐れる。
例えば、結婚式があり、それで田舎から出てきた友達を部屋に泊める事にしたとします。
昔の話をしながら酒でも飲み、つい声が大きくなってしまい、部屋のピンポンが鳴り、出てみると警察官だった。
「ご近所の方からうるさいと苦情の入電があり、我々がやってきました」 と言われた。
そんな時は、「潮目が変わった」 と判断し、「友達が結婚式で出てきて泊める事になりついお酒を飲んで声が大きくなったので、これから駅前の居酒屋に行ってそこで昔話をしながら飲みます。 お手数をおかけしました」 と言えるじゃないですか。
友達には、「警察呼ばれちゃったので、駅前の居酒屋に行ってそこで昔話をしながら飲もう」 と言えるじゃないですか。
翌日に、隣の部屋の人に、「すみません昨日ちょっとうるさかったので、警察を呼んでしまいました」 とか言われれば、それも、「いえ私どもの方が悪いわけですし、警察を呼ぶ権利は普通の事だと感じていますので怒ってもいませんし、ご迷惑をおかけしてすみませんでした」 と笑って言えるじゃないですか。
社会人として本来陥ってはいけない事態に陥ってしまうというのは、”人としてのミス” かなあ~ と思う。
そのミスを指摘された時に、「これは天からの助けかな」 みたいに声掛けされたという点に感謝するかなあ~ と思う。
アンガーマネージメントってご存じですか。
人は怒りの心情となると、それは自分の運気を下げるだけで損するという意味だったりする。
例えば、平成29年東名高速道路夫婦死亡事故では、パーキングエリアの白線などのない駐車場所に駐車して、降りてタバコを吸っていた男性がいた。
そこにミニバンで家族連れが通り、通り過ぎる際にスライドドアを開けてお父さんが、「邪魔だ、ボケ」 とかその車に乗ていた彼女に行った。
それをタバコを吸いながら見ていた彼氏となる人が、「なんだあのやろう」 みたいに怒って追跡し、煽り運転をして高速道路では止まっていけないと決まっているのを無視して停止させて、「殺すぞ」 と繰り返したところで事故が起きてしまったので、刑務所に収監されているじゃないですか。
20年とか刑務所でなぜそんな人生になったのか? を見つめ直すという風になった。
人は自分が何かやった行動に対して注意された時に、素直にそこで「ごめんなさい」 と口に出して言えるかどうか? で運命が決まることはよくあると思う。
それでは、最初の方にお話を戻しますと、
「昨日深夜22時に隣の家でどんちゃん騒ぎとなり、ずっと我慢していたら朝3時くらいまで続いた。 これって酷いレベルだなあ~ と思いましたので管理会社の人から私の名前を一切出さずに注意してもらえませんか」 と言われた時に、「うるさいと感じた時点で110番緊急通報して警察官を呼んでいれば、そもそもそんな我慢をせずに問題は終わったのではないでしょうか」 みたいに管理会社の人が言ったりするのはそこが重要だからではないでしょうか。
逆の立場で想像してみてくださいね。
ある日携帯とかに知らない電話番号から着信があり、出てみると管理会社の人からで、「昨日深夜22時から飲み会が始まり、どんちゃん騒ぎで我慢していた同じアパートの住人がいて、朝3時まで続き、”これって酷くないですか” という苦情がありましたのでお電話を差し上げました」 とか言われる。
例えそれが事実であったとしても聴いていると、「えっ、なぜその住人はうるさいと感じた時点で110番緊急通報して警察官を呼ばなかったのでしょうか? 私は頭のおかしな人じゃありませんよ、警察でも来て注意されれば朝までとか続けませんよ」 と言ったりしないでしょうか。
人間には法則があると思う。
同じアパートとか隣人に、「あいつ絶対に頭のおかしな人だよ」 みたいな人がいて、嫌っていると、その人が何かやらかした時に絶対に110番緊急通報とかはしないと思う。
関東弁の”キモイ” というより、関西弁の”キショイ” みたいな生理的には受けいれるのがダメみたいな嫌い方と言えば良いでしょうか。
人は、「あの人にはこんなことを言っても多分理解できない」 と思えば最初から注意せずに、ハブるとかの対処をする。
どちらかと言えば、
「あの人と同じアパートに住むのは無理。 できれば出て行って欲しい」
みたいな嫌われ方になると、管理会社に被害と相談するかなあ~ と思う。
ポケットからスマホを出して110番緊急通報したりする人というのは、人としての礼節で110番緊急通報しているだけだったりすると思うので、その人に対しての強い嫌悪感とかではないと思う。
「本来社会人として陥ってはいけない事態に陥ったという、人としてミスがあったと見えたりしたので警察官を呼んでその人に隣人からの声掛けをメッセージとして伝えてもらっているだけ」 だと思う。
人は誰からも注意されなくなれば、人生終わりかなあ~ と思ったりする。
例えば、都市部にある小っちゃなアパートに住んでいて、いつも爆音のするバイクに乗っているとかしているので同じアパートの住人すらバイクの音が迷惑だと言わないとか。
例えば、デカい月極駐車場内で車の整備をしたりしているのに、誰かがそのことを注意して、「月極駐車場って無人運営される場所なので管理する人以外がずっとそこにいたら管理できないでしょ」 と言われないとか。
例えば、小っちゃなアパートでデカい声で飲み会やったり、踊り場で騒いでいるとか、そんな時に警察すら来ないとかだともう人生詰んでいると思う。
例えば、電車の車内でタバコを吸っている半グレがいて、乗っていた高校生男子が、「車内でタバコを吸うのはダメなのでやめてください」 と注意をしたら10分以上殴る蹴るの暴行を受けて救急車で搬送された事件があったじゃないですか。
ガキに注意された事で、半グレの自分のメンツがつぶれた、みたいな感じだと思う。
人間関係のない人に注意するのは結構技術とかないと、そのことがきっかけで殺されるとかよくあると思う。
私の場合、自宅前に月極駐車場があるのですが、勝手に入り込んだりしているとか無断駐車している人に声掛けすると、「何だお前は管理人か?」 と第一声がそんな台詞を言う半グレとか多いと感じる。
ヤサぐれた人特有の、「俺様に注意してきた人間は仕事でやっているような奴なのか」 みたいなこだわりがある。
自宅のアパートとかの部屋で宅飲みをやったりして、そこに制服を着た警察官が注意すれば、「警察を呼ばれちゃったので、駅前の居酒屋に行って飲み直そうぜ」 とか言えるじゃないですか。
ことわざのようなものに、「自分で言いにくい台詞は誰か人のせいにして言う方が言いやすい」 というじゃないですか。
家に来ている男友達の前で、警察沙汰になったのでという、いわゆる”伝家の宝刀” みたいなものがある方が、その人は「まあ警察沙汰にされたのでここは仕方ないよね~」 という大義名分ができたことで引き下がりやすくなる感じ。
住宅街とかアパートに、酔っ払いがいた時などは、ポケットからスマホを出して110番緊急通報したりする人というのは、その注意をされた人が友達に言えないというケースも想定し、収まりやすく考えている。
いわゆる「落としどころはどうするの?」 という部分の想定計算で、相手が素直に引っ込みやすくなるように配慮してあるのだと思います。
迷惑に感じた隣の住人が、「てめえら、どんな育ちしているんだ~」 みたいに怒鳴りこめば、ミラーリングの法則で怒りの感情に怒りで対抗しようと喧嘩になるじゃないですか。
そんな1円にもならない喧嘩をわざわざやりたくもない。
そこで酔っ払いの対処に慣れた警察官を派遣しているだけだと思う。
日本語のしゃべれないような外国人であっても、半グレみたいな日本人でも、対処できる人種の幅広さでは警察官の方が一般の人よりも普段から話しているとかの場数が違っている。
警察官を派遣して、そこでとんでもない喧嘩になったとか見た事ないじゃないですか。
例えば、今年4月に社会人となり、それまで福岡市内で暮らしていた人が都内で大学生となり、あるいは社会人となって1人暮らしでもはじめ、飲み会を自宅でやったりした時に警察官がハクション大魔王のようにやってきて注意されるとかあったとします。
ひょっとしたら、その人はそれが警察を呼ばれた人生初めての経験だったりして、凹むのかもしれない。
「隣の部屋のやつが、俺のことを嫌っているのだろうか」
「同じマンションの住人の中に俺のことを嫌っている人がいるってことか?」
みたいに何かその同じアパート内とかで自分を疎み嫌っている人がいると考えれば夜も眠れない不安になるのかもしれない。
そんな人がある日偶然に検索エンジンでググってみて、偶然にこのページにたどり着いて記事を読んだ時に、110番緊急通報する人はドロドロしたような感じでもないと知るのかもしれないと思う。
酔っ払いとかで110番緊急通報すると、警察署の通信指令センターからコールバックがあるとか、あるいは捜索に来られた警察官が夜中でも自宅にやってきて説明されるとかあるのですが、自分で普段110番緊急通報しない人から見ればそういう事も知らなかったりすると思う。
ひょっとしたら、ある日に自宅に警察官が来たという時に初めてという事でその対処を間違う人もいるのかもしれない。
あなたは、できますか?
例えば、就職とか何かのきっかけで土地勘のない場所に引っ越して、新しいアパートとかマンションで暮らし始める。
その同じ建物にすでに住んでいる先輩となる住人と仲良くなれるとか。
たぶん、できる人にとってはできると思うのですが、できない人にとってはそれは難しいと思う。
一般的には18歳の大学1年生で引っ越すとかで生まれて初めて実家を出て1人暮らしを始める人が多いかなあ~ と思うのですが、その時に同じアパートであったり、マンションで誰かと仲良くなるとかができない人だと生涯ずっとそんな感じになるかなあ~ と思うので注意した方が良いと思う。
それは、「住宅街における騒音というのは、例えば一戸建てに住んでいる人がいて、ある日隣の家から工事などの音が響いた時に、”普段挨拶するような間柄” だったりすると特に気にせず、”お隣さんで工事しているようだね”、 とそれで終わる。 でも、全然話した事もない人の家から同じ音量の工事音とかが聞こえると、イラっとする」 という人間の法則がある。
一戸建ての家に住んでいますと、何かリフォーム工事をする業者に依頼した時に、施工主さまの方からいつからいつまでこういう工事をします~ と挨拶しておいてくださいね~ と言われたりする。
顔見知りの人から工事の話でもされると、「それは絶対にダメ」 と言う人もいませんし、「それはわざわざご丁寧にあいさつをいただきありがとう」 みたいになるから。
先月だったか、長野県で市議会だったか、お父さんが市議会議員とかの議長をしているお子さんが、立てこもり事件を引き起こし、警察官2名を含む4名を殺害したような事件があったじゃないですか。
犯人のことを取材した時の人物像に、「こちらが挨拶しても何も言わないキショイ人間」 みたいなものがニュースで報道されていたと思います。
例え猟奇的な殺人事件の犯人であっても、例え女性に痴漢しまくっていた犯人であっても、その犯人を知る人から見た人物像で、「あの子は素直なこんな子だったのよ。 それがどうしちゃったのかなあ」 みたいに生まれてから悪人ではないとどこか庇うじゃないですか。
そんな感じで、人の印象みたいなものと言うのはしゃべり方とかそういう部分だったりすると思う。
上手く人間関係を構築できない、そんな感じの人であれば、トラブった時、警察を呼ばれた時とかに事態を悪化させないような対処法みたいなものはできた方が良いと考えるのです。
例えば、私三之橋の場合でも、ある日曜に休日出勤していた日の夜に、同じ課の某有名国立大卒みたいな先輩が、「すみません救急車を1台お願いします」 と電話して驚いた。
その時の通話は、「昼に自販機で冷たい水を買ったら、舌がしびれるような違和感があり、次第に具合が悪くなった・・・」 と言っていた。
まるでそれって同じ会社の人間が毒を飲み物に入れて毒殺しようとした、みたいに聞こえてしまった。
会社に救急車が到着し、血液検査をしたら普通の人の数百倍の何かが検出されたと大騒ぎだった。
すぐに刑事さんたちがやってきて、休日に会社でなぜ仕事していたのか? 当日居た人間の名前などを訊かれたりした。
翌日には会社中の噂となり、ほか拠点の先輩から「おい、〇〇が救急車で搬送されたってほんとか?」 と訊かれたので、「ええ、夜にどこかに電話していると思ったら、”救急車を1台お願いします” と言って、自分が誰かに毒殺されかけているような事を説明していた。 救急車は毒殺用の検査キットみたいなもので検査したら普通の人の数百倍の何かが発見されたので毒殺に違いないと刑事さんたちがやってきて、毒殺未遂の犯人の容疑者として事情を聴かれた感じです」 と言ったら大笑いしていた。
病院に搬送された翌日の午前中には飲料水メーカーの社員がお見舞豪華セットを持参して、「弊社の商品に毒が混入されたとの事でご迷惑をおかけして申し訳ございません」 と謝罪もあったそうです。
当時、自販機の缶ジュースとかペットボトルに注射器でヒ素などを混入させて放置して、自販機で買い物した人が、「もう1本出た」 と喜び飲んで救急車で搬送される事件が相次いでいた。
それで本人が思い込んだみたいなのですが、ほんとの原因は入社以来いつも健康診断で、”再検査要” となっていたのに1度も検査とかいかなかった事で2度と治らないレベルにまで悪化していたという話でした。
先輩が入院した翌日の月曜日に就業時間になったのでお見舞に行ったら、先輩は「やらかしてしまった」 と嘆いていた。
お見舞に行く時に、会社で偉い人に呼び止められて、「どうしたこんな時間に退社するなんてどこか具合が悪いのか?」 と真顔で訊かれ、「〇〇さんのお見舞に行こうと思いまして、すぐに出ないと19時で面会できなくなるので」 と答えたら異常なくらい驚いていた。
その日は会社内で多拠点とかでも、「あんな奴迷惑な奴やで」 みたいに社員が言っていた。
ここだけの話として、有名な国立大まで行って、自分の病気を病気ではないと思い込み、なぜかその時流行していた毒入り飲料水を飲んだ被害者と思い込み、119番通報して救急車を派遣要請したら毒殺は警察にも自動通報されるので刑事さん達もやってきてしまった。
そんな感じで、空気を読めないにも程があるでしょ? 他人を巻き込みまくりやがって~、 と社内では死んで欲しいような声も上がっていた。
そんな事件がありました。
今、高校生であったり、大学生であったりする学生さんだと、「将来社会人になって、普段通りに会社に仕事に行き、その日誰かが毒殺されそうになったと通報した事で刑事さん達がやってきて、事情を聴かれる」 みたいな想定はしていないと思う。
でも、現実としてそういう事が遭ったりして、適切に受け答えができないといけなかったりする。
小学生時代のチビッ子時代から、テストで良い点数さえ取れれば良かったという時代は、大人では通用しなくて、うまくしゃべれるという事ができないと損し続ける人生になる感じがある。
私の場合は、110番緊急通報したりしている数は多い方になるので、近所の人とかに、「警察に通報したら逆恨みして殺されるのではないか?」 みたいに質問を頂戴する事もあるのですが、通報して翌日とかに誰かが自宅に怒鳴りこむとかは遭った事もありません。
「人は意外と、自分が過去に経験したわけでもない事を勝手にそのように思い込んでいたりする」
という感じかなあ~ と思う。
ポケットからスマホを出して110番緊急通報する時とかに、その対象が死んでくれれば良いのになあ~とか、その人が引っ越してくれれば良いのになあ~とか、そういう事は考えてもいない。
自宅で飲み会をやる、という事に対しても特に否定するものでもない。
飲み会みたいなものでも、同じアパートに住む人がいて、「今度の土曜日は知り合いを家に呼んで〇時から〇時まで飲みます」 と隣人に言っておけば、それはその日に家に居たくないなあ~ と思えば、会社が終わった時に駅前とかのホテルに泊まり、家に居ないという選択肢をチョイスすればそれで済む問題かなあ~ と考えたりします。
飲み会でのどんちゃん騒ぎでも、そもそも隣人はその予定を知らされていないわけで、ある日始まり、「これはお隣さん同士で仕方ないことかなあ」 とか、我慢して、それが予想を超えてどんどん続くとかでいつかはどんな人でも我慢の限界みたいなものはあると思うので、「またあいつが騒いでいる」 みたいに思われてしまうところもあると思うのです。
騒音というものに関しては、家に誰かが訪ねてくるという想定でアパート等を借りる場合であれば、それは音のしにくさから木造造りのアパートよりは、鉄筋コンクリート造のマンションをチョイスした方が良い。
鉄筋コンクリート造のマンションでも、”賃貸用に造られたマンション” と、”分譲用に造られたマンション” では壁の厚さとか違っているわけで、「俺は彼女を週末に呼びまくるつもり」 とか、「俺は男友達を部屋に呼んで朝まで飲むぞ」 みたいな目的があるのであれば、最初から家賃高くでも分譲用マンションを誰かが買い、それを賃貸用に出している物件を借りれば騒音のトラブルでやらかすミスみたいなものもかなり減らせると思う。
要はやり方の問題かなあ~ とも思う。
男性の場合は、18歳とかでそういう騒音で酒でも飲んだ時にやらかしたりして大人になっていく。
私の場合も大学生になった頃に友達が飲もうぜと言って、行かなければ良かったと思うのに行ってしまった。
友達が、「俺は今彼女の家で暮らしているので、お前も泊まっていけよ~」 と酒を飲んで超ご機嫌だった。
タクシーに乗ってその彼女のアパートに行く時に、ちょっとだけ初めて会うその彼女は年上と聞いていたのでちょっとかわいい子だと良いなあ~ と夢見てしまった。
タクシーを降りて友達が千鳥足で肩を貸していると超重たい。
「俺の家はこっちだ~」 と友達がご機嫌で叫んでいた。
そこに知らないお姉さんが降りてきて、「もうちょっとやめてよ~。 私先週大家さんの家まで謝りに行って来たばかりなんだよ。 何してくれるの~~~」 と第1声がそんな感じだった。
”歓迎されていない” という感じを通り越して、迷惑がられている感じ。
友達がいびきをかいてご機嫌で寝ている横で別の男友達と正座して、初めて会った友達の彼女だという年上のお姉さんに叱られる。
「君たち、いったいどんな育ちをしているのかな? 常識ってわかるかな? ここは人の家だよ? 私はね、苦情を言われたので先週わざわざ大家さんの家まで行ってひたすら謝ってきたんだよ。 それなのに何してくれているの? 今何時? 夜中3時回っているよね? 普通の人はもう寝ている時間なんだよ、それもわからないかな? 絶対に君たちってろくな育ち方していないよね?」 みたいに叱られまくりでした。
小学生の頃にお寺の修行とかに行って和尚さんが言ったりするじゃないですか。
人には考え方もいろいろあって、叱られるとそれが面白くないと感じる人もいれば、叱ってくれたんだと感謝する人もいる。
要は受け止め方次第というものがあり、それは叱られた人が決める道である・・・。
叱ってくれる人がいた時にその人のエネルギー量みたいなものを見たりして、その人の事をきちんと記憶してよく考える事が重要と言っていた。
「この人とはもう無理」 とか言っても理解できない人に思われると誰も叱るとかせずにハブって終わる。
でもそうせずに、カッコ悪いような大家さんにひたすらごめんなさいと自分がやらかしたわけでもないのに謝罪したとかそういう話をしてくれて、その人の気持ちも考えられる人にならないといけないかなあ~ みたいな感じでした。
お姉さんがまた凄かった。
もう我慢も限界という感じで、実に言いたい放題だった。
「どんな育ちしているの?」 とか普通女性って男性に言わないじゃないですか。
育ちの悪い男性に具体的にデカい声で明確に育ち方が悪いとか言えば、喧嘩になって殺されるとかしそうじゃないですか。
私ともう1人の男友達は、ほんとにその家に行ったのは初めてだった。
まあ、夜中3時過ぎという時間帯に行くのはたしかに非常識だと思うけれど、酔っぱらった友達がどうしてもお前も泊まっていけと言うので行ってしまった。
でも、初めて会ったお姉さんに、「お前らと知り合ったおかげでもう人生修復できないように壊れまくりじゃ~」 と叱られまくりだった。