車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

足助八幡宮例祭:足助まつり~其の二 in 愛知県豊田市足助

2016年10月11日 08時00分00秒 | 日本の祭り

足助祭り、山車の曳き回しにすっかり感動の二人ですが、実は御亭主殿のお目当ては火縄銃の鉄砲隊。何が凄いって足助八幡宮例祭での火縄銃奉納、実に百丁を超える火縄銃が揃えられるとあって、近在や遠方からも発砲隊の方々が参加されます。

一度に数箇所で同時に何組もの火縄銃の発砲が行われると言うのですから、その凄さ・・想像もつきません!

円座になって次々と発砲される火縄銃の迫力は、煙硝の匂いと煙幕と轟音とがない交ぜになって何が何やら。そもそも、火縄銃の発砲自体が初体験の二人、そりゃもう、何から何までが「おお!!」「わぁ~!」「す・・凄い!!」の連発。

火縄を使う動作も、銃を構える所作も様々、座ったまま発砲する人、立ち姿で発砲する人。いずれにしても真剣勝負の、その張り詰めた空気を揺るがして、耳を突き抜ける轟音。そして立ちこめる煙の中で、次の火縄を準備する人、とどろく轟音、煙、轟音・・・・・

注連縄が巻かれた火縄銃・・白煙の中で見るそれはまるで何か別の命をもった物のようにも見えて、耳をつんざく轟音がそんな突拍子もない錯覚にさらに拍車をかけます。

足助川沿いで火縄銃発砲があると聞き、私たちも発砲隊の方々の後ろに付いて行く事に。

その途次で、火縄銃の事、火薬箱の火薬の事、興味津々で質問を重ねる私に一つ一つ丁寧に答えて頂いた事、本当に有難うございました。

火縄銃に付けてある大きなしめ縄は、衝撃を緩和するためと身を守る為だとか。火縄銃に詰める火薬はこんな風に包まれて箱に収めて持ち運ばれます。

厚かましいお願いついでに、一緒の記念写真にも笑顔で応じて頂きました。御亭主殿の嬉しそうな顔と言ったら(^▽^)/

足助川沿いの火縄銃発砲は円座ではなく一列になって行われます。奥から次々に上がる白煙。発砲音は水面を渡り木霊となって里の空気を震わせ、やがて流れの中に消えてゆきます。

再び境内に帰ってきました。あたり一面に漂う硝煙のにおい。今回は足助川からの帰りに車に戻り耳栓を準備。今更遅い気もしますが(^^;)それでも多少は耳を保護できるかも。初めての機会を前にしてカメラを手放せない二人、指で耳をふさぐと言うごく当たり前の防御策が取れなかったのです。

実演者のすぐ近くで見学できる為、耳をつんざく爆音を体感できたのは良かったのですが(本当に良かったのか?)、帰宅後の御亭主殿、しっかり一過性の難聴に(-"-) 

火縄銃発砲についつい心を奪われていましたが、同じ境内の一画では「棒の手」の奉納も行われいます。「棒の手」とは、もともとは室町時代から受け継がれた、農民による自衛武術の事だったとか。得物は棒や槍、薙刀など、またそれぞれに流派があるそうで、この時も幾つかの幡が上がっていました。

富岡起倒流の皆さまとの話も弾み、色々とお勉強をさせて頂きました。一緒に肩を組んでの記念撮影までして頂き、本当に感謝です。

何時まで見ていても見飽きる事は無いのですが、私たちはいわゆる他所から来たもの。刻一刻と秋の日は弱まり、そこに留まりたい私たちを追い立てて、時間が流れてゆきます。最後に社務所前に移動して、もう一通りだけ火縄銃の発砲奉納を見たら、ここを後にしましょう。

火縄に火をつけ、銃に火縄を・・着火、火薬に燃え移る一瞬、そして発砲・・その繰り返し。あまりの迫力に、ついついい見境無く距離を詰めて最前列でカメラを構え続けたご亭主殿・・いくら耳栓をしていてもこれではね(笑)

あっという間の8時間でした。この後には神輿渡御もあるのですが、流石にタイムリミット。時間と言うのはどうしてこんなにも好き勝手に早く進むのか。とか言いつつ、実はこれから静岡まで走り「新東名:掛川PA」で一泊。三年に一度の「島田大祭:帯祭り」を見に行くのです(〃∇〃)

訪問日:2013年10月13日

 


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