もう5年くらい前、福祉の仕事をしていたときのことです。おひとり暮らしの方や高齢者ご夫婦だけのお宅に、お弁当を届けるという公的サービスがありまして。できたてホカホカのお弁当を手渡しすることで、毎日、その方がお元気でいらっしゃるかどうか、目でしっかりと確認できるわけです。
ところで当時、独居で認知症の方がこのサービスを利用されておられました。認知症の症状がそうさせてしまったのかもわかりませんが、この方、お弁当の配達員さんをなかなか受け入れてくださらなくて、いつも戸をピッタリと閉めて拒否されたり、きつい言葉を投げられ追い返されたりして、とても困っていたのです。そのとき、よく仲裁に入ってくださったのが、すぐご近所の郵便局の方でした。場所が結構な田舎でしたので、この郵便局、ホントに小さな一坪ショップサイズ。ご近所はかなり高齢の方ばかりなので利用する人も少なく、いつ訪ねても、ヒマ潰しにおしゃべりしに来ている人しか見たことなかったですね。どちらかといえば切手を売るよりも、ご近所づきあいアンテナショップ的なところがありました。
そんなのどかな郵便局ですから、店番をされていたのは大きな局と違って公務員の方ではなく...なかなか引き受け手がないのか、地元の名士の奥様が一人でやっておられました。なので、地域の方からの信頼はとても厚かったのですね。
長~いおつきあいのこの奥様の言われることは、認知症の方も気持ちよく聞いてくださったので、ホント助かっておりました。
郵便配達員の方も高齢者のお宅では手紙を手渡ししてたりして、郵便局に期待される役割って、とくに田舎ではけっこう大きいのだな、なんて思っていたのです。
ところで、話は大きく変わりますが、うちの夫は養老孟司さんのファンでして、本が出る度にいそいそと買いに走るのです。大ベストセラーの『 バカの壁 』など、私もときどき読ませてもらうのですが、新書なのにすごく解りやすく書かれているな~、って感心したんですが、やはり東大名誉教授のエラ~イ学者さんが書かれているだけあって、使われている言葉は少し難しく感じますね。
先日、本屋で新刊書コーナーをブラブラしていましたら、その養老先生のお話をマンガにしてわかりやすく、という趣旨の本があったので手に取ってみたのですが、コレがもう、フキダシの中身がまとまってなくてダラダラ長くて、内容を解りやすくするためのコマ割りや視点にも工夫がなくて、先生自ら書かれた本とは比べ物にならないくらい、すごぉ~くゴチャゴチャしてて解りにくい!
(※ちなみに『 バカの壁 』は先生の自著ではなく、ライターさんが聞き書きしてまとめたものなので、念のため、ご本人曰く“ 平易に、かいつまんで ”書かれた他の本も読んでみました)
字がいっぱいで言葉がムツカシイから解りにくいのでもなく、ただ漫然とマンガにしたから見やすくて解りやすくなる訳じゃないのよね。
ものを伝えるのにいちばん大事なことは、自分がどうしたいかを、ハッキリさせることだと思うのです。
奥歯にニラでも挟まったみたいな、ものすごくダラダラと遠回りなお話をしてまいりましたが、あのオトナの紙芝居合戦、人をバカにしてますわね~。競争原理ぐらい、いちいちマンガにしなくても解るっつーの!!!)))
できれば民営化はしない方がいいと思うけど、最悪、田舎のちっちゃな郵便局の仕事なんかは、地元のお年寄りが買い物に行くよろず雑貨屋に任したっていいじゃないですの?
本当に心配しなければいけないのは、近くで切手が買えなかったり、年金が受け取れなくなったりして困ることではなく、外出するのがとても大変な高齢者の方に、自分で年金を引き出しに行かせるような福祉制度の問題ですわよっ! せっかく国政という大きなお仕事を担っておられる頭のいい政治家の皆さんですので、もっとドド~ンと大きな視点で、物事を見ていただきたいものです。もー朝から私、プンプコプンですわっ。
ちなみに、gooニュースから記事の編集画面に飛んだら、ちゃっかりとリンクついてました。
郵政法案、民主も紙芝居で対抗 (読売新聞) - goo ニュース
ところで当時、独居で認知症の方がこのサービスを利用されておられました。認知症の症状がそうさせてしまったのかもわかりませんが、この方、お弁当の配達員さんをなかなか受け入れてくださらなくて、いつも戸をピッタリと閉めて拒否されたり、きつい言葉を投げられ追い返されたりして、とても困っていたのです。そのとき、よく仲裁に入ってくださったのが、すぐご近所の郵便局の方でした。場所が結構な田舎でしたので、この郵便局、ホントに小さな一坪ショップサイズ。ご近所はかなり高齢の方ばかりなので利用する人も少なく、いつ訪ねても、ヒマ潰しにおしゃべりしに来ている人しか見たことなかったですね。どちらかといえば切手を売るよりも、ご近所づきあいアンテナショップ的なところがありました。
そんなのどかな郵便局ですから、店番をされていたのは大きな局と違って公務員の方ではなく...なかなか引き受け手がないのか、地元の名士の奥様が一人でやっておられました。なので、地域の方からの信頼はとても厚かったのですね。
長~いおつきあいのこの奥様の言われることは、認知症の方も気持ちよく聞いてくださったので、ホント助かっておりました。
郵便配達員の方も高齢者のお宅では手紙を手渡ししてたりして、郵便局に期待される役割って、とくに田舎ではけっこう大きいのだな、なんて思っていたのです。
ところで、話は大きく変わりますが、うちの夫は養老孟司さんのファンでして、本が出る度にいそいそと買いに走るのです。大ベストセラーの『 バカの壁 』など、私もときどき読ませてもらうのですが、新書なのにすごく解りやすく書かれているな~、って感心したんですが、やはり東大名誉教授のエラ~イ学者さんが書かれているだけあって、使われている言葉は少し難しく感じますね。
先日、本屋で新刊書コーナーをブラブラしていましたら、その養老先生のお話をマンガにしてわかりやすく、という趣旨の本があったので手に取ってみたのですが、コレがもう、フキダシの中身がまとまってなくてダラダラ長くて、内容を解りやすくするためのコマ割りや視点にも工夫がなくて、先生自ら書かれた本とは比べ物にならないくらい、すごぉ~くゴチャゴチャしてて解りにくい!
(※ちなみに『 バカの壁 』は先生の自著ではなく、ライターさんが聞き書きしてまとめたものなので、念のため、ご本人曰く“ 平易に、かいつまんで ”書かれた他の本も読んでみました)
字がいっぱいで言葉がムツカシイから解りにくいのでもなく、ただ漫然とマンガにしたから見やすくて解りやすくなる訳じゃないのよね。
ものを伝えるのにいちばん大事なことは、自分がどうしたいかを、ハッキリさせることだと思うのです。
奥歯にニラでも挟まったみたいな、ものすごくダラダラと遠回りなお話をしてまいりましたが、あのオトナの紙芝居合戦、人をバカにしてますわね~。競争原理ぐらい、いちいちマンガにしなくても解るっつーの!!!)))
できれば民営化はしない方がいいと思うけど、最悪、田舎のちっちゃな郵便局の仕事なんかは、地元のお年寄りが買い物に行くよろず雑貨屋に任したっていいじゃないですの?
本当に心配しなければいけないのは、近くで切手が買えなかったり、年金が受け取れなくなったりして困ることではなく、外出するのがとても大変な高齢者の方に、自分で年金を引き出しに行かせるような福祉制度の問題ですわよっ! せっかく国政という大きなお仕事を担っておられる頭のいい政治家の皆さんですので、もっとドド~ンと大きな視点で、物事を見ていただきたいものです。もー朝から私、プンプコプンですわっ。
ちなみに、gooニュースから記事の編集画面に飛んだら、ちゃっかりとリンクついてました。
郵政法案、民主も紙芝居で対抗 (読売新聞) - goo ニュース