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入団

2005年12月23日 | スポーツ
清原選手と中村選手のオリックス入団が決まりました。

ともに推定年俸は2億5千万(中村は出来高5千万)だそうです。前からずっと話題にはなっていたので驚きはしませんが、非常に残念です。

仰木さんが2人を熱心に誘っていたのは事実でしょう。でもそれは仰木さんが自分なら使いこなせるというつもりだったからでしょう。中村新監督も仰木さんの全面バックアップがあると思っていたから2人の入団もいいと思っていたのだと思います。でも仰木さんが亡くなってしまった今、どうなる事でしょう。

清原選手は入団会見で王さんの39歳の時のホームラン記録を目標にすると発言しました。吉井投手が野球をできる喜びやチームの勝利を考えた発言をしているのと大違いで、やはり自分の事ばかりです。中村選手は「清原さんと2人で関西を盛り上げていきたい」といきなり自分たちがチームの中心だと言わんばかりです。

二人とも仰木さんに誘われたのが心に響いたとか仰木さんのためにとかあたかも美談のような発言をしています。しかし、清原選手は去年もあれだけ誘ってもらいながら残留し、「泥水を飲む覚悟」といいながら結果を残せずプライドばかりが先行しました。そしてこのオフもギリギリまで態度を保留していました。多分言われているように在京かセリーグの球団への移籍を模索していたのでしょう。

中村選手は高年俸が球団の経営を圧迫していました。もちろん中村選手だけが悪い訳ではありません。しかし、最後の年になんとか結果を残そうと他の選手は頑張っていたのに、けがだったかもしれませんが休みがちでした。そして中心選手でありながら球団合併のさいにほとんど知らん顔でした。その近鉄から複数年契約で球団がなくなっても2年間2億円をもらいながら夢への挑戦とかいって大リーグを目指しました。そこで結果を残せずたった一年で当然のように主力選手顔で帰ってきました。オリックスと近鉄に所属していた選手はどんな思いで会見などを見ていたのでしょうか。

自分の都合のいいように振る舞うのも勝手ですが、そこに仰木さんをつかうのはほんとに腹立たしいです。確かに二人がほんとに年俸分働けば観客は呼べるかもしれません。でもボクはバラバラだった合併球団を一年間、仰木さんがそれこそ骨身を削ってまとめてきたチームが二人の入団でまたバラバラになるのではないかと不安です。

今年のオリックスは打撃がさっぱりだったから二人の入団は大きなプラスになるという解説も聞きました。しかし、松坂や和田など選手が揃っている西武とギリギリまでプレーオフ争いをした事を思えば、野球は個々の成績よりもチームとしてのまとまりが重要だと分かります。合併前の近鉄やここ数年の巨人を見ても二人の入団がいい方に出る確率は相当低いように思います。

ボクは今年オリックスを応援していました。仰木さんの野球は見ていて面白かったし、吉井投手も良かったです。プレーオフには進出できませんでしたが、中継を見ていても面白かったです。でも、来年からは全く見る気がしません。できれば、ダブルフランチャイズのような中途半端はやめて大阪にいってほしいです。でも吉井投手をはじめ今年頑張ったオリックスの選手たちは来年も頑張ってほしいしと思います。