発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

ステキな金縛り 試写会 &さらばソラリアシネマ

2011年10月21日 | 映画
◆「ステキな金縛り」試写会

 夕刻から悪天候。渋滞するので途中でバスを降り、地下鉄に乗り換え、天神へ。
「ステキな金縛り」試写会、都久志会館。

 豪華キャストである。
 
 その晩、容疑者は金縛りに遭い、一晩中動けなかった。
 殺人事件のアリバイが証明できるのは、落ち武者の幽霊だけ。
 見える人間は限られている。
 はたして幽霊は証人として出廷できるのか。
 無罪を勝ち取ることができるのか。

 というめちゃくちゃな設定のもと、大真面目に裁判は進む。

 ↓物語の核心には触れていませんので、見に行きたい人も安心して読んでね。

 西田敏行の落ち武者がカワイイ。阿部寛も中井貴一も、思いっきりおちゃめである。悪女メイクの竹内結子が、どこかで見た顔と思ったら、小野みゆき(燃えろいい女って、32年前!!)っぽいのである。怪しげな山本耕史もいいね。
 出て来る俳優が全部好きになる。
 三谷幸喜は、そういう映画をつくるので、みんな出たいんじゃないかと思う。
 まさに今、ドラマや映画で主役を張ってる人たちが、脇役としてゾロゾロ出て来るのはそういうわけかな、と。
 ともかく、笑えて少し心が暖まるので、殺伐とした日々を送っている人は、見たほうがいいと思う。

◆ソラリアシネマ閉館

 ショックなのは、天神の映画館ソラリアシネマが来月いっぱいで閉館してしまうことである。
 西鉄が、ソラリアスポーツ、ソラリアシネマから撤退するのに伴い、ソラリアスポーツは、譲渡先が決まったらしいけれど、映画館の引き受け手は、なかったということかしら。
天神で唯一、3D設備がある劇場だったから、それなりの設備投資は続けていたと思っているのですが。

ソラリアシネマで見た映画。
もっとあるはずだけど、とりあえず、
ティンカー・ベル
ハゲタカ
マンマ・ミーア
グラン・トリノ
ベンジャミン・バトン数奇な人生
マイレージ・マイライフ
Dr.パルナサスの鏡

 いい映画が多かった。再映といって、大体封切興行が終わったけどDVDはまだ出てない映画を、安く見ることができた。

 それと、ソラリアシネマで好きだったのは、グランドパス65(65歳以上の人のための西鉄バス割引パス)のコマーシャルを、映画の前にやってたこと。
 お爺さんたちがラグビーをしている。
「パス!」「パス!」「パス!」「パス!!」「グランドパァース!!」
 パスをしながら、なぜか「グランドパス!!」と叫んでいる。
 ラガーシャツのまま、全員バスに乗って「ワハハハハ……」と笑っている。
 
 元気なお爺さんのためのバス乗り放題定期ってことがよく伝わる。早く65になりたい!と思わず言いたくなるではないか。



コメント
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