67歳からのフランス語学習

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自走式簡易クレーンの開発状況

2014年09月18日 17時13分52秒 | 日曜大工

先日(9月11日)「簡易クレーンの作成」という表題で作製したクレーンの記事と写真を公開しました。それはそれでいま便利に使用しています。約60kgの旋盤を2台ほど吊り上げて任意の場所に移動できますし、テーブルに載せるのも実に簡便になりました。

前回のブログでは完成形だけを載せましたが、実際には120kgほどを吊り下げたときに曲げた部分から徐々に曲がり始めてしまいましたので、直立するパイプの中にさらに2本パイプを追加しました。さらにベースの後部(写真の赤丸の中)に角パイプを付け、その突端よりワイヤーで垂直部に取り付けたウインチの下ところでワイヤーで止めました。その結果実験では140kgでも全体であれ、一部であれ、曲がることがなくなりました。

しかしそのような「しっぽ」を持つことはベースの底面積が広がり、安定に寄与するという利点は確かにあるのですが、自走する電動のベースに付けた場合に自走するベース自体の底面積が増えると同時に室内での取り回しの障害になることが容易に想像できましたので、より強い柱にして、少なくとも「しっぽ」という出っ張りをなくすように設計を変更しました。

写真ではしっぽが付いたベースとなっていますが、クレーンが垂直に立っていることを示すために古いベースを用いているだけで、人力で移動するベースにはこの柱の場合は必要なくなります。また新しいベースでは一般の家屋のドアのサイズを想定して、釣り上げた状態での移動も想定し、75cm以内に幅を抑える予定にしています。ただし安定性がその分損なわれます。通常はベッドに寝ている人を吊り上げて、ベッドサイドの車いすに乗せるというケースがほとんどと思いますが、使用範囲を広げるために幅を狭くすることにしました。

写真に載せた柱の場合はまだテストを行ってはおりませんが、120kgでは補強もワイヤーも取り付けづに其の儘の状態で問題なく吊り下げることが出来ましたので、柱1本を自走するベースに取り付ける作業が残るのみとなりました。

完成しましたら、この場でご報告申し上げます。

 

(文責)金子 株式会社スリースカンパニー
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