車泊で「ご当地マンホール」

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宇佐八幡宮 in 岡山県備前市片上

2021年11月09日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・岡山県

備前市西片上に鎮座される「宇佐八幡宮」。御祭神は『仲哀天皇・応神天皇・神功皇后』

由緒「旧村社で、延元元年(1336)の創建足利尊氏が九州多々良浜合戦の時大勝し九州制覇できたのは、豊前の宇佐八幡宮に参詣し、武運長久を祈願したおかげだと、宇佐八幡宮を勧請し足利の守護神にしようとした。京都への東上の途中大時化に遭い潟神村(現備前市片上)の富田松山に祀ることとし、その後応永元年(1394)に和鹿林の山頂に遷座し、更に正保3年(1646)現在地に遷座された。」岡山神社庁HPより

無数の傷みに耐えつつ、玉垣に守られて神域を守護されるのは、文政九丙戌年(1826) 九月吉日建立の備前宮獅子一対。阿形さんには「 備前 釜元 森五兵衛尉 正統」、吽形さんには. 「伊部細工人 服部章兵尚芳 森五兵衛尉 正統」と刻まれています。

名工と謳われた『森五兵衛尉 正統』によって生み出された、胴回り約2、5メートル・高さ1、4メートルの宮獅子。備前焼としては県下有数の大きさであり、備前市の指定文化財とされています。

石段参道の左手に奉納されている「開運蔵」。案内には「延元一年・建武三年(91336)九州多々良浜において菊地・阿蘇軍との合戦の際、足利尊氏は宇佐八幡宮に武運を祈願し大勝を得る事ができたので、海路の東上の途、片上に祠を建てて宇佐八幡宮を祀った。その際、鞍も同時に奉納された事に由来し開運鞍を地元有志で奉納した。」

かなり急な長い石段を登った先に「随神門」、その奥に五三の桐紋が染め抜かれた拝殿幕が見えてきました。

拝殿の目貫に施されているのは迫力満点の龍の彫刻。幕の内にあって薄暗さも手伝っているのか、さらに凄みを増して見えます。

鎮守の森に抱かれて鎮座される御本殿。その塀脇より神域を守護されるのは明治13年(1880)建立の備前宮獅子さん一対。阿形さんの迫力は、先の拝殿目貫の龍でも勝てそうに有りません。

実は本殿縁側にも小さいながらも凛々しい神殿狛犬さんが神域を守護されています。でも私達の立ち位置からではその姿をきちんと捉える事はできませんでした。それでもその姿が健気に見えたので、あえて紹介してみました。

緑深い鎮守の杜から見る片上の市街地、正面に見えるのは「その昔、農家の人たちが、長い事日照りが続き農作物の被害が出たとき、この山頂で千貫焚と言って沢山の焚火をしました。煙はたちまち天に届き、大夕立が降ってきたと言い伝えられており、「夕立受山」と言う珍しい名前が付けられています。」岡山観光WEBより

参拝日:2010年5月7日


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