車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

三嶋大社~其の二 in 静岡県三島市大宮町

2018年10月02日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・静岡県

二日目の「三嶋大社」の紹介は、三島市指定文化財で昭和6年三月竣功の「総門」。別名、外構えの門とも称し、初めて台湾檜が使用された昭和の神社建築の代表的建物の1つに数えられています。どっしりとした貫禄の注連縄は、重さ400kg、太さ2m、長さは6.4mもあります。

総門から参道を真っ直ぐに、三島市指定文化財で総欅造の「神門」。社殿と同時期の慶応三年(1867)八月十日の再建。御殿・舞殿と同じく小沢派による精緻な彫刻が施されています。

神門の先正面に、慶応三年(1867)竣功で三島市指定文化財の「舞殿(ぶでん)」。年間を通じ様々な神事、奉納行事が執り行われます。古くは「祓殿(はらえどの)」と呼ばれ祈祷を行う場でしたが、後に舞の奉納が主となり「舞殿」となりました。欄間と「小壁」には、「二十四孝」を基にした彫刻が施されています。 寺社建築の彫刻は大好きですが、この「二十四孝」の説話は・・・実は大嫌い(^^;)

さて、神社と言えば狛犬なのですが、ご亭主殿、境内の狛犬さんを一瞥しただけで行ってしまいました(笑)。ところが・・何と「宝物館」の前に素敵な狛犬さんを発見。!ここには『北条政子』奉納の国宝・梅蒔絵手箱など、非常に歴史的に価値のある「お宝」が拝見できる場所。故郷贔屓の私としては、鎌倉時代初期の備前国福岡一文字派の『宗忠』による作刀が一押し。

宝物館入り口左右より大切なお宝を守護されるのは、江戸流れの狛犬さん一対。雨の中にも関わらず、傘を肩にかついだまま、精一杯体を曲げてデジカメを向ける御亭主殿。多分これも三嶋の神様の御利益かも(*^^*)

阿形さんの前足の間に潜り込む仔狛のお尻がまぁ、何と可愛い事 (^^♪

大きな毬を手にして阿形さんと仔狛を見守る吽形さん・・・設定としてはお父さんかな?

境内には幾つかの摂社・末社が祀られますが画像に残せたのは僅かで、舞殿の東方に「末社:東五社」。「小楠社(小楠神)・第二社(第二王子)・酒神社(豊受比賣神)・飯神社(保食神)・船寄社(鹽土老翁=しおつちのかみ)」が鎮座されます。

長い歴史を持つ「三嶋大社」の神職は、伊豆国造の後裔を称する矢田部氏が代々世襲しました。 境内にある銅像は江戸時代末から明治時代初めの三嶋大社宮司『矢田部盛治(やたべもりはる)』。社殿再興の他、大場川の治水工事、祇園原水路の開削など、三島地域の開発に尽力した人物です。

「三嶋大社社叢」として、三島市指定天然記念物にも指定されている、三嶋大社鎮守の森。神門内の一画には、樹齢約1,200年、樹高10メートル以上という、2度咲きの「金木犀」があります。季節には淡黄色に染まるという「金木犀」は、昭和9年5月1日、国天然記念物に指定されています。

「金木犀」から少し離れた場所に、江戸に残した病床の妻を案じて詠んだ芭蕉の句碑。【どむみりと 樗(あうち)や雨の 花曇り】(樗は栴檀(せんだん)の古名)

あらかたの神社紹介は終った筈なのですが・・、何故か明日に続きます(^^;)

参拝日:2011年11月11日&2016年12月8日

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 三嶋大社~其の一 in 静岡県... | トップ | 三嶋大社~其の三 in 静岡県... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

神社仏閣・名所・観光・静岡県」カテゴリの最新記事