発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

鳥獣戯画を見に太宰府へ

2016年11月17日 | 物見遊山

    12日土曜日、 高山寺の鳥獣戯画が九州国立博物館に来ているので太宰府へ。七五三詣りの時期でもあるので、参道は大にぎわいだ。外国人も多い。「爆買い鎮静化」などというが、失礼な言い方だと思う。旅行が買い物ツアーの次の段階に入っただけなんじゃないかと。太宰府のみならず、日田だの飫肥だのといった、九州の趣深い(見向きもしない日本人もいると思われるシブい)歴史の町に、どんどん外国人が来るようになったということなのだ。これは、天満宮と博物館に隣接する遊園地のポスター。荒井良二に描かせているんだ。

 で、九州国立博物館。

    2時だというのに博物館のレストランは30分待ちで、博多駅近くで食べてきて良かったわねえなどと言っていると、それどころではない人だかりがその先にあって、 外から行列。中でも行列。1時間半待ちですと!!   これはびっくり。開館10年あまり、九州国立博物館で並んだことなんかなかったんだもの。3階特別展入場口の人だかりというのはあったけど、1階エスカレーターより前に並んでいるなんて初めて。フェルメール展でさえ並んだりしなかった。なんて人気なんだ、鳥獣戯画。私としたことが一瞬怯んだ。

    かといって出直す日程もない。観念して行列に加わる。きっちり90分後に入場できた。まあ東京じゃ200分超えというのもザラだったそうだし。

 絵巻の甲乙丙丁鑑賞。生筆致の迫力。鳥獣戯画は、昔、連続テレビドラマのオープニングタイトルのバックに使われていたのを覚えている。カエルさんとウサギさんが相撲とってる古い絵。あとは高山寺のお宝と、明恵上人の紹介と。

鑑賞終了後、1階を見ると、まだ長蛇の列である。待ち時間に疲れたので、常設展は見ないで帰る。館内カフェもこんな感じで楽しいのよ。

 

 相撲、力士などは福岡においては11月の季語である、と言っちゃおう。電車、バスにもおすもうさんが乗ってくる。太宰府天満宮には、日馬富士在籍の伊勢ヶ濱部屋の九州宿舎がある。天満宮の幼稚園にはこんなステキな平仮名ののぼりが立っている。クリックしたら拡大できます。

 博多駅前の埋め戻し突貫工事は、12日はこんな感じ。15日の朝はこんな感じでこの道を通るバスも復活していた。博多口広場は、何もなかったように、クリスマスイルミネーションで彩られ、そのうち、クリスマスマーケットの屋台が立ち並び、ホットワインや、シュトーレンなどの菓子類や小物が売られ、年末まで賑わうことになるのだ。

  

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