67歳からのフランス語学習

フランス語、時々仕事、たまには英語

フランス語の文法について一言、動詞の変化や名詞の性、数などおそれる必要なし

2014年08月28日 13時47分47秒 | 語学

フランス語は確かに英語と比較すると、覚えるのに難しい言語なのかも知れません。よく言われることは動詞は時制により、代名詞により複雑に変化し、一つの動詞に対して変化のバリエーションは100に近い変化をします。しかもそのうちで不規則に変化する動詞はとくに煩雑に使用されています。また名詞を眺めてみますと、男性名詞と女性名詞の区分けが存在し、その性により、形容詞が変化します。従いまして、形容詞の一つである冠詞を付ける際にも名詞の性が解らないと正確な冠詞が付けられません。また発音に関しましても、文字と文字の間で省略が頻繁に発生し、同時にまた逆に今まで発音されなかった語尾と次の単語との合成音が生まれる場合もあります。従いまして、単語ごとの発音のみを理解しているだけでは、文章となった時にはまるで分らないという現実に突き当たります。

どこから眺めてもフランス語は面倒で時間のかかる言語のように思えるのは当然と思います。このような言語に対してどのような学習アプローチをとるかは非常に重要なことと思います。はっきり言えることは動詞の語尾変化を使用頻度にかかわりなく覚えようとすることは、初めからフランス語を結局はあきらめてしまうその一歩を踏み出しているにすぎません。また名詞の性を同様に丸暗記しようとすることも挫折の道を選んでいるようなものだと思います。

先週1週間ほどモントリオールに滞在しました。それは息子が大学での2年目の生活を始めるにあたり、住んでいるアパートや環境を確認するために親として見ておきたいという思いで行ってきました。そこで息子がフランス語を話す姿を見ながら考えたことは、彼は動詞の活用をすべて覚えたわけでもなく、名詞の性を同様にすべて覚えているわけでもなく、もちろん文法などすべてを理解しているわけではないが、話すことが出来ているのだという事でした。想像するに彼は必要最低限のフランス語の文章と単語を知っており、その知識の範囲内で会話のやりくりをしているに違いないという事です。

4-5歳のフランス人の子供たちがフランス語を話しています。つまりかれらも彼らの知っている身近な単語や文章をやりくりして話しているということにすぎません。であるならば、フランス語を学ぶ我々外国人もこの言語の複雑さや難しに恐れを持つ必要はありません。覚えた文章や単語をやりくりして、会話が成立するはずです。

覚えた文章や単語をやりくりして文章を組み立てる規則というのは、覚える過程で子供達が気が付いたことですが、彼らはこれを文法とは思っていないでしょう。「フランス語はそのように言うもの」だと感じているので、その通り実行しているにすぎません。私どもフランス語を学ぶ外国人も同じ方法を取るべきだと思います。なぜならその道の方が困難がなく、近道だからです。日本人は英語を話すにしても書くにしても間違いを恐れるあまり文法的な理論武装に走ります。文法を知っていればあたかも正しい英語が書けて、話せると信じているようです。That is not true,=Ce n'est pas vrai.=それは正しくありません。文章を発想するにも、声を上げるにもむしろ文法は足を躓かせる石となります。英語を話す方も、フランス語を話す方もまた日本語を話す方も言葉を発する時、その言語の文法的な事柄を頭に浮かべることはありません。もし文法的な配慮をしておりましたら、おそらく面倒になるため発言もなされてはいない可能性があります。

以上の観点からフランス語を学び始めてそろそろ1年になろうとしておりますので、2年目からはともあれ文章と単語を必要なだけ覚えてゆきたいと思います。息子が大学を卒業して帰国するころにはフランス語で息子と会話ができるのではないかと考えています。ちなみに息子は「お父さんが英語を忘れないように」という事で彼とは英語で会話やメールのやり取りをしています。おかげさまで英語も学習していたころから30年近くなりますが、かなりキープ出来ています。言語を自分のものにする秘訣は毎日すこしでもその言語に接してゆく、その積み重ねが重要かと思います。

今日もまた偉そうに書いてみました。


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語学学習に共通と思いますが、レベルごとの学習方法があると思います。

2014年08月24日 22時29分05秒 | 語学

モントリオールより、トロント経由で昨日帰国しました。ともあれモントリオールからの直行便はなく、乗り継ぎで羽田につきました。直行便があれば、13時間程度の飛行で羽田到着となるはずですが、乗り継ぎのために4-5時間は余計にかかっていると思います。

約1年ほどフランス語を学んでゆきましたが、聞くことに関して言えば、完敗であり、スピーキングに関して言えば100点満点中5点といったところです。何かをフランス語で述べようとしても最後まで聞いてくれない、のんびりとフランス語の勉強に付き合えないという感じで英語で対応されれるという状況でした。一応フランス語を話そうとしたという意欲のみで5点と評価しました。

市内観光のチケットを購入しようと思いまして、「チケットを2枚ください」のつもりで"je voudrais avoir deux tickets, s'il vous plait"と言おうとしたところ、je voudrais avoirのところでさえぎられて、英語で対応されました。通常彼らはフランス語で話しかけてくるのですが観光バスの窓口なので英語の客が普段から多いのかもしれません。しかしこの対応がトラウマとなりまして、その後はフランス語を話す意欲がかなりそがれました。

今後のフランス語の学習においてはさらに聞いて、フランス語の正しい発音を身に付けなければ相手にされないように思いましたので、聴くという作業にもう少し時間を割きたいと思います。従いまして、これからの目標としまして、フランス語の頻発文の暗記に力を入れたいと思います。

ただし書いてあるフランス語の広告文や注意書きは結構意味が解り、これは自分の予想以上のことでした。ホテルから出ましたら、たくさんのフランス語の看板がありまして、確かに日本にいてフランス語を学ぶよりもはるかに容易にフランス語を習得できるという実感を持ちました。ただし町の中で買い物やお隣さんとご挨拶をするだけの生活を何年たとえばフランスで過ごしても、決まりきった単純なフランス語しか覚えらえれないと思いますので、基本的な会話文をマスターした後はフランス語文により多く接し、不明な単語をこまめに調べ、特別な言い回しは常に暗記し続けなければ進歩はないのだろうと思います。


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モントリオールでは病院に行くのは1日がかりです。」

2014年08月20日 06時39分38秒 | 語学

モントリオールに来まして3日目ですが、息子が突然の高熱でダウンしまして、朝から病院やら食事の買い出しやらで何も出来ないで一日が過ぎようとしています。このブログも病気の息子が寝ている横で書いています。

今朝3時半ごろ息子から病院に行きたいのでタクシーを回してくれという電話で起こされました。フロントに電話すると、タクシー会社の電話番号を教えてくれました。タクシーを手配しまして、その後で息子のアパートに向かうために外にでて自分の乗るタクシーを見つけようとしましたが、いわゆる日本でいうところの乗車拒否にあいました。運転手はせっかくホテルの前に並んで飛行場や長距離のお客をあてにしている関係で800mほどの場所までは載せられないという事なのでしょう。最後にはそれでは20ドルならば行くという事で20分遅れで息子のアパートにつきましたが、息子はすでにタクシーで病院に向かってしまったようでした。

どこの病院に行ったのか不明でしたので、仕方なくホテルに戻り朝まで眠らずにというか眠れずにおりましたところ、息子から電話があり、病院の名前が判明したので、タクシーを飛ばしました。すでに救急外来に入ってから6時間以上たちましたが、まだ診断結果が出ていません。結局12時間近く経って診断が下されて、漸くにしてホテルに帰り、ベッドに寝かせて、いただいた薬の調合書類をもって薬局で薬を調達して、その薬を飲ませて、いまこれを書き始めた次第です。

米国では救急外来に入っても医師の診断を受けるまでに時間がかかり、そのために亡くなる人がいるという話がまことしやかに流れておりますが。カナダも同様な状況なのだという事を理解することが出来ました。待っている時間に待合室のモニターに「この緊急外来に来る前にかかりつけの医者に行きましたか、そのようにしていただくと皆さんの待ち時間が少なくなりますので、ご協力ください」というようなことが繰り返し流れていました。

慌てて出てきてしまいましたので、ホテルで待っている妻に電話するにも電話番号も住所もわからないような状況で、ホテルの電話番号を調べるのがまた一苦労でした。まず病院内で鉛筆を調達しようとして、看護師や小さなショップの店員さんに鉛筆が買える場所がないか尋ねましたが、巨大な病院で意外と病院関係者の方も知らないという状況でしたが、6階にお土産品売り場があるという一言に望みを託して登ってみました。店に入り店員さんに「販売用の鉛筆ありますか」と聞きましたら、「ありません」という返事でしたので、其の儘帰ろうかと思いましたが、試しにDo you have anything to write?と聞いてみたところペンがあるという事で、ペンを手に入れました。

院内に公衆電話がありまして、電話番号案内は411番で、無料でした。この案内は「ご利用の言語が英語の場合はEnglishと発話してください。(英語でなければ当然フランス語となります。)お尋ねの電話番号は一般家庭ですか、それとも他のものですか」などなどの質問に答えて、こちらの回答がシステムに適合していれば、その情報にあった電話番号を教えてくれます。それでどのような方法で回答を得るにせよ書くものが必要だと考えたわけです。

入手した番号に懸ける前に、ローカルへの電話料金は50セントなので25セントを2個いれて、ダイアルします。妻とようやく連絡が取れたころ息子が担架で運ばれてきましので、そろりと担架から降ろして、とにかく再びタクシーでホテルに帰りました。

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フランス語が話される場所に来てフランス語学習について考えたこと

2014年08月18日 12時52分51秒 | 語学

昨日からモントリオールに来ています。ホテルで何かのサービスを電話で頼みますと、まずフランス語で対応されます。部屋番号を述べて英語で質問をすると、なまりはありますが、英語で回答が返ってきます。従いまして、英語が解れば、なにも問題となるようなことはありません。

室内にはインターネットのケーブル端子がありまして、接続して、部屋番号と名前を書き込むと接続されるようなシステムになっておりました。またWi-Fiでの接続も可能です。どちらを選ぶにせよ、値段は一日13.95カナダドルでした。5日以上の滞在の場合は割引があるようです。

さっそく弊社のサーバの作動状況を確認し、問題なく作動していることを確認し、まずは一安心といったところでした。5年ほど前まではサーバーを事務所にたくさん置いて管理しておりましたので、部屋の温度が上がり夏はエアコンは24時間つけっぱなしにしておりました。しかも旅行中にサーバーが問題を起こしていることが判明して、旅先からあわてて帰るというようなことがありました。年とともにLinuxサーバを管理するわずらわしさを感じておりましたが、今は自分で管理をしていないので、ある意味で非常に楽になりました。

さてフランス語に関しましては、モントリオールの飛行場におりて荷物を取りにゆく間にも通路の壁のフランス語が気になり、眺めておりました。今まではコンピュータの上でしか見ていなかったフランス語がそれぞれの意図をもって書かれていました。たとえば「触るな=Ne touchez pas」であるとか、「24時間オープン=Ouvert 24 heures」などなど、現実に使われている状況を見ますと、単語や言葉が生きて自分に迫ってくるように思います。やはり語学はその言語がつかわれている場所にいるのが最も効果的なように思わされた次第です。またこれは飛行場からホテルまでのバスの中に見たのですが、フランス語版「老人や体の不自由なかたに席をお譲りください。」には思わず微笑みました。乗客が降車ボタンを押しますと 書き留めはしませんでしたが、arretez demandeと表示されまして、どこを見てもフランス語なので、それだけでうれしくなるような経験でした。

フランス語は動詞の変化や形容詞、冠詞、名詞の数や性など複雑な要素がたくさんあり難しい言語だと言われておりますが、日常的に使用される頻発語、頻発文を暗記してゆくことで攻略できるような気持になっています。ただし数日後には日本に帰国しますので、どのようにして頻発語、頻発文を蓄えてゆくかが重要と思いました。

文法の学習を無視して、頻発語、頻発文を暗記する方式はかなりすぐれた外国語学習法だと自信を持ちました。ただし文章を暗記するために多聴することと、フランス語ではこのように文章を組み立てるのかいう事を気づいたらそれは文法の知識に通じるものがあるので、大事に蓄えたらよいと思いました。つまり文法の知識を否定するものではありません。ただ日本の英語学習では文法が先にありきでしので、とかく日本人の外国語学習者は文法に肩入れしすぎるように思います。金子の意見では、そうではなくで文章がすでにあって、その後に文法の知識が生まれてくることが重要だと述べようとしているのです。

英語の学習時に文法の学習により、かなりの遠回りをした経験がありますので、このことは声を大にして叫びたいと思います。

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フランス語学習がそろそろ1年目を終了しようとしています。

2014年08月13日 21時06分20秒 | 語学

そろそろフランス語を学習し始めて1年が終わろうとしています。若い時は簡単に覚えていた単語も今では確かに覚えるのに時間がかかり、同時に忘れるのは早くなってきております。つまり忘れる以上に覚えれば少しずつ語彙も増えてゆくのではないかとなるべくフランス語に接するように過ごしてきました。しかし振り返ってみますと、たくさんの単語を覚えましたが、フランス語の映画などをみると、ピックアップできる単語は少なくストリーの展開までは掴めません。しかし息子の住んでいる国からフランス語の書類が届いても訳すことにおいてはあまり心配しなくてよさそうです。

単語を覚えることよりも、フランス語の文章を理解するのも、1年もフランス語に接していますと文字になってさえいればかなり解ってきます。また趣旨もつかめますが、同じ文章を聞くと解らないという状況です。また文章が解っているにも関わらず、そのように聞こえないという現実もあります。従いまして難易度を順に並べれば、

単語の暗記ー>読んで文章を理解ー>音になった文章を理解ー>文を組み立てて発言

以上のような順番になると思います。しかしながらこの順番を逆にすることは理屈から考えても不可能なことですので、これからはフランス語で音で語られる文章により多く接することが求められるように思います。と同時に文章を組み立てて発言し発話を繰り返し、文章を覚えてゆくという作業に入るべきだなとも感じています。これがおそらく外国語を覚える順番なのだろうと思います。

ただ、母語では、まず周りの人の話し言葉を聴いて、無意識的に覚え、覚えた文章をつなげて自分の意志を示していたと思いますので、少なくとも小学校に入るまでは音のみによる単語の理解ー>文章の理解ー>自分で発言、という順番に覚えてきたのだろうと想像します。長じてから外国語を学ぶ一つの不利益は文字から学び始めるので、返って文字面に惑わされて、音を見逃してしまい、発音においても書かれた文字に引きずられ、とんでもない発音をしてしまう傾向があるようです。

つまり、文章を覚える時に、音を聴いて覚えるようにしないと、聞き取りもできないという事なんだろうと思います。道のりは長いのですが、最近単語の記憶速度がかなり上がりまして、短時間でかなり記憶に残るようになったと自覚しています。外国語であったものが少しずつ身近な言語になってきていると感じています。


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