発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

福岡バレエ協会バレエフェスティバル

2011年10月30日 | 物見遊山
◆なんて優雅できれいなの!!

 福岡バレエ協会バレエフェスティバル。
 この公演は、アクロス福岡シンフォニーホールで地元の4つのバレエ団の合同発表会に、九州交響楽団が伴奏をつける、というものである。
オーケストラとバレエ!!
 チケットをいただいたので、迷わず行く。
バレエ。それはダンス界の純文学。1日休めば自分でわかり、2日休めば仲間たちにわかり、3日休めばお客さまにわかってしまう、日々是精進の賜物。筋肉と骨格、それをコントロールする脳。人体の芸術。
 バレエをよく知らなくても、九響の音楽だし、楽しめるでしょう。
 毎度おなじみの福岡シンフォニーホールだが、レイアウトが変更となっている。前から6列めまでの席が消え、その場所は、オーケストラ・ボックスとなっていて、九響の人たちはすでに練習をしている。1階、前方の私の席からは、ハープの上方と指揮者しか見えない。
 
 幕が開くと、ピンクのロマンティック・チュチュを身につけた4人のダンサーが美しいポーズで静止している。
 パ・ド・カトル、4人のダンス。有名な演目らしい。
 音楽とともに動きがはじまり、2人のダンス、3人のダンス、1人のダンス、とフォーメーションを変えていく。
 ステージに近い席で大正解。微笑みを絶やさずに、手指の先までの表現に気を配る様子や、トゥーシューズのトゥーのトン、カタンという音だけでなく、足裏で歩く音まで聞こえる。
 バレエってこういうものだったの。
 たぶんこの人たちが、一番うまい人たちなのだな。
 次は、「青少年のための管弦楽入門」。このシンフォニーホールに初めて来たときのコンサートで聞いた曲だ。
 その曲に合わせて、木管楽器、金管楽器、弦楽器、打楽器を、それぞれ違った色のレオタードを着たダンサーたちが表現する。打楽器ダンサーは小さい人たちで、たぶん、今日来てる団体の中で一番上手な小学校低学年の選抜なんだろうな、と思う。
 休憩をはさんで、それぞれのバレエ団の発表があった。
 2時間半、ずっとステージに釘付けだった。
 客席のほとんどは、ご両親、きょうだい、おじいさんおばあさんなど、身内の人たちだったようだけど、他人が行っても、十分楽しめます。贅沢な時間でした。
コメント
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