初めて買ったノートＰＣ

今から１３年前に初めて、パソコンを購入しました。
エプソンの４８６ノートＰＣ。当時で２０数万円しました。
この頃のＰＣはＭＳ－ＤＯＳというＯＳで動いています。
おまけに画面は白黒・・・ソフトの立ち上げも
ワンクリックなんて無理、コマンドを入力しないと
立ち上がらない・・・今となっては昔話です。

進化の早いＰＣの世界では、もはやこんなＰＣは「ゴミ」ですが、
限定した使い方をすれば、役に立つＰＣでもあるんです。
画像は車のエンジンを制御してるＥＣＵのＲＯＭの中身を
読んでいる画面です。車のプログラムの中身は１６進法の数字の羅列、
このくらいのデータを扱うなら、今のＰＣよりむしろ軽快に動きます。
車のＥＣＵのプログラムデータも２０年前から比べると
格段に進歩しています。たとえば、スポーツカーに運転の下手な人が
乗っても軽快に走れるよううに、プログラムされてたりします。
また、もっと無知な人がハイオク仕様のエンジンに
レギュラーガソリンを入れてしまった場合のデータも
きちんと入っています。データを見てると何気なく乗っている車ですが、
どんな状況下でも快適に乗れる工夫を読み取れます。
このきめ細やかさが、日本の車を世界一に押し上げている
一因だとおもいます。
昨日、デンソーの中国人エンジニアが制御データーを盗んだとの疑いで
逮捕されましたが、そのデータを作るには膨大な検証データが
必要なので、海外のメーカーはその技術を喉から手が出るほど
欲しがっています。
そして、最近の車のＥＣＵは素人では手が出せないほど
複雑になっています。　＾＾；
ｂｙ店長