67歳からのフランス語学習

フランス語、時々仕事、たまには英語

カナダのケベック州の教育システム

2013年11月30日 21時27分31秒 | 日記

ケベック州はカナダの東海岸に面し、国境を挟んでニューヨーク州と接している。前にも書いたのだがケベック州はカナダの一つの州ではあるのだが、ケベックはカナダの新憲法を批准していない。これはケベックがカナダの一つの州であるということを認めていないに等しいことではないだろうか。公用語はフランス語であり、英ではない。フランスを除いてフランス語を話す地域としてはフランスに次いで大きな地域となっている。

そのようないきさつがあるからかどうか定かではなのだが、ケベック州の教育システムは他のカナダの州とも北米の他の国の教育システムとも異なっているが、一方で教育の内容やレベルにおいては米国と変わらないと述べられている。実際問題として米国国民の間で、カナダの料金で米国と同じ大学教育が受けられるということで、このブログで何回か書いているマギル大学でもかなりの学生が米国から入学している。

今回マギルの課外活動のメンバーのリストがURLに記載されているので、読んでいたところ多くの学生がColledgeの出身であることがわかり、しかも1年次から大学に入っていることから、再度ケベックの教育システムを調べてみる気になり、以下のURLを発見した。

http://en.wikipedia.org/wiki/Education_in_Quebec

このWikiの記載によると、ケベックの教育システムでは通常日本の小学校に当たるElementary School(1-6年生)という呼び方でなく、Primary School(1-6年)で日本の中学と高校(7-12年生)はSecondary School、短縮してSEC1-Vなどと呼ばれて11年生まで通って卒業するようになっている。このために他のカナダの大学ではケベック州からのSecondaryの卒業生を受け入れていない。そこでケベック州は CEGEP(general and professional education collegeのフランス語)と呼ばれる2年生のカレッジを用意している。Post-secondary schoolと呼ばれることもある。授業料は無料だ。私立のCEGEPに対しては頭割りで補助金が出るようだ。

その結果ケベックのUniversityでは他の州の高校の卒業生が1年次に入るのとは異なり、CEGEPの卒業生は大学の2年次に入ることができる。以上のようなシステムによりケベック州のUniversityは他の地域の高校の卒業生に対して門戸を開くと同時にケベック州のCollegeを卒業した学生に対しても学習年限が公平になるようにしている。(他のいわゆる高校を卒業して入る年次はO年であり、CEGEPの卒業生は1年次に入るというのが正しい表現かもしれません。確認の必要あり。)

しかしながら米国の高校などでは大学のレベルの授業を受けて、受験大学の認める成績をとって、その書類を提出するとケベックのUniversityの2年次に飛び級で入ることもできるので、柔軟に対応してるように見える。

ケベックではSecondary Shool以後のCollegeやUniversityにおける授業料をコントロールしており、その結果授業料は低めに抑えられている。ケベック州の住民、カナダの住民、外国人と3段階に分かれているが、それでも外国人留学生に対する授業料もかなり安いものとなっている。(例マギル大学の文系の学部では年間17000ドル、ニューヨーク大学年間43000ドル、UCSDでたしか記憶ですが35000ドル程度)

留学先として選択肢にいれてよいということを再度申し述べておきたいと思います。

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