秋田県横手市増田町 千葉建築のブログ

秋田県の県南、横手市増田町の工務店、(有)千葉建築のブログです。
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菊花開く

2010-10-13 08:38:30 | こよみ
10月13日(旧暦9月6日 五黄 友引 丙申)


おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。

今朝は曇りながら日も差し、気持ちの良い朝となっています。

これから天候は崩れるようですので、雨対策をしっかり取っていきたいと思います。


今日から七十二候の「菊花開く」となります。

すでに菊の花の季節となっており、観賞用の菊も美しく咲いていますが、こちらでは食用菊も食卓に上がるようになりました。

食用菊は山形が産地として有名で、「もってのほか」の愛称を持つ延命菊がよく知られています。


菊自体は、1500程前の中国でつくられたものが観賞用として日本に渡ったもので、漢字の「菊」は、手に握り締めた米のような形をしている草というイメージで当てられました。

陰暦9月9日の重陽の節句も中国から伝わったことで、平安時代の貴族に好まれ、古今集などの和歌に詠われるようになりました。

ヨーロッパには18世紀に中国から伝わりましたが、本場中国よりも日本で改良された品種のものが人気となり、イギリスなどで園芸用の花として育てられています。


鎌倉時代の後鳥羽上皇がことのほかこの花を好まれ、紋印として持物につけられたそうです。

やがて菊の紋は天皇と皇室をあらわすものとされ、現在でも日本国発行のパスポートに用いられるなど、国章として特別な扱いがなされています。

菊紋を家紋にしている家もありますが、皇室との重複ははばかれており、多くの意匠を持つ紋ともなっています。

こういったことから、日本では桜とともに、菊が「国の花」と位置づけられています。


さて、一般的に知られていることとして「菊の花を見舞いに持っていってはいけない」という風習があります。

この理由としては、葬儀や墓参りなどに添えられる花であるから、病の人にとって縁起が悪いという説が有力です。

ヨーロッパのフランスやポーランドなどでは、白い菊を墓に供える習慣があり、これが中国や日本にも伝わったことで墓前にも供えられるようになったとされているようです。


菊は上記のように、日本の国花であるので、本来はめでたい席やかしこまった場などにも用いられます。

ただし見舞いの花としては、贈られる本人がよっぽど好きで無い限りは、贈るのを避けたほうがよいと思います。

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