秋田県横手市増田町 千葉建築のブログ

秋田県の県南、横手市増田町の工務店、(有)千葉建築のブログです。
よろしくお願いいたします。

電気と資源

2010-10-26 10:28:05 | 自然と科学
10月26日(旧暦9月19日 三碧 先負 己酉)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

昨日午後からは天候が崩れ、今日はぐっと気温が下がりました。

北海道では雪が降っているとのことで、ついに冬が間近に迫ってきたことを実感しています。


昨日は午前中に羽後町に行ってきましたが、なんと田んぼにすでに白鳥がとまっていました。

通り過ぎたためにはっきりと確認はできませんでしたが、あの大きさと白さはそれに間違いないと思います。

例年より1月近く早い到来は、これから来る厳しい寒さを告げているのかもしれません。


寒さとともに暖房器具を出したことで、これから電気の消費量は上がっていく時期となります。

熱を出す器具は、一般的に消費電力量が多いため、暖房導入の計画はその機器自体の金額だけではなく、電気代も考えたほうがよいとされます。


オール電化住宅においては、そうした消費電力の高い暖房器具を、電気代の安い深夜電力の時間帯に使用して、蓄えた熱を徐々に放出するようにしています。

当然住宅が隙間だらけだったり、断熱が不十分だとせっかく溜めた熱が逃げてしまうため、オール電化住宅は高い気密・断熱性能を求められる、というわけです。


住宅の気密性が上がると、空気の移動が少なくなるため、熱は逃げませんが人から出る二酸化炭素やにおいといったものがとどまるため、換気が必要になります。

換気には窓を開けたり、換気扇で直接外に空気を排出する方法がありますが、当然熱も逃げてしまいます。

そこで、熱を逃がさずに新鮮な空気を取り入れ、排出できる「熱交換換気」というものを使い、住宅の環境を快適に保つ仕組みが採られています。

当然、換気扇の吹き出し口にはホコリがたまっていくため、目詰まりを防ぐためにこまめな掃除と点検が必要になります。

快適な暮らしのためには、そうした普段のメインテナンスが重要となります。


さて、日本では火力・原子力・水力などの発電所での発電によって、日本中の電気をまかなっています。

発電方法はそれぞれにメリット・デメリットがあるため、それらのバランスを考慮に入れて電気を生み出しています。

最近では住宅の太陽光発電や、風力や地熱などの新しい発電の研究が進められていますが、発電における主力は火力発電であり、次いで原子力、水力の順となっています。


火力発電は石油・石炭・液化天然ガスなどの「化石燃料」が使用され、これらは燃焼時にCO2などを排出します。

CO2をはじめとする温室効果ガスは、地球温暖化をはじめとする地球規模の気候変動に影響を与えるとされ、国際的に問題となっています。

中国やインドなどの多くの人口を抱える国が経済発展を遂げている一方で、電気の消費量は莫大に増えています。


特に中国ではここ10年間で電気消費量が3倍以上になり、発展を続けている都市部の電気をまかなうために、地方で発電した電気を都市へ送ったりしていますが、それでも慢性的に不足しています。

中国にも資源はありますが、莫大なエネルギー資源の供給は海外に頼らざるを得なくなり、スーダンやナイジェリアなどのアフリカの産油国からの供給、さらには東シナ海の海底ガス田など、資源獲得にはなりふりかまわない外交を展開しています。

そうしてみると、現在の尖閣諸島をめぐる動きも少し見方が変わってきます。


日本は、昨年の政権交代以来、特に外交においては疑問符が付きまとう行為が多く見られます。

日本の電力消費は、今でも年々伸びています。

日本も、化石燃料の供給先を海外に頼っている現状があるため、こうした問題を避けて通ることはできないはずです。


豊かな生活と経済活動、省エネルギーと環境、資源開発と技術開発などは、それぞれ微妙なバランスでつながっているため、それらを一つ一つ切り離して考えるわけにはいきません。

今だけを考えるのではなく、20年、50年先を見据える観点も必要となります。

外交を含めた政治が、そうした長期的視点をもって行動するには、有権者のほうでもそうした視野を持つことが大切になります。

現状は難しい問題が山積していますが、乗客がベストな選択ができるように、舵取りをする方々には頑張ってもらいたいと思います。

補助金やローンなどのご相談も承ります。
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〒019-0701 秋田県横手市増田町増田字伊勢堂南6-4

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リクエストの日

2010-10-25 18:21:59 | こよみ
10月25日(旧暦9月18日 四緑 友引 戊申)


こんばんは。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

更新が遅くなってしまいました。

今日は朝から悪天候に備えて、さまざまな準備で駆け回っていました。

外仕事は中断せざるを得ません。


仕事柄、車で移動することが多いのですが、私の車の車内では常に音楽またはラジオが流れています。

音楽に関しては、携帯音楽プレーヤーのipodを車につないで聴いているわけですが、いつの間にかipodの曲数が9000曲を超えていました。

運転中の操作は危険なため、信号待ちなどの停車時に行うわけですが、探すのに一苦労しています。


その点ラジオの場合は、その周波数に合わせているといろいろな音楽や情報が得られるため、最近ではラジオをつけている事が多くなりました。

よく聴いているのはFM秋田ですが、たまにNHK-FMや湯沢のコミュニティFMのFMユートピアをつけています。

横手にもコミュニティFMができるそうで、今は本放送に向けたプレ放送が流されています。


ラジオはテレビに比べても、聴衆者(リスナー)との距離が近いように感じます。

ディスクジョッキーとリスナーとのハガキ・メール・FAXのやり取りが面白く、たまに運転しながらニヤニヤしてしまうときもあります。

そんな気持ち悪い話はさておき、ラジオにつき物といえば、聴衆者の「リクエスト」が挙げられます。

今日は、「リクエストの日」となっているそうです。


1936年(昭和11年)、ベルリンのドイツ放送で、生演奏の番組中にリスナーから演奏する曲の要望の電話が届き、それに答える形で演奏したことが始まりとなりました。

その後リクエスト番組は大ヒットし、こうした形式の番組が各地でつくられるようになりました。


1936年のドイツといえば、ヒトラーのナチス党による政権の真っ只中で、同年にはラインラント進駐、ベルリンオリンピック、日独防共協定(後にイタリアも加わる)の締結といった出来事がありました。

今を生きている私たちは、その後の歴史も当然のごとく知っていますが、ここではそれについてはあえて触れません。


話をリクエストの話題に戻しますが、ラジオで流れるリクエスト曲を気にいってそのCDを購入したり、音楽サイトでダウンロードをしたりすることもあります。

リクエスト自体はやったことがありませんが、自分の好きな曲がラジオで流れるのは、とても気分が良いものだと思います。

さまざまなジャンルの音楽があり、今でもつくられ続けているため、その全てを把握するのは無理かもしれません。

それでも、気に入った曲をずっとお供にしたり、または新しくお気に入りに加えたりすることで、その人独自の「音楽の引き出し」が充実していくには、こうした番組も利用するのも一つかもしれません。


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天候と体調

2010-10-24 10:05:29 | 建築日記
10月24日(旧暦9月17日 五黄 先勝 丁未)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

曇りの日曜の朝となりました。

明日から天候が崩れるようですので、今日は少しでも外現場を進めるために仕事をしています。

予報では明日の午後から雨となり、気温も急に冷え込む模様です。


急激な気温の変化は、体調不良などが起こりやすくなります。

その原因は、気温の変化によって体の中の「自律神経」に大きなストレスがかかり、免疫の低下などが起こるためだそうです。


また、天候と体調については、昨日聴いたラジオで興味深い話がありました。

もともと人間は狩猟を行っていましたが、悪天候で獲物を捕らえるにはリスクが高くなります。

天気の悪い日には「体を休ませる」というはたらきが体の中で起こり、たとえば古傷が痛んだり、関節が重くなったりすることで、天候の悪いうちにそれらを癒すようにするそうです。

農耕も同様で、雨の日などは基本的に仕事を休み、家の中で体を休める日となっていました。

そういった遺伝子の記憶があるため、現代でも雨の日は出勤が憂鬱となったり、体調が悪くなることはある意味自然なことだ、という説もあるそうです。

しかし、それを理由に会社や仕事を休むわけにはいかないため、現代人の抱えるストレスの一つとなるわけです。


天候の話はこれくらいにしておきます。

昨日はさまざまなスポーツで、大きな一日となりました。

まずはプロ野球のセリーグで、中日ドラゴンズが巨人軍を破り、日本シリーズ進出を決めました。

パリーグの覇者千葉ロッテマリーンズと、10月30日からシリーズを賭けて激突することになります。


アメリカ大リーグでは、テキサス・レンジャーズがニューヨーク・ヤンキースに快勝し、球団設立50年目にして初のワールドシリーズ進出を決めました。

シリーズの対戦相手は、サンフランシスコ・ジャイアンツとフィラデルフィア・フィリーズが激しい戦いを繰り広げており、今ちょうど海の向こうで試合が行われております。


その他フィギュアスケート、体操競技などが注目を浴びており、特にオランダで行われている体操の世界選手権で、内村航平選手が日本勢初の連覇を成し遂げる快挙を果たしました。

また、bjリーグでは、地元秋田のプロバスケットチームの秋田ノーザンハピネッツが、新潟アルビレックスBBに1点差で競り勝ち、公式戦初勝利を掴み取りました。


さまざまなスポーツがありますが、勝利に向かって努力し、勝ち取ることの素晴らしさは計り知れないものがあり、観る人に感動を与えます。

スポーツ選手たちにそうした元気をもらいながら、自分自身も頑張っていきたいと思います。


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霜降

2010-10-23 08:01:06 | こよみ
10月23日(旧暦9月16日 六白 赤口 丙午)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。


気持ちの良い晴天の土曜日となりました。

明日も晴れますが、月曜日からは天候が崩れ、北海道などでは雪も降る予報が出されています。

そろそろ本格的な冬支度をしなければならない時期に来ています。


今日から二十四節気の一つ「霜降」となります。

「しもふり」ではなく、「そうこう」と読みます。

秋の気配がさり、各地で朝霜を見る時期ともなります。


これから半月後には「立冬」となり、いよいよ冬が始まります。

冬はあまり好きな季節ではなく、雪を見るのがつらくなるような時期が訪れます。

しかし、昔から続いてきた日本の四季ですので、そういったものだと思いながら受け入れていきたいと思います。


霜降の時期には、山の緑も赤や黄に変わる紅葉が盛んになります。

秋田県には抱返り渓谷、角館武家屋敷、小安峡、須川高原、鳥海山など、美しい紅葉が見られる名所がたくさんあります。

紅葉時期は、秋田での短いオートバイシーズンの最後の時期となるため、多くのライダーの姿を見かけることができます。

この時期は、落葉が道路脇にたまり、それが濡れたりしていると滑りやすくなります。

またこれからの時期は、山でいつ雪が降ったり、路面が凍結してもおかしくない時期ともなっているので、安全運転はもちろんのこと、天候次第では引き返すぐらいの心持で運転してもらいたいとも思います。


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平安遷都の日

2010-10-22 19:36:38 | 歴史と文化
10月22日(旧暦9月15日 七赤 大安 乙巳)


こんばんは。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

今日は法事があったため、このような時間の更新となりました。


おとといの十三夜に続いて、昨夜の小望月はきれいでした。

今日も外を見上げると、満月を見ることができます。


そうした穏やかな東北ですが、鹿児島県の奄美諸島地方で降り続いている豪雨は、犠牲者がでるとともに、電話などの通信手段が遮断され、連絡の付かない地区もあるようです。

政府もようやく救援に向けた活動を開始し、自衛隊や医療チームの派遣を行っています。

一刻も早い復旧を願いたいと思います。


日本の「首都」の話題は、以前の記事でも紹介しました。

現在は東京がそれにあたり、東京都は1300万人の人口を誇る世界屈指の大都市として存在しています。

江戸時代には江戸城に徳川将軍が在し、日本各地の大名家を管轄していました。

天皇は京都御所におわして、名目上は天皇が将軍へ政治を「委任」しているものとしていましたが、事実上は将軍が日本における統治者として、およそ260年にもわたってその地位にありました。

この時代の首都としては、京都御所のある京都がそれに当たりますが、政治・経済の中枢、都市整備の観点から観ると、すでに江戸が事実上の首都にあたっていました。


江戸時代末期になると、諸外国との条約締結に際して、手続き上で天皇の許しを得る必要があったこと、突然始まった外国との接触から、外国人を排斥しようという気運の高まり(攘夷)、諸外国に対する国力増強のため、今まで支配されていた側の地方の藩が結束へと向かい、天皇を後ろ盾として幕府に対抗しようとしたことなど、さまざまな要因から幕末・維新へと向かっていったという流れが作られていきました。

大政奉還によって明治期に江戸へ天皇が遷ったことで、名実ともに「首都=東京」という位置づけが確定しました。


さて、時代はもっとさかのぼり、784年(延暦3年)11月に、第50代天皇の桓武天皇が平城京(奈良県)から長岡京(京都南西部)へと都を遷し、その10年後の794年(延暦13年)10月22日に、現在の京都市に位置する平安京へと遷りました。

日本の歴史においては、平安時代が始まり、以後400年近くにわたって京都を中心とした政治が行われるようになりました。

今日は「平安遷都の日」という記念日となっています。


平安時代は長い期間続いたため、一言で歴史を紹介するのは難しいことですが、奈良時代から続いていた中央集権的な律令制が衰退し、朝廷から大きな権力を委譲された国司による地方分権的な政治へと移行していきました。

また、中央の貴族や大寺社、地方の有力豪族による土地の開発が進み、開発された土地は「荘園」という呼び名の大規模私有地として発展していくことになります。

地方において、武官系の貴族や新たに土地を開発した領主が武装して荘園を自衛したことが、武士の起こりの一説にもなっています。


中央でははじめ、天皇とその親類(外戚)による政治が行われ、とくに奈良時代の成立から皇室と関わりの深い藤原氏が、代々天皇の摂政・関白(補佐官)として栄華を極めた時期の後、天皇の前代の天皇(上皇)による政治(院政)へと移り変わっていきました。

平安時代末期に、皇室・摂関家の内紛から起こった武力衝突に、武士が活躍したことから、平氏・源氏を始めとする武士の中央政界進出が実現し、やがて平清盛による日本初の武家政権が成立しました。

1185年(寿永4年・元暦2年)に壇ノ浦の戦いによって平氏をたおした源頼朝が、1192年(建久3年)に征夷大将軍として鎌倉に幕府を開き、平安時代は終焉となり、鎌倉時代へと移っていきました。

昔は、鎌倉時代の始まりは1192年でしたが、平氏をたおして権力を不動のものとした1185年がその始まりという説が有力となっています。


長い時代であったことで、平安時代の文化も時期によって移り変わっていきます。

はじめは中国の唐にならい、仏僧が唐に渡って仏教を持ち帰り、最澄が天台宗、空海が真言宗を開祖しました。

894年に遣唐使が廃止されると、それまで中国に倣っていた文化から、日本独自の文化へと深化していきました。

漢字から仮名が生まれ、古今和歌集などの和歌集がつくられたり、源氏物語、枕草子、土佐日記、伊勢物語など古典の大作が著されました。

建築においては、平等院鳳凰堂や中尊寺金色堂などが造られ、建物も貴族の邸宅が「寝殿造」と言う造りで建てられました。


京都市の画然とした都市構成も、平安京の構成をそのまま残すような形で作られており、長く続いた日本の古都の面影をうかがわせる様相となっています。

京都は高校時代の修学旅行で訪れたことはありますが、高校時は世界史の専攻だったため、日本史についての知識はあまり持っていませんでした。

今度京都を訪れるときは、一つテーマを決めておいて、じっくりと歴史をたどれるようなルートを選定したいと思います。


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