YAMAHA XS250 (4A8)

1981年式Midnight Specialの修理・整備とツーリングの記録

Rizoil キャブテック施工

2022年03月12日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
61,793.3km


先日購入したキャブテック。

まずはエンジンを暖めるため、少々走ってくることにしたのだが、天気も良く、勢いづいて、国道310号線で五條まで山越え、国道24号線を下り、葛城から国道480号線を走り、結局85km程になった。
最初エンジンのかかりがやや悪かったが、走行中はかなり調子が良かった。
ただ、エンジンが十分に暖まってからも、この前までは1,500回転で安定していたアイドリング回転数が、しばらく1,200回転を保ち、そのまましばらくアイドリングを続けていると徐々に回転が落ち、1,000回転を切る位のところで何とかアイドリングしているという状態になる。
バッテリーの劣化が影響してるんだろうか、それともスロー系が濃すぎるのだろうか、それなら最終的にエンストするはずだが、とか色々考えながらけっこうエンジンを回して峠道を走り、峠から降りてきた頃にはアイドリングは1,500回転あたりで安定した。
現在入っているMobilの安いエンジンオイルは、走行約900kmになるが、劣化した感じはしない。自分が鈍感なだけだろうか。密閉力も充分出ている気がするし、シフトの入りも悪くない。ギヤ抜けも無いし。
しかし、キャブテックを使用後はオイルとエレメントも交換すべきだと思われる。


戻ってすぐ、エンジンが熱いうちにプラグを外し、プラグホールからキャブテックを吹き入れる。エンジンが熱いので、水が沸騰したような音がなり、湯気?煙?がプラグホールから出てくる。
一缶の2/3位を何回かに分けて吹き込んではキックをしてクランクを回転させたり、プラグホールから泡があふれ出てくる位注入したりを繰り返した。基本的に泡状で出てくるので、吹き込んでからしばらくは発泡してシリンダー内で膨張するようだ。


外したプラグもチェック。やはり左の外周電極にはカーボンが多い。
試しに汚れているネジスレッド部にキャブテックを少量吹き付けて軽く拭き取ると、またたく間に綺麗になった。

プラグホールの縁に液体の輪っかが付いている。オイルか?ガソリンか?なんだろうか?


キャブテックを吹き入れてしばらくすると、プラグホールから泡が溢れてくる。
塗装面に付くとすぐ溶けてしまうので、すかさず拭き取る。


キャブテックを大量に吹き込んでからプラグホールにペーパーウエスを当ててキックすると、汚れた薬液が飛び出してくる。ただ、同じようにしても、左シリンダーからはかなりの量の薬液が出てくるが、右シリンダーからはほとんど出ない。右シリンダーの密閉が低いということだろうか?

最後にもう一回、左右シリンダーにプラグホールから溢れるまで吹き入れ、あとは明朝まで放置する。

さて、どう変わるかな。


キャブテック使用後のオイル交換の為に、今回はNutecのZZ-03を使ってみることにした。
かなり調べて検討したが、正直、どれがいいのか決めきれない感じで、結局何となくでこれを購入。

一応自分なりにエンジンオイル選定の基準(条件)はある。

1.価格は1ℓ(または1qt)2,000円前後が上限。
2.できる限りノンポリマー。
3.ベースオイルのクオリティが高いと思われるもの。
4.清浄分散性を優先。
5.商品説明に誠実さまたはこだわりが感じられるもの(ある程度ちゃんとした説明があるもの)。

といったところ。

ZZ-03は、1.2.3.5.が当てはまる。4.についてはわからないが、エンジンオイルとしての各役割のバランスは良いと思われる。


今回はエレメントも交換するつもりで買ったら、同じものをストックしていた。
Oリングは付いていない。


それなら、Oリング付きのこっちの方がお得かもしれない。モノタロウで828円。

ツーリング後プラグチェック

2022年03月06日 | YAMAHA XS250(SOHC) 整備記録
約140kmツーリング。

エンジンの調子が段々と良くなっているように感じる。燃焼がしっかりパワーに変換されている様な感覚。以前に比べかなり乗り易い。アクセルを大きく開ける時にそれほど気を使わなくて済むようになっている。5,000回転を超えてからのエンジンのしっかり感が出てきた。
この前のキャブ同調以降、変えたところといえばEngine detergentの継続添加ぐらいなので、効果があるのかもしれない。

安いオイルのせいか、まだ1,000kmも走っていないが、シフトの入りはやや渋くなってきた。

帰宅後すぐ、恒例の(笑)プラグチェック。


ほぼ文句なしの焼け具合じゃないだろうか?
プラグホールからピストンヘッドを見ると、かなりきれいになっていた。
やはりEngin edetergentの効果としか考えられない。

あいかわらず、外周電極が煤けている。
中心電極はきれいに焼けている。
ピストンヘッドは、薄くカーボンの膜が付いてる様な感じ。
これは、どういう状態なのだろうか?

今朝は冷えたので、出発時一発目のエンジン始動にはチョークをオンにしてセルを回したのだが、かかりが悪く、その後チョークを戻してセルを回すと、左マフラーからバックファイアが一回鳴った後エンジン始動した。

ということは、やはりまだ左の燃調が濃いのかな?
濃い原因はなんだろうか?もっとシビアにキャブの同調を取るべきなのかな?
それとも、左キャブ本体のセッティングを変えるべきか?それをやり出すと、泥沼にハマる可能性が高い。
あいかわらずシリンダーフィン上部左前あたりに滲んでいるオイルも影響あるのか?

でもやっぱり、まずはキャブの同調を再チェックかな。

ともあれ、今日は不安もなく、気分良く走れた。